【五感磨きキャンプ】斑尾キャンプ5日目

2023年7月30日 / 未分類

斑尾キャンプ最終日の朝、体操の時間よりも早く目を覚ました子どもたちは元気にゲレンデを駆け回り、1日が始まります。

《みんなの行きたい所へひとっ飛び!》
昨晩の花火の絵を描いたら、最後にみんなの行きたい所へ運んでくれるオリジナル飛行機を描いていきます。このキャンプを共にしたお友達を乗せる子もいれば、家族や世界中の多国籍のお客さんを乗せたり、とても賑やかな機内です。そして、機体も仕上げます。行きたい国の国旗に使われている色を使う子もいれば、自分の好きな虫を描いている子もいます。よっぽどオニヤンマを捕まえられたことが嬉しかったのでしょう。オニヤンマの絵も描いて、一緒に世界に向けて出発です!描いた絵を扉に貼って完成です。この扉を開けば、それぞれ行きたい所へとんで行けそうですね!
 そして、壁一面にみんなの作品を貼ると、描いている絵のテーマは同じでもそれぞれ見たこと、体験したことが絵になっており、みんなの思い出の詰まった壁になりました。

《最後の最後まで遊び尽くす》
絵を描き終えた子どもたちは、残りの時間全力で遊び尽くします。長く伸ばした虫取り網も上手に使いこなせるようになりました。「あそこにいるよ!」と誰かが声をかけると、素早く動くオニヤンマや蝶、殿様バッタと追いかけっこをし、汗を流しながら残りの時間を楽しみました。そして、最後は今まで一緒に過ごした生き物たちを「また今度!」と言いながら自然に返し、お別れしました。

《5日間の締めくくり》
いよいよ出発の時間です。最後は終了証書をいただきます。自分の描いた絵の前に立ち、順番を待ちます。修了証書を読み上げられる時は、それぞれ5日間を振り返っていたのでしょう。自信に溢れ、逞しく、そして嬉しそうな表情の子もいれば、キャンプを思い出し感極まって涙する子もいました。
 毎日美味しいお食事を用意してくださり、パン作りやBBQの準備、そしてこのキャンプを支えてくださった斑尾高原ホテルの方にもお礼をしてお別れです。ホテルが見えなくなるまで、ずっと手を振ってお見送りをしてくださいました。その姿を見て、子ども達もホテルが見えなくなるまで大きな声で「ありがとうございました!」と言い続けていました。妙高に向かうお友達も駅までお見送りをしてくれて、無事東京に到着することが出来ました。

《子どもたちから学ぶこと》
お天気にも恵まれ、また、怪我や体調を崩すこともなく、毎日大自然の中を駆け巡り、堪能することが出来ました。5日間のキャンプを通して、一緒に遊ぶ中で子ども達から学ぶことが多くありました。子どもには大変なのでは?と思うことも、子どもは全く異なる視点から体験しており、楽しさを見出していました。また、想像を膨らませることも得意で、一つ一つの「なんでだろう?」に対して話し合う子ども達の様子は、正解不正解に関係なく、想像を膨らませており、大人には考えられないものでした。そして、大人が子どもに教えるよりも、子どもたちの中で学ぶ方がより、刺激的で、意欲につながるのだと実感する機会となりました。子ども自身が「すごいな」「上手だな」と思い、年齢関係なく友だちの行っていることを観察し、真似ることで、「やってみたい!」を成し遂げられたことが幾つもありました。
 このキャンプを通して、沢山ご飯を食べること、朝早くから寝る直前まで体を動かし、遊び続けること、みんなで料理をすること、沢山絵を描くこと、等あげたら尽きませんが、一人ひとりに”はじめて”の体験がいくつもあったと思います。お家の方にも沢山お話して伝えてください!

《アルバム》
2023.7.27の写真はこちらです。ぜひキャンプの様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒K&R斑尾キャンプ5日目 20230728
閲覧期限:2023年8月5日

【五感磨きキャンプ】斑尾キャンプ4日目

2023年7月28日 / 未分類

《充実の朝時間》
昨日は、綺麗な朝焼けの中での体操から一日がスタートしました。
大人も子どもも一緒になって新鮮な空気を沢山体に取り入れながらラジオ体操・縄跳び対決・サーキット。鬼ごっこなどで汗を流しました。
体操が終わると「お腹が空いた~」と朝食に向かいます。
窓の外に見える斑尾山を見ながら、「ジグザグ道のぼったね」など会話が弾みます。大人でも険しい道のりだったのですが、子ども達は「今日もまた斑尾山登りに行く?」と自然のアスレチックのような山登りが気に入ったようです。周りから見ると大変そうなことも、気持ち一つで楽しいことに変えてしまう子ども達。逞しさを感じました。

《体験を表現する》
午前中はこれまでに少しずつ進めていた絵や工作を一気に仕上げていきました。
どんな植物や生き物に出会ったか、何をやったのかをみんなで話しながら、自分なりに絵葉書やしおり、画用紙に表現しました。
ジャム作り、山登り、水遊び、工作と項目を思いだしていくのではなく、その中でそれぞれに印象的だった瞬間を探します。
例えば、ある年中さんがオニヤンマを捕まえられる小学生を「すごいな」と思って、外に行く度、彼にずっとくっついて行動をしていました。そうして真似しているうちに自分でも初めてオニヤンマを捕まえることが出来ました。その嬉しさ、喜び、自分も出来たという自信がやる気に繋がったようで、「絵は描かない、好きじゃない」となかなか手が動かなかったのがウソのように「オニヤンマ描いていいの?」と楽しそうに描くようになりました。そして何度も何度も描くのでだんだん上手く描けるようになってきて、自分でもさらに面白くなったのか、他の絵も一生懸命表現するようになりました。
上手に描く、作るのではなく、自分が体験したときの気持ちや感じたことをそのまま表現すればいい!ということに気がつくとよい循環が生まれて、驚くほど成長することを再認識しました。

《歌うように絵を描こう!》
子ども達がいつもお世話になっている恭子先生から「幸せの歌」という素敵な詩がとどきました。「歌うように絵を描こう!~とはじまるその詩をみんなで繰り返していると気持ちがワクワクしてきます。そして実際に歌いながら描いてみよう!と「世界中の子どもたちが」を口ずさみながた、こんな世界旅行をしてみたい!というを描いてみました。
世界について知っていることはまだまだ少ないかもしれません。だからこそきっとこんなかもしれない!こんなのがあったらいいな!楽しく想像を膨らませてオリジナルの世界旅行プランが完成しました。

《最後の夜は》
あっという間に最後の夜になりました。今日は夕食後にもうひと遊び。みんなで花火をしました。
霧がいっぱいの外に出て、花火を始めると色とりどりの閃光とともに煙もモクモク出てきて真っ白の世界に包まれました。
最後は全員で線香花火をしました。火がついたらそれぞれ「じっと待つ」
今回何かと合言葉になっていたこの言葉がここでも活躍しました。
予定よりもずいぶん遅くなってしまったので、大急ぎで温泉に入り、今日はみんなでお揃いの浴衣で寝ることにしました。

《アルバム》
2023.7.27の写真はこちらです。ぜひキャンプの様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒K&R斑尾キャンプ4日目 20230727
閲覧期限:2023年8月3日

【五感磨きキャンプ】斑尾キャンプ3日目

2023年7月27日 / 未分類

《斑尾山の山頂を目指してみんなで登山!》
3日目も気持ちの良い澄んだ空気の中、朝から元気に体操をし、準備体操をしっかり済ませたら今日のメインイベント、登山の始まりです。目指すはホテルの目の前に聳え立つ斑尾山です。東京ではお目にかかれないヤマカカシやトノサマバッタなど自然の生き物を発見しながら山の麓へ向かいます。
麓に到着したら、いよいよ山頂目指して出発です。今回はリフトも使わず自分達の足で向かいます。まずは一直線に長く続く坂道を登っていきます。枯れ草や石など足場が安定せず、大人でもかなりバランスを取ることが難しい急斜面が続きます。しかし、年長の男の子は「足が山を登りたいって言っている!」と言いながら先頭をぐんぐん進んでいきます。急斜面を登り終え、後ろを振り返ると、広大な景色が広がっており、私たちが泊まっているホテルと同じ位の高さになりました。ホテルからもよく見えるギザギザ道の始まりです。ギザギザ道に差し掛かると、たくさんのオニヤンマがお出迎え。小学生の男の子は、虫取り網でも素手でも簡単にオニヤンマを捕まえる名人です。捕まえたオニヤンマをみんなに見せてくれ、じっくりと観察することができました。ギザギザ道を進んでいくと、みんなのことを応援するかのように太陽も顔を出し、かなりの暑さとなりましたが、誰一人足を止めることなくそれぞれのペースで進んでいきます。また、向かいに見えるホテルに向かって手も振りました。ホテルからもしっかりとジグザグ道を歩いているみんなの様子が見えており、ホテルの方もみなさん応援してくださっていたそうです。
 いよいよ山頂までのラストスパート、秘密の道を進んでいきます。先程までの道とは異なり、沢山の木が自然のカーテンとなり、時折吹く風に涼しさを感じました。大きな木の根っこや岩の道を進んでいくと、ついに標高1381mの斑尾山山頂に到着しました!最後のお友だちの姿が見えるとみんなで近くまで応援しにいき、無事に全員で登り切ることができました。

《自然の滑り台で下山!》

帰り道は今きた道を戻ります。ギザギザ道を通り過ぎると残りは一直線に続く長い下り坂です。最初はみんな慎重に降りていましたが、尻もちをつくと、スルスルと滑り台のように滑っていきました。すると、次々に勢いよく駆け降りては枯れ草の上を滑っており、自然の滑り台を楽しみました。行きはかなりこの斜面に苦戦しましたが、帰り道は一番といってもいいほど楽しく、思い出に残る道になりました。大人の歩数でも1万5千歩を超える、長い道のりで子どもたちもかなり疲れているはずですが、麓に到着した子どもたちの表情はとても明るく、笑顔で、達成感に溢れていました。登山後には縄跳びの目標を標高の高さと同じ1381回にすると話している子もおり、ここでの経験が新たな目標につながっているようでした。また、長い道のりの中で弱音を吐かずに一生懸命登る姿や、誰かを一生懸命応援する姿など、一人ひとりの成長を感じながら、1つのチームとなって成し遂げることができました。
 お腹ペコペコな子どもたちは、昼食もモリモリ食べます。そして、食べ終わるとあんなに疲れていたのにもかかわらず、元気に外遊びを始めました。そして、早速登山の思い出を絵に残します。みんなが一生懸命登ったギザギザ道やオニヤンマ、自然豊かな木を紙いっぱいに描いていました。

《寝る時間まで遊び尽くす!》
今日の夜ご飯は待ちに待ったBBQです。自分たちで焼き、みんなで一緒に食べる時間は最高ですね。登山の思い出や今日の出来事を話はがら、みんなで楽しくいただきました。
今日の子どもたちはエネルギーに満ち溢れており、電池が切れることはありません。食事前後などの隙間時間も遊び続けます。登山を通してチームが1つになったと感じていましたが、遊びの中でもより多くの人数で行う遊びが多かったように感じます。そして、1日を締めくくる夕日も、みんなを包み込むような暖かな色をしており、見晴らしの良いゲレンデまで行き眺めました。

《アルバム》
2023.7.26の写真はこちらです。ぜひキャンプの様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒K&R斑尾キャンプ3日目 20230726
閲覧期限:2023年8月2日

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