《春の新物をいただきます》
今回の和のサペレのお献立は

●北海道の畑から届いたじゃがいもで肉じゃが
●出汁香る和風ポテトサラダ
●春キャベツと特製ごまだれ
●初摘みわかめのお味噌汁
●朝採れほうれん草の胡麻和え
●羽釜ご飯

今回は、北海道の畑から届いたじゃがいも「キタカムイ」を主役にしました。
他にも春を迎え、様々な春の味「新物」に出会えるお献立にしました。

《どんな音？》
テーマは「聴覚」ということで今日は教室のドアや窓を閉めて、色んな音に耳を澄ませる空間にしました。窓やドアを1つずつ閉めていくとそれだけでも外の音が小さくなっていくのを感じることができます。
まずはじゃがいもの絵本を読んでから、いよいよ「キタカムイ」とご対面です。
段ボールの中にゴロゴロっと入ったじゃがいもをみて、子ども達は「はやく作ろう！」とお料理モードになっています。

じゃがいもが食べられる姿に変身するまでにも沢山の音に出会います。
洗う音は？
切る音は？
様々な場面で耳を澄ませていると、一つの動作の中でも音が違うことに気がつきました。
例えば、包丁がじゃがいもに入る瞬間は、皮がきれる「シャッ！」という音、最後まで切れたときにはまな板と包丁があたる「トンっ」という音がします。
「音が教えてくれるね」と子ども達も一生懸命お野菜からの合図を聞きながら作業を進めていきました。
音を聞こうとすると、自然と手元も丁寧になり、集中力もいつもより長く続くようです！

《新物は赤ちゃん》
春は「新物」が多くなる季節。歩いていてもイチョウや紫陽花に明るい緑の小さくやわらかな赤ちゃん葉っぱをみつけられるようになってきました。
同じように、畑では新芽が芽吹き、水温も温かくなってきた海では魚たちが産卵の準備に脂を蓄えふっくらしてきます。
新物は赤ちゃんと一緒で、触ってみると柔らかい感じがします。新物に加えて、春の山菜や旬の野菜が福岡・山口・新潟からたくさん届いたので八百屋さんのように広げてみました！
見ているだけでも食材の豊富さが心にも豊かさを与えてくれるような気がします。（もちろん全部大切にいただきますが）
今回使ったのは、新玉葱、初摘みわかめ、春きゃべつです。
切る音もいつもとは違う感じがするという子もいました。新玉葱は切っても涙が出ない！という発見も。
こんな風に同じ食材でも季節によって様子が違うのも四季を持つ日本の食文化の一つですね。

《盛り付けや食べ方も大切に》
色々なところで大切に育てられた食材には、私たちの手元にくるまでに沢山の方の気持ちが詰まっています。
出来たらすぐに食べてしまいたくなりますが、盛り付けは沢山の方への感謝をこめる大切な時間だと考えています。成分としての味は同じかもしれませんが、目で見て「美味しそう」であることは食事の時間をより楽しみにワクワクさせてくれます。
同じように食べ方も大切にしてほしいと思っています。
これまではお肉とご飯が大好きで食べるものに偏りがあった2歳の子がお野菜も全部ピカピカに完食。
はじめはこれまで同様お野菜は食べないと決めていたようですが、色々話したり、他のお友達が食べているのを見ているうちに自分も食べることに決めたようです。
子ども達の変化は突然やってきますから、今回の食事では伝わらなくても、次の食事のときには伝わるかもしれないと我々も楽しみに伝え続けよう！と改めて感じさせてくれた嬉しい出来事でした！

《アルバム》
2023.4.8の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒和のサペレ 「ホクホク肉じゃが御膳」 20230408
閲覧期限：2023年4月19日

《気持ちの良い朝のスタート》
最終日の朝は、朝日が雪に反射しきらきらと輝いていました。子供達の部屋からは、妙高山越後富士が大空の中に浮かび出ました。
窓を開け放し、思いっきり空気を吸った後は、全員で協力し、お布団の整理整頓。お布団をたたんだり、お洗濯物を種類わけしたりしますが、日常生活ではなかなか今は経験をしないので、なかなかの仕事でした。全員でラジオ体操も随分とできるようになりました。
お庭にはたくさんの花々の芽が出始め、福寿草や蕗の薹が色々な野花が咲いて、春を感じます。

朝食後、スキーの準備の方法、帰ってきたら片付ける順序や方法を聞きました。全員が静かになるには多少時間がかかるものの、話の内容はきちんと聞くことができます。最終日だったため、イレギュラーな動きがあり、さらに時間制限が厳しいなか、例年よりもきちんと言われた通りの順序で時間に余裕ができるほどテキパキと行動することができました。

食堂の窓からはゲレンデを近くから見ることができます。そこで、みんなが昨日まで沢山滑っていたのに、雪がとても綺麗になっていることに気づきました。寝ている間に雪上車が私たちのためにゲレンデを整えてくださっていたのです。ただ楽しむだけでなく、様々な方が関わり、知らないところで支えてくださったこと、また子供たちが楽しめるようにお手伝いをしてくださったことを知り、感謝できる良い機会となりました。

《最高の贅沢時間》
キャンプでの最後のスキーの時間が始まります。全員で板を両手でしっかり持ち、ゲレンデに向かいます。ただ早くスキーしたい気持ちが強く他の子の板を持ってしまうハプニングもありました。歩いていると暑くて汗ばんでしまうほどの天気でした。ゲレンデについたらそれぞれ板をはめます。4日目にもなると、自力で両足の板をはめることができるようになった子が多く、素早く準備を終えることができました。
リフトで上がったところで集合写真を撮りました。今日は雲一つない良いお天気に恵まれたため、とで素敵な写真を撮ることができました。最高のお天気で最終日を迎え、まさに有終の美を飾ることができたと感じます。

子供達の技術がとても上達したため、あっという間に下まで降りてこれてしまいます。時間の許す限り、どのチームも何回も滑ることができました。早く滑ろう！次は僕が1番で滑りたい！と子供たちの気持ちの高揚が簡単に見て取れました。シューと滑る音がよく聞こえ、風とともに爽快感が増す滑りとなりました。複数の大きな雪山を背中にスキーをする姿は圧巻でした。また、雪の溶け具合から動物や食べ物の形を想像したり、リフト番号を数えたり、リフトに乗っている最中も楽しむことは忘れません。
東京ではたくさんの雪で遊ぶことはなかなか難しくなっているため、キャンプでの雪玉の投げ合いっこや雪だるまづくりが大好きです。楽しい時間は本当にあっという間に過ぎてしまいます。板を外して宿に帰るよ、と声をかけると、もう終わり？明日は？とキャンプを終えるのが名残惜しい声が沢山聞こえました。
子供たちの上達は、大人が驚くとともに、嬉しくなるようなスピードです。今回スキーが初めての子も自分で滑って止まることができるようになりました。

《楽しむ・遊ぶ・学ぶ！》
キャンプで最後の食事です。元気いっぱいの滑りを見せた子供たちは、食事でもエネルギーに満ち溢れています。お腹はいっぱいだけど、おかわりしたいと言う子がいるほど美味しいご飯です。
みんなで机を囲み話をしながら楽しく食事をしましたが、それとともに、食事のマナーについて４日間で子供たちが注意すべきことを多く気づくことができました。一緒に食べる人と食事を楽しめるようなマナーを身につけていけるといいです。

宿を出る準備は予定よりもはるかに早く完了し、時間に余裕を持って宿を後にすることができました。
電車や新幹線を待つ間にはみんなで探検をしたり、鬼ごっこやはないちもんめをして遊びました。子供たちは思いっきり走り回り、残っているパワーを全部出して楽しみました。

今回キャンプに参加した子たちは、楽しむ時は全力で楽しみ、指示を聞き動く時は、耳をしっかり傾けることができます。スキーのみでなく、行き帰りの電車の乗り換えやお稽古の時間でもです。スキー場では怪我の心配が伴いますが、多くの子が大人の言うことをきちんと聞き、安全に滑り誰も大きな怪我なく４日間を過ごすことができました。

子供たちの小さな体から大人が驚くほどの体力で4日間を全速力で走り抜けました。多くの学びと発見、そして喜びを感じるキャンプとなりました。スキーの上達具合は４日でのものとは思えないほどです。それにはよく食べよく動きよく寝る、という秘訣があるからです。
今回のスキーキャンプを通して子供たちも新しい発見を楽しいと思えること、スキーを楽しかった！好き！と感じることができていたらいいです。

《アルバム》
2023.3.28の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒K&R ski camp 2023 20230328
閲覧期限：2023年4月3日

《ゲレンデ貸し切り》
キャンプ3日目を迎えました。
昨日は一日中雨が降り続いていましたが、今日雨は止んでいました。子どもたちは、朝になるとすぐに起き始め、ラジオ体操をして朝ごはんを食べます。今日は検定の日なので、検定に向けて腹ごしらえです。検定で自分の力を出し切るためにもお腹いっぱい食べることが出来ました。
ご飯を食べ終えるとさっそくスキーをしにいきます。ゲレンデは昨日で通常営業が終わっていたため、今日は我々のためだけにリフトを動かしていただきました。さらにゲレンデは圧雪もされておりとても良い状態でした。我々のためだけにリフトを動かし、さらに圧雪までもしていただいたゲレンデの方には感謝でいっぱいです。
午前中のレッスンは午後の検定に向けた最後の練習です。それぞれのチームが検定で滑る種目を滑って最後の確認をします。一通り練習を終えると午前中のレッスンが終わりました。

《目に見える成長》
午前中のレッスンが終わるとすぐにお昼ご飯を食べ、午後のレッスンが始まりました。午後のレッスンはいよいよ検定です。このスキーキャンプの集大成です。最初1.2本練習をして、すぐに本番となります。校長先生のお手本を見て自分の番となったら滑ります。滑っていない子達は応援です。校長先生のお手本通りに丁寧に滑っていきます。スキー板も履いたことのなかったような子も今では自分で滑って止まることができます。また何度も転んでしまっていた子も今ではスイスイと滑ることができます。全員がすごいスピードで成長し、今までの成果を存分に発揮することが出来ました。

一方で一番上の班は、検定を受けなかっため、自由に滑ることとなりました。何本かは普通に滑っていましたが、途中からはストックをポールに見立て、ポールの練習をしていました。ただ滑るだけでなく、いろいろと工夫をして滑っていました。
今日はリフトが一本のみだったため全員で同じコースを滑ることが出来ました。そのおかげで普段は一緒に滑らない小学生が年下の子たちを助ける様子も見られました。また、我々の貸切だったため、何回もリフトに乗ることができ、全員が10回以上も滑ることができました。

《感謝でいっぱいの一日》
スキーが終わるとお土産を買いに行きます。お土産を買うホテルは今日は休館日でしたが、ホテルの方のご協力もあり、我々のためだけにお店を開いていただきました。ホテルの方のご協力にも感謝でいっぱいです。
それぞれお小遣いの金額を確かめ、その金額に収まるように考えながら購入しました。なかにはお釣りが1円しかないお買い物上手の子も居ました。
お土産を買いに行ったら夜ご飯の時間となりました。今日は1日中レッスンがあり、さすがに疲れているだろうと予想していましたが、大間違い。和気あいあいとしながら楽しそうに夜ご飯を食べていました。
今日は、多くの方にご協力いただいた1日となりました。改めて多くの方のご協力があってのスキーキャンプだと気付かされる1日となりました。

《アルバム》
2023.3.27の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒K&R ski camp 2023 20230327
閲覧期限：2023年4月2日