<こひつじかい>たけのこ掘り遠足

2018年4月19日

今日はたけのこ掘り遠足です。
14日の夜から15日の朝にかけては悪天候が予報されており、お天気は大荒れのまま当日の朝を迎えました。朝8時、田園調布の駅に、雨風と格闘しながら子どもたちが続々と集合してきます。湿度が高く蒸し暑いので、厚着をしてきた子どもたちはお見送りのご家族に上着を預け、レインコートもリュックにしまいます。お母さん、お父さんにお別れのハグをしたら、いよいよ電車に乗って出発です。

今回たけのこを採らせていただく竹林のある農園までは、電車やバスを乗り継ぎ向かいます。人の多い構内ではぐれないようペアでしっかりと手をつなぎ先生についていきます。航空公園駅での電車からバスの乗り換えも無事にクリアし、最寄りのバス停に到着しました。バスを降りてみると、雨はすっかり止んでお日様が顔を覗かせていました。これなら無事にたけのこ掘りが出来そうです!ここからは約1kmの距離を歩いて農園を目指します。
年長さんたちが途中でお店屋さんのいない八百屋さんを見つけました。この春、お稽古でたくさんのお野菜を描いたり、作ったりしていたので新鮮で色鮮やかなお野菜に自然と吸い寄せられたのでしょうか。どうやったらこのお野菜を買えるのか、お店の中をよく見渡すとお金を入れる場所を見つけました。「本当にここに入れれば、買えるの?」と半信半疑の様子でしたが、せっかくなのでみんな自分の好きなお野菜を一つずつ選んでお買い物をしてみました。
雨でぬかるんだあぜ道を、水たまりを避けたりわざとそっと足を踏み入れてみたりしながらてくてく歩いて行くと、農園が見えてきました。一面が細い葉っぱの畑を見つけて「玉ねぎ!」と大当たり。さすがに図鑑を見たり、絵をかいたりした成果です。少し進むとねぎ
ぼうずを発見。「チューリップみたい!」と思いもかけない発見でした。

農園では、りさパパがみんなの到着を待っていました。まずは、竹林でのお約束を習います。土の下には、農園のおじさんが大事に育てているたけのこの赤ちゃんがいるので、竹林では決して走らないこと。ちいさなたけのこも踏まないように、足元をよくみてそっと歩くこと。お約束をしっかり覚えたら、シャベルや軍手を持ってさっそく竹林へと足を踏み入れます。
竹林では、まず農園のおじさんが美味しいたけのこの見つけ方や、たけのこの掘りかたを教えてくださいます。たけのこのまわりの土を掘っていって、硬い根っこは道具を使って取り除きます。一番最後にたけのこを根っこから切り離すのに使う道具の名前は「べっち」というのだとおじさんから教わり、それは磯邊先生のあだ名と同じなので子どもたちはすぐに覚えることができました。また、たけのこの赤ちゃんは、竹のねっこのそれぞれの節から左右交互に生えてくるのだと教わり、実際にたけのこの赤ちゃんがついている根っこを見せていただきました。

いよいよ班ごとにわかれ、たけのこ掘り開始です!班のみんなで一つのたけのこを決め、協力して掘っていきます。少なくとも班の人数分は掘らないといけないので、力の要るところは班のお兄さんお姉さんや農園のおじさんに手伝ってもらいながら、どんどんたけのこを掘っていきます。慣れてくると、小学生や年長さんは自分一人でたけのこを掘れるようになり、3つも4つも掘っていました。
たけのこを掘っていると、ミミズやカブトムシの幼虫など土に潜んでいる様々な生きものに出会います。なんの幼虫かわからないものはおじさんに教えていただいたりして、たけのこの他にも新たな学びがありました。

たけのこを掘りおえたら、手を洗ってお弁当の時間です。一生懸命たけのこを掘ったので、お腹はぺこぺこ。みんな元気にお弁当をほおばります。今日は、お弁当に加えお味噌汁とたけのこの煮物もいただきました。配られた分をあっという間に食べ終わり、おかわりをする子が続出しました。
ごちそうさまをして、次はお絵かきをします。竹林やたけのこ、たけのこを掘っている自分と班の仲間の絵を描いたり、それぞれ自由に今日の思い出を絵にしました。

お絵かきがおわったら農園の方々にごあいさつをして、農園を出発します。乗りたいバスの時間が決まっているので、小学生を先頭にはやあしでバス停へと向かいます。すっかり晴れたお天気のおかげで、道はずいぶん乾いて歩きやすくなっていました。3歳、4歳の小さな子どもたちも、弱音を吐かずしっかりと自分の足で歩ききり、予定のバスに乗ることができました。
航空公園駅では、芝生の上で自由に遊びます。鬼ごっこをしたり、小学校での体操を先輩のお姉さんに習ったり、速い走り方をお兄さんに習ったりする子もいました。思う存分身体を動かし汗をかいたら、おやつを食べます。今日は暑いので、アイスもいただきました!

帰りの電車は混んでいるので、車内ではぐれたり邪魔にならないよう気を付けながら無事に田園調布駅に到着することができました。
駅でしおりと、たけのこを美味しく料理するレシピをいただいて、解散です。今回の遠足では、たけのこを掘るという日常生活ではなかなかできない体験を通し、多くの学びがありました。自分で汗をかいて採ったたけのこは、きっと美味しく感じることでしょう。

磯邊季里 @ 2018年04月19日 18:21 コメント: (0)

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