<こひつじかい>斑尾CAMP 第2日

2019年8月4日

斑尾キャンプ2日目。
まだ明けきらない朝、斑尾高原は雲に覆われていました。

早朝ランニング&朝の体操
朝6時から、年長さんを中心として、「走りたい」という子どもたちでランニングに行きます。
坂道を下りきってから上って戻ってくる、4キロ弱のコースです。
集まった子どもたちはまだまだ眠そうですが、折り返し地点までは下り坂が続くのでまだ心持ちは軽い様子です。
山道は自然に囲まれ、少し先は霧があたりを浸しています。涼しいので走りやすかったです。
折り返し地点から戻りはずっと上り坂なのできつかったとは思いますが、へっちゃら!と先頭を行く子から泣きながらも何とか走る子まで、全体的にペースもよく頑張っていました。

ランニングのゴール地点は朝の体操をする場所です。ここでランニング組はみんなと合流し、さっそく鬼ごっこが始まります。
鬼ごっこをして体を温めたら、縄跳び、ラダーに続きます。ラダーでは、1マスに1歩ずつ進むのか2歩ずつ進むのかというところでスムーズにいかない子が多くいました。
すばしっこさは、子ども達の得意分野。慣れてくると、自分たちで思いついた動きを遊び感覚でやり始め、気づけば大人に勝るスピードになっていきます。
そのあとはフープやコーンを一直線上に並べて、ダッシュ、グージャンプやスキップなど基本的な運動動作を組み合わせて競争します。

澄んだ空気を体のすみずみまでいっぱい取り込んで、心も体もすっきり。気持ちの良い1日のスタートです。

手作りランチ
朝食を終えて、ひと遊びした後は、チームに分かれてランチ作りです。
まずはパンをつくります。ボウルに材料を入れ、木べらで混ぜていきます。材料を入れるときは、ボウルからこぼしてしまわないようにと慎重に行っていました。
まんべんなく混ざったら、ぬるま湯を足して手で混ぜていきます。生地を丸くまとめ、一度寝かせます。
子どもたちは手で生地を混ぜる作業で生地の独特な感触を楽しんでいました。
生地を寝かせる間に、ポテトサラダ作りを進めます。
お食事係さんがきれいに泥を落としてくれたじゃがいもの皮を剥いてつぶします。
竹内さんが大切に育てた立派なじゃがいもは、簡単にはつぶれず、一苦労でした。
具を入れ、味付けをし、出来上がりです。

寝かせたパンは生地を見てみると、倍ほどの大きさになっていたので、子どもたちは驚いていました。人数分に分け、チーズやレーズンをトッピングしていきます。中に練りこんだり、上に乗せたり、焼きあがった時に自分のパンがどれかわかるように工夫している子もいました。
また寝かせ、焼きあがるのを待つ間はすかさずコロボックルの森に探検に出かけます。

ついに焼きあがったパンは白くてもちもちふわふわ。「うわぁ~」と声が出ていました。
焼きたてのパン、ポテトサラダ、スープ、自分たちで作ったごはんで、お友達とピクニックランチです!
ポテトサラダはチームごとに具の量や味付けが違うので、おかわりがてら食べ比べもしました。
昨日古民家でいただいた白飯でにぎったおにぎり、ダッヂオーブンで作ったじゃがいもとベーコンのチーズ焼きもおいしくいただきました。

水遊び&すいかわり
水着に着替えると、待っていましたとばかりにお日さまが顔を出してくれました。プールで水を掛け合ったり、水鉄砲で追いかけっこをしたり、大はしゃぎでした。
水遊びをする傍らでボディペインティングも楽しみました。名前を書いたり、夏の風物詩を描いたり、背中に好きな虫をかいてもらったり、顔や髪お互い色を付けあってカラフルに仕上がっていました。

すいかわりでは、2チームで対戦をしました。目隠しをする子に「ひだり!あ、みぎみぎ!」「進んで!」「もうちょっとそっち!」と必死に声をかけ、応援をし、大盛り上がりでした。うまく伝わらずもどかしい場面が多くあり、惜しい当たりが多かったですが、見事にヒットしてひびが入った子もいました!

《お仕事紹介①》
キャンプ中、子ども達がそれぞれ任されているお仕事を紹介します。
◎郵便屋さん
ハガキを書きたいお客さんが郵便局を訪ねてきます。ハガキ、切手の枚数を確認しながら「素敵に書いてね!」と手渡します。
時間があると、素早く帽子をかぶり、カバンを片手にフロントにある本局へ。
「無事に届けてください」とポストに投函されていたハガキを渡すとともに
「新しくお手紙は届いていますか?」と郵便を受け取り、それぞれのお届け先へ責任をもって届けます。
一番の働き者は、最年少2歳のSくん。「ゆうびんやさーん!」と声がかかると誰よりも大きな声で「はーい!!」と自分のお仕事に精を出していました。

◎クリーニング屋さん
エプロンを使い終わった後、お風呂から出た後など、子ども達が着替えるときにはクリーニング屋さんが大忙しです。
子ども達は、キャンプ中沢山遊んで泥だらけになった洋服を、洗ってくれるお母様に「宜しくお願いします」の気持ちを込めて
洗濯袋に入れるときにはたたんでいれます。たためたと思ったら、クリーニング屋さんにOKをもらってからしまうルール。
クリーニング屋さんは、たたむのが得意で、その仕上がりは大人顔負けなので、チェックの目も中々厳しく何度もやり直している姿もちらほら。
そのほか、必要に応じて洗濯をしたものもきれいにみんなのもとへ届けてくれました。

2日目の終わり
夜ご飯はバーベキューです。
いっぱい体を動かしたので、もりもり食べていました。
見上げる空中に飛ぶ虫を見て、照明に照らされる蛾と蛍を見間違えて「あ、ほたるだ!」「ちがうよ、ガだよ!」というやり取りにはみんなで大笑いでした。

子どもたちの夏の思い出が、今日を終えてまたカラフルに色づいたことでしょう。

磯邊季里 @ 2019年08月04日 05:26 コメント: (0)

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