<こひつじかい>味噌作り2020

2020年12月15日

《2年目の味噌作り》
こひつじかいでは今週、各クラスで味噌作りをしています。
2年目の味噌作りのため昨年やった子たちは覚えていて、寒くなり始めると「そろそろ味噌作りする?」と聞いてくる子もおり、待ちに待った味噌作りを迎えました。

日頃から食育に参加している子どもたちは料理に関する語彙力が増え、作業の効率も上がり、観察力も抜群です。
圧力鍋に興味津々で聞こえてくる音を自分の言葉で表現してみたり、茹でた大豆の大きさや柔らかさの変化に気付いたりと五感を最大限使って楽しみました。

途中、茹でてペースト状になった大豆と麹と塩を混ぜ合わせる際には、深いボウルに手を突っ込み混ぜてこね合わせることに苦戦している姿も見られました。
しかし全身を使って体重移動をしながらこねることができ、手触りの変化や香り、重さの変化やまとまり具合などを自分の目や鼻、手を使って発見することもできました。

そして何よりも、この1年での子どもたちの成長が顕著に見られました。
昨年はとても小さくて全然調理の作業が進まなかった子や食材をこぼしてしまっていた子らが、1年を経て全く違う一皮剥けた姿を見ることができました。
昨年味噌作りの際に歌っていた味噌作りの歌を覚えていて、歌いながら味噌作りの工程をこなしていく様子は、とてもスムーズかつ丁寧でした。
さらに味噌を団子状にまとめることもままならなかった昨年と比べ、今年は全員が綺麗な団子に味噌をまとめることができました。

たかが団子にするという作業であっても、子どもたちにとっては大変なことです。
昨年の味噌作りの経験を糧にした今年の味噌作りは子どもたちも大人に負けじと主体的に動くことができました。

単なる味噌作りではありますが、1年に1回することで短期間での子どもの大きな成長を感じることができるので、来年の味噌作りも今から楽しみです。

磯邊季里 @ 2020年12月15日 15:01 コメント: (0)

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