<こひつじかい>田植え遠足

2019年6月11日

空には厚い雲がかかって心配なお天気です。子どもたちはそんな天気とは反対に朝から元気いっぱいの様子で田園調布駅に集合です。今日は田植え遠足です。帽子をかぶり、服の下には水着を着て準備万端な様子。

お父様、お母様にいってきますのハグをし、電車にのりこみます。途中、電車の乗り換えの横浜駅では、距離がある上に混雑していましたが、ペアと離れずにスムーズに移動ができました。

東横線、相鉄線、そしてバスと長時間の移動ですが、子どもたちはもう慣れっこです。車内ではワクワクする気持ちを持ちつつも、マナーを守って乗車できます。そんなこどもたちの行いをお天道さまが見ていてくれたのか、田植えの時間に雨は降らずに済みました。

そうして田んぼに着くと、田んぼに入る準備をしていざ田植えの時間です。お茶摘み遠足でもお世話になった松本さんにご挨拶をして、スタッフの方々の指導のもと、苗を植えていきます。利き手と逆の手に苗の束を持ち、利き手で3本ほど取って植えます。このとき、苗を地面にまっすぐと刺し、寝かせないようにします。

田んぼの中は泥で歩きづらいですが、転ばないように慎重に歩いていきます。みんなで横一列に並び、スタッフの方が工夫してくださったロープそって苗を植えます。最初はまっすぐ垂直に植えるのが難しかったのですが、だんだんと慣れていくと、縦と横の列を見比べてズレないように綺麗に植えることができました。ひんやりとしてぐじょぐじょした田んぼ特有の感触を最初は嫌がっていた子も、最後のほうには自分の手で植えることができました。泥遊びをし始めてしまう子はおらず、真剣に作業をする子どもたちを見守るかのように、近くに鴨が飛んで来たりもしました。

田植えを終えた後の汚れ具合は、同じ時間泥の中にいたとは思えないほどその子その子で違いがでます。泥に足をとられて尻もちをついた子、泥風呂に入ったかのように上半身まで泥だらけの子、その一方で、ひざ下と手しか汚れずという子もいました。
田んぼから上がり、近くの沢で汚れを落とします。どんどんあふれ出てくる湧き水は、全員がジャブジャブ洗った泥水をあっという間にきれいな水へと変えていくので、洗濯大会になりました。

着替えてさっぱりしたらお弁当の時間。雨にそなえて屋根の下でいただきました。誰よりも早く食べ終えたのは年少さん達でした。忘れないうちに田植えをしたときの絵をしおりに描いていきます。田植えの仕方をしっかり聞いて、一生懸命取り組んだからか、絵を描くときもちゃんと3本ずつ描いていたり、お隣の子の服装を思い出しながら描いている子がいました。

描き終えると「雨が降る前に遊ばなきゃ!」と急いで公園へ走り出します。
雨上がりの公園はもちろん貸し切り状態で、思う存分遊びつくします。中には田植えの時よりも洋服が泥だらけになっている子もいました。
あと5分と声をかけようとしたところで、空からポツポツ。急にザーッと振り出しそうな雰囲気にみんな大急ぎで荷物のところに戻りました。
子ども達の素早い行動のおかげで、雨に降られることなくバスに乗り込むことが出来ました。

帰りの移動中も、全員がご機嫌で「疲れた」などの弱音は一言も聞かれませんでした。
体が小さくてもやりたい気持ちがあれば、強く逞しく、そして楽しく過ごすことが出来るのだなと改めて感じる一日でした。
稲が立派に育ち、美味しいお米を収穫できるのが今から楽しみです。

磯邊季里 @ 2019年06月11日 21:23 コメント: (0)

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