<こひつじかい>食育~BOOK TO EAT~に参加して

2021年5月31日

「食育」に取り組み始めて以来、参加する子ども達がどんどん食べることが好きになってきています。
今回は、コロナ禍になって以来、ご自宅から子ども達の学びを支えてくださっているO先生にもオンラインでご参加いただきました。
先生からのレポートをご紹介します。

《食育~BOOK to EAT~に参加して》

5月28日、緊急事態宣言が延長か?の中、食育~BOOK TO EAT~にオンラインで参加させていただきました。

最初に、何よりも驚いたのは 一年ぶりに画面越しに会えた子ども達の成長ぶり。
力を持て余してかたくなだった様子が一変、今や落ち着いて自信あふれる表情になり、小さい子の面倒まで見ている。
日々の積み重ねで これほどまでに変わるとは!
感動冷めやらぬ中、しばし彼らの様子を目で追ってしまった。

さて、本題に戻って、私が今回、食育~BOOK TO EAT~に参加して感じた3つの出来事にしばしお付き合いください。

まず1つ目。
エリック・カールさんから届いたエール

絵本の時間が始まりました。
子ども達は、絵本の世界に引き込まれ、各自がイメージを膨らませ、感性を養っています。 

今日は、「しろくまちゃんのほっとけーき」と「ホットケーキできあがり!」の2冊。
しろくまちゃんのほっとけーきは誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。シンプルさが、より子ども達の興味や好奇心を刺激する、日本で約50年にわたり愛され続けている1冊です。
次に読んだ「ホットケーキできあがり!」は、世界中で愛されている「はらぺこあおむし」のエリック・カールさんが作った絵本です。春休みに牧場で牛を間近に見たり、こひつじかい広尾農園で様々な野菜作りを通して、スーパーで買うよりも前の過程があることを理解してきた今、主人公のジャックが材料を1つずつ揃えていく姿に自分たちとの共通点を見つけて、わくわくが止まらない様子。

偶然にも同じ日に、エリックさんが91歳で亡くなられたニュースを聞き、驚くと同時に、エリックさんから「世界観を引き継いでね!」とエールをいただいたような気がしました。

たくさんのごちそうは、しろくまちゃん、宇宙船、手など色々な形のホットケーキ、玉葱のポタージュ、グリルチキン~自家製バジルソース添え~、自家製サラダ、チョコレートムース~植木鉢風~、、、あえて名前をつければレストランのおしゃれなメニューのように聞こえますが、子ども達が一所懸命作った素敵な家庭料理の数々になりました。
とにかく みんな 食べる!食べる! むしゃむしゃひたすら食べる!
おかわりコールの連続。
そんな子ども達の様子は、まるで、「はらぺこあおむし」のあおむし君みたいでした。

次に2つ目。
宮城と広尾の子ども達
  
食育が始まる少し前に、テレビでNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」が流れていました。
これは、気仙沼を舞台にした主人公モネの成長物語で、この日は林業を学びに来た小学生の体験学習が描かれていました。

その様子は まるで宮城と広尾がリンクしたかのよう。

森の木に触れ合う宮城の子と都市農場屋上ファームで栽培する広尾の子。 
地場の野菜を食べる宮城の子と自家菜園の昼食を食べる広尾の子。
まさに宮城と広尾のシンクロ状態です。

毎年4月に東北へ旅をしていたこひつじかいの子ども達。
コロナで行けずにいましたが、空の下でやっと繋がりましたね。

都会だから自然と触れ合えない、と思いがちですが、身近なところから、できることを試してみようと実践したこひつじかい。
なんとお教室の真上に 都市農場屋上ファームを作って、今や沢山のお野菜を収穫できるようになったのです。工夫と知恵の玉手箱そのもの。

そして3つ目。
清々しい笑顔
その日の夜のテレビに映ったエンジェルスの大谷選手のホームランの笑顔。
どこかでみたような?
そうだ!子ども達の清々しい笑顔と同じです。
楽しい時、達成感を感じた時に湧き出るオーラって、みんな一緒だと納得。
元気な笑顔だけで、まわりもこんなに幸せになれるのだと、当たり前のことに気が付きました。

最後に、 磯邊先生から伺った印象に残った言葉を皆様にもお伝えします。
「真剣に取り組む子ども達に、大人も真剣勝負で挑まないと!」

原点はここなのだと、エネルギーをいただきました。

磯邊季里 @ 2021年05月31日 11:47 コメント: (0)

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