<こひつじかい>田植え遠足

2016年6月16日

 6月5日(日)に田植え遠足に行きました。田園調布のお天気はすこし曇り空でしたが、朝から元気いっぱいな子ども達が集まってきました。
電車で海老名駅まで向かいます。電車の中で子ども達は去年の田植えの話や近くの公園の話をしてわくわくしていました。
海老名駅からはバスに乗り換えて、向かいます。お茶摘み遠足のときには予定のバスに乗れなかったお友達がいたことをみんなで思い出し、その反省を生かして、年長さんがリードしながらさっさとてきぱきとした行動で、バス停まで移動できました。バスで移動している時も子ども達はわくわくが収まらず、窓の外をみて「紫陽花が咲いてるよ!」、「たくさん植えたいな!」など思い思いに話していました。遠足恒例の縦割りチームでの活動で、移動中も小学生や年長さんのお兄さん、お姉さん達が小さな子達をひっぱっていきます。

水田に到着したらいよいよ田植えの時間!子ども達は水着になって準備万端です。田植えは稲を3、4本持って植えます。田植えの先生方と一緒に一生懸命植えています。「一斉のおせい!」と合図をかけ、まっすぐピンと張った糸のところに一列に苗を植えていきます。田んぼの中で足を運ぶのは、容易ではありません。子ども達の足はずぶりと埋まり、なかなか抜けません。バランスを取りながら、一生懸命にみんなに遅れないように頑張る姿は、キンダーの子どもだって、一人前です。自分の力で踏ん張る様子は、本当にけなげです。「踏ん張る!」という言葉がぴったりの光景でした。

年少さん達も泥だらけになりながら、たくさん植えていました。途中から雨が降ってきて寒いくらいの天候となってしまっても、みんな諦めずに田植えをします。先生が引っ張ってくれた線の前に、一人一人が一生懸命植えていきました。水田の水はクレソンが自然に生えるくらいきれいです。その分きれいに澄んでとても冷たいお水です。いつもなら、湧き水で体の土を落としますが、ぶるぶるしていたので、水道水でさあっときれいに流しタオルにくるまりました。

田植えを終えると、一生懸命に働いた子ども達はお腹がペコペコです。雨に打たれながらもみんなは公園を目指して歩きます。歩いていると、カエルの声が聞こえてきました。子ども達は大興奮!自然を感じることができました。
公園につき、みんなでお弁当です。お母様が作ってくださったお弁当をみんなでおいしくいただきます。お腹が空いていた子ども達の笑顔は、とてもきらきらしていて、あっという間に食べ終わり、お菓子タイムです。お菓子の交換をしたり、お絵描きをしますが、一生懸命に繰り返し繰り返しの作業をしたので、田んぼの様子もよく覚えて、丁寧に楽しい絵を描いています。頭の中にたくさんの事を焼き付けたからでしょう。

すると雨も止んで、太陽が出てきました。子ども達は大はしゃぎで公園を駆け巡ります。自然いっぱいの公園で虫や綺麗なお花を見つけ楽しんでいます。雨で滑るために転ぶ子がいたり、池にぽちゃん!

ハプニングも続出でしたが、子ども達は痛いのなんて、へっちゃらで遊んでいました。さすがです!綺麗なお水のところには、蛍が集まります。ちょうどこの時期、夜になるとこの公園の竹藪には蛍が飛び回っているそうです。

帰りも小学生を筆頭にグループになって年少さんやキンダーの子ども達をペアの子どもが連れて歩きます。「私達について来て!」と言わんばかりのかっこいい姿でした。年少さんやキンダーの子ども達にも小学生、年長さんの背中がたくましく大きく見えたと思います。

今年は生憎のお天気での田植えとなりましたが、お天気が回復してからは思いっきり遊ぶことができました。夏が近づいてきたことを知らせる田植え遠足。これから季節が廻り、草むしりをしたり、丁寧に育てていきます。

実り収穫する頃は秋、年長さん達にとっては大いに力を発揮するときとなります。今年も立派に実ったお米で「元気玉」をたくさん作り、子ども達の力になってほしいと願っています。
田植えの先生方には大変お世話になり、ありがとうございました!

磯邊季里 @ 2016年06月16日 10:12 コメント: (0)

0件のコメント





▲TOPへ戻る