<食育>春の新物をいただきました!

2023年4月8日

《春の新物をいただきます》
今回の和のサペレのお献立は

●北海道の畑から届いたじゃがいもで肉じゃが
●出汁香る和風ポテトサラダ
●春キャベツと特製ごまだれ
●初摘みわかめのお味噌汁
●朝採れほうれん草の胡麻和え
●羽釜ご飯

今回は、北海道の畑から届いたじゃがいも「キタカムイ」を主役にしました。
他にも春を迎え、様々な春の味「新物」に出会えるお献立にしました。

《どんな音?》
テーマは「聴覚」ということで今日は教室のドアや窓を閉めて、色んな音に耳を澄ませる空間にしました。窓やドアを1つずつ閉めていくとそれだけでも外の音が小さくなっていくのを感じることができます。
まずはじゃがいもの絵本を読んでから、いよいよ「キタカムイ」とご対面です。
段ボールの中にゴロゴロっと入ったじゃがいもをみて、子ども達は「はやく作ろう!」とお料理モードになっています。

じゃがいもが食べられる姿に変身するまでにも沢山の音に出会います。
洗う音は?
切る音は?
様々な場面で耳を澄ませていると、一つの動作の中でも音が違うことに気がつきました。
例えば、包丁がじゃがいもに入る瞬間は、皮がきれる「シャッ!」という音、最後まで切れたときにはまな板と包丁があたる「トンっ」という音がします。
「音が教えてくれるね」と子ども達も一生懸命お野菜からの合図を聞きながら作業を進めていきました。
音を聞こうとすると、自然と手元も丁寧になり、集中力もいつもより長く続くようです!

《新物は赤ちゃん》
春は「新物」が多くなる季節。歩いていてもイチョウや紫陽花に明るい緑の小さくやわらかな赤ちゃん葉っぱをみつけられるようになってきました。
同じように、畑では新芽が芽吹き、水温も温かくなってきた海では魚たちが産卵の準備に脂を蓄えふっくらしてきます。
新物は赤ちゃんと一緒で、触ってみると柔らかい感じがします。新物に加えて、春の山菜や旬の野菜が福岡・山口・新潟からたくさん届いたので八百屋さんのように広げてみました!
見ているだけでも食材の豊富さが心にも豊かさを与えてくれるような気がします。(もちろん全部大切にいただきますが)
今回使ったのは、新玉葱、初摘みわかめ、春きゃべつです。
切る音もいつもとは違う感じがするという子もいました。新玉葱は切っても涙が出ない!という発見も。
こんな風に同じ食材でも季節によって様子が違うのも四季を持つ日本の食文化の一つですね。

《盛り付けや食べ方も大切に》
色々なところで大切に育てられた食材には、私たちの手元にくるまでに沢山の方の気持ちが詰まっています。
出来たらすぐに食べてしまいたくなりますが、盛り付けは沢山の方への感謝をこめる大切な時間だと考えています。成分としての味は同じかもしれませんが、目で見て「美味しそう」であることは食事の時間をより楽しみにワクワクさせてくれます。
同じように食べ方も大切にしてほしいと思っています。
これまではお肉とご飯が大好きで食べるものに偏りがあった2歳の子がお野菜も全部ピカピカに完食。
はじめはこれまで同様お野菜は食べないと決めていたようですが、色々話したり、他のお友達が食べているのを見ているうちに自分も食べることに決めたようです。
子ども達の変化は突然やってきますから、今回の食事では伝わらなくても、次の食事のときには伝わるかもしれないと我々も楽しみに伝え続けよう!と改めて感じさせてくれた嬉しい出来事でした!

《アルバム》
2023.4.8の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒和のサペレ 「ホクホク肉じゃが御膳」 20230408
閲覧期限:2023年4月19日

磯邊季里 @ 2023年04月08日 10:28 コメント: (0)

0件のコメント





▲TOPへ戻る