<こひつじかい>無人島遠足

2018年7月20日

夏休みが始まったばかりの7月19日、品川駅に子ども達が集まりました。
平日朝の品川駅は、通勤の方々で大混雑です。改札を通ってから電車に乗るまでが第一関門です。
途中ではぐれないように二人組のペアを作り、前のお友達にしっかりついて歩きます。

無事に予定通りの電車に乗り込み、約1時間の電車の旅の始まりです。
電車が進むにつれて、車窓からの景色からビル群がなくなっていき、夏休みのお出かけ気分も高まってきます。
横須賀中央駅に到着するとそこから一気にフェリーの待つ三笠桟橋へ歩き始めます。
快調な出だしでしたが、子ども達は地面との距離が近い分、大人が感じている以上の暑さなのでしょう。相変わらずの厳しい日差しであっという間に全員汗だくになってしまいます。それでも海が見えてくると、子ども達の表情がパッと明るくなり、桟橋への一本道を駆けていきました。

フェリーではもちろん上のデッキに昇り、潮の香りや風を感じながらだんだん近づいてくる猿島にワクワクが膨らみます。

猿島に到着してまず感じたのは、「ちょっと涼しい?」ということです。
やはり海に囲まれ、自然が溢れる無人島は子ども達にとっても体感気温が随分違ったようです。
「早く海に入りたい!」ということで、お弁当の入ったリュックを屋内に避難させると一目散に海へ。
小学生を筆頭にライフセーバーのお兄さんが「そこまでにしてね!」というギリギリまで泳いだり、もぐったり、
大きなクラゲを捕まえたりと大はしゃぎです。
中には、あまり海に遊びに行ったことがないという子もいて、最初は慎重に足だけ、、と遊んでいましたが
みんなの楽しそうな様子をみたり、思いがけない波で濡れたりしているうちに慣れて、途中からは誰よりも楽しそうに海に入っていました。砂浜で貝がら探しやお城とダムづくりなども始まり、夢中で午前中いっぱい海水浴を楽しみました!

お弁当の間は、屋内でしばし火照った体を休めます。
これだけの暑さなので、こまめな水分補給は欠かせません。今回はフェリーに乗り込む前に20リットル以上の飲み物を調達し運び込みました。

ウッドデッキで砂浜やフェリーを眺めながら、お絵描きタイム。みんなで楽しく遊んだ様子がわかる活き活きとした絵が描けました。絵を描いている途中で、今日まで幼稚園があった年長さんがフェリーに乗って到着したのでみんなでお出迎えしました。

全員集合したので、無人島探検に出かけます。木々が生い茂る中に入っていくと分かれ道や薄暗いトンネル、階段など色々な道が出てきます。みんなでどちらの道に進むか相談しながら鳥や虫たちの鳴き声がこだまする島全体をめぐっていきました。探検から戻ると、「もう一回海に行きたい!」というリクエストで再び海へ。
大学生のお兄さんお姉さん、先生は濡らしてはいけないなんていうルールはないので、私たちにも容赦なく水しぶきが飛んできます。最後には大人も子どももすっかり海に入って思う存分遊びました。

フェリー出港まであと30分!というところで切り上げて、急いで帰り支度に取り掛かります。
小学生、年長さんはさすがの準備のはやさで、全員の水筒チェックまでお手伝いしてくれました。

猿島に残っている人たちに大きく手を振り、三笠桟橋へと戻ります。
戦艦みかさがどーんと構える横で、最後のひと遊び。鬼ごっこやアスレチック、雲梯など公園中を走り回りました。
勢いそのままに駅までもノンストップで到着、ちょこっとおやつタイムで電車を待ちます。

帰りの電車で席に座ると、年少さん年中さんは、体力の限り遊びつくした様子でぐっすり。
それでも品川駅の前には全員ちゃんとすっきりと目覚めて、お父様お母様のもとへ。

暑さで、屋外での活動を心配する声も多々ありますが、
せっかくの夏休み、もちろん入念な準備はしたうえで、子ども達には思いっきり遊んで沢山成長してほしいと感じる一日でした。

磯邊季里 @ 2018年07月20日 08:45 コメント: (0)

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