<バンコク>リトミック&パターンブロッククラス

2016年6月6日

 5月24日(火)藤城先生主宰の音の森教室にて、キンダーのリトミックとパターンブロックのコラボレッスンをしました。今年の2月に続いて2回目の開催となった今回の様子を、実際に参加されたお母様のお話を中心にご報告いたします。
 お子さんは引っ込み思案で、前回このクラスに参加されたときはずっとお母様の手を離さず、お道具を取りに行ったり返しに行ったりするときもすべてお母様と一緒で、終始不安そうな表情だったため、お母様はお子さんが今回のクラスにどのように参加できるのか不安で、どきどきしていたそうです。けれどもお子さんはお稽古の場所を覚えていたようで、前回よりもずっとほぐれた表情で場の雰囲気を楽しむことができました。今回はお道具も一人で取りに行きます!普段は慣れない場所ではめったに笑顔を見せない慎重なお子さんが、参加2回目にして、はにかみながらも笑顔を見せていたことを、お母様はとても喜んでいらっしゃいました。
 お稽古は前回同様、ピアノの音色に合わせたお歌、紙芝居、シールや風船を使った工作など、ご挨拶や礼儀を重んじながらも、子どもの創造性を刺激する楽しい工夫と仕掛けがたくさんありました。小さいお子さんばかりにも関わらず、カリキュラムに引き込まれるようにして、みんなが集中して取り組んでいる、その場の一体感があったと思います。
 パターンブロックを使った手遊びの時間には、普段からパターンブロックに親しんでいるお子さんは、ブロックを自分で組み合わせて新しい形を作リ出し、お魚などを表現していました。


 前回のことを振り返り、初めて参加した場で、その時はうまく楽しめていない様子でも、「まだ早かったのかな」「次もダメかな」など、親が先に諦めかかって億劫になってしまうのではなく、一歩一歩を重ねていくことで、少しずつでも子どもの表情や振る舞いはちゃんと変化し、嬉しい瞬間に立ち会えるのだと思われたそうです。お母様が思う以上に、お子さんはその場その場でしっかり何かを吸収して帰っていることがわかったと、嬉しそうにお話しくださいました。
 前回同様今回も、普段からリトミック教室に通われているお子さんは、ご挨拶がきちんとできてとてもお行儀が良い印象でした。お話しくださったお母様のお子さんは大好きなお歌もご挨拶も、お口をモゴモゴさせるもののなかなか声にはならなかったそうですが、そのもどかしさをお子さん自身が感じていて、次回はこの部分での変化が見られることを期待しつつ、また親子で参加することを楽しみにしているとのことです。
 バンコクでのお稽古を頻繁にすることはできませんが、今回お話を伺ったように、小さなお子さんの「出来なかったことが出来るようになった」喜びや感動を、親子で一緒に感じていただく機会を設けることができ、とても良かったと思っています。これからも一つ一つ丁寧に進めて参りたいと思います。
 最後になりますが、タイ在住の皆さま、藤城先生に様々なご協力をいただいたことに感謝申しあげます。

磯邊季里 @ 2016年06月06日 11:11 コメント: (0)

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