<こひつじかい>斑尾CAMP 第3日

2019年8月8日

斑尾キャンプ3日目。東京は雨続きのようですが、こちらはすっきりとした朝を迎えました。
リズムの良い暮らし
キャンプ中は、起きている間は頭も体もフル回転で遊びつくします。そのため、大人も子どももあっという間に眠りにつきます。
良い睡眠がとれているからか、朝の目覚めはすっきりです。体も慣れてくる3日目、広間で準備をしていると次々に「おはよう」と子ども達が起きてきました。
気づけば、起こしに行く前に全員揃い、ランニングや朝のお散歩に出かけたり、お絵描きをしたりとそれぞれが充実の朝時間を過ごします。

葉っぱ先生直伝!虫よけスプレー
虫除けスプレーは、本来ならハーブを1-3週間エタノールに漬けておくことで、より力を発揮できるのですが、今回は即席スプレーです。
皆で草むらの中から、虫が嫌がるハーブを見つけ、エタノール、精製水、効果を良くするためにハーブのエッセンシャルオイルを加えました。
いつも遊んでいるコロボックルの森にはどんなハーブがあるのか、まずは材料を見つけるところから虫よけづくりスタートです。
HくんとMくんが朝の散歩でヨモギを見つけてくれたので、ヨモギの特徴的な色や形、匂いをヒントに皆で一生懸命五感を駆使して探しました。他にもミントやドクダミなどが効果的です。子どもたちの嗅覚はとても繊細で、大人が気がつくこともない香りをたくさん教えてくれ、とても豊かな時間になりました。
自らの手で野草やハーブを見つけることは、今全国で行われている環境教育や食育の根っこの部分に繋がります。校庭や道端に生えている植物に興味を持つこと、見分ける自信を持つことが、やがては自分の生活圏だけでなく地球規模の生態系を配慮する意識と繋がっていきます。

お楽しみ遠足
全員でおそろいのTシャツに着替えて、楽しみにしていた遠足へ出発です。
到着したのは、広い芝生が広がるケヤキの森公園。公園内に川が流れていて、ここでも川遊びは子ども達に大人気です。
最初は川の流れや水の冷たさを躊躇する子どもたちも、一度楽しいと分かると自ら水をかき分けて進みます。
途中でカエルを見つけて、生き物探しに夢中になる子や上流を目指してぐんぐん進む子など同じ空間でも遊び方は色々です。
遊んでいるうちに、石の形の違いに気づき、足が滑りやすい石の上もうまくバランスを取れるようになってきました。
途中には滝があったり、流れが穏やかでプールのようになっているところがあったりとコロコロ変わる川の景色の変化も面白がっていました。
遊んでいる間に、ホテルの方が特設屋外レストランをご用意くださいました。ブッフェスタイルなので、好きなものをお皿に盛ったら好きな場所を見つけて、美味しくいただきました。その後も芝生を裸足で走り回ったり、寝っ転がってみたり、水分補給にスイカをほお張ったりと贅沢なひと時を過ごしました。

《お仕事紹介②》
◎生き物のお世話係
お稽古場で育てているカブトムシとオオクワガタをいつも熱心に観察している昆虫好きの2人にお願いしました。
毎朝のゼリー交換だけでなく、コロボックルの森に出かけるときの必需品、虫取り網とカゴの管理も彼らのお仕事です。
おかげで使いっぱなし、置きっぱなしがなく、だれが使っても毎日最後にはきれいに片づけられるようになりました。
誰かが何か昆虫を見つけると「こんなのがいたよ」「これはコクワガタのメスだね」といった会話が繰り広げられるようになりました。

◎交通整理係
ホテル内には、他にも沢山の宿泊客の方々がいらっしゃいます。
自分たちだけの空間ではないので、マナーはしっかり守らなければなりません。
温泉、レストランなどへの移動の時には、きちんと並んで交通整理係が先導します。
みんなが出入りしたあと、Eくんが率先して靴をきれいに並べてくれました。
うわばき、運動靴、サンダルをきれいに並んでいるのは、目にするたびにとても気持ちが良かったです。

磯邊季里 @ 2019年08月08日 18:54 コメント: (0)

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