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<こひつじかい> 春のスキーキャンプ 4日目

2016年4月4日 / 未分類

ついに最終日スキーキャンプ四日目!!子ども達もそろそろ疲れてくると思いきや、朝六時前から元気な声が聞こえてきました。今日はみんなで冬の大運動会。そのために力をつけます。朝ごはんをたっくさん食べて準備をしていざゲレンデへ向かいます。今日は何とゲレンデが貸切です。めいっぱい遊べることを知り、もうみんな楽しそう。

運動会では四つのグループに分かれて、そり競争や雪合戦、雪のタワーづくりなどをしました。まず、グループ対抗そり競争ではグループごと小学生が一丸となって子ども達をまとめみんなで協力して挑みました。どのグループも、精一杯頑張っていました。優勝はアミちゃんのチーム。ダントツの一位でした。さすがです!雪のタワーづくりでもグループごとに協力し、倒れないようにしっかり慎重になりながら、高くなるように頑張っていました。小さい子たちも一生懸命雪玉を作り、楽しんでいました。貸切のゲレンデに子ども達の元気な声が響き渡りました。

実は、今年は雪不足、このキャンプの前までは、滑走不能のバーンもありましたが、幸いこのキャンプに合わせたかのような、子どもたちが皆それぞれにこの1年間頑張ったご褒美のように、雪が降りましたが、その前にスキー場のクローズになることが決まっていました。リフトは止まってしまいましたが、この広いゲレンデ、だれもいません。そんなゲレンデをこひつじの子どもたちで使わせていただくことになりました。こんなチャンスは、なかなかありません。自然をおもいっきり感じることが出来ました。運動会を終えた後、もう一つイベントがありました。運動会のグループごとに車に乗りこみ、向かったのはお土産屋さん。持ってきたおこづかいを持ち、それぞれが、お土産選びをしました。何を買おうかな、お金は足りるかなとそれぞれが自分で考えて、お菓子や野沢菜などを買っていました。そのあとロッジに戻り最後のお昼ごはんです。

今日は行列のできるうどん屋さん。みんなもりもり食べていました。もとしくんもゆみかちゃんもまこちゃんも、あっという間に食べていました。最後のお昼ごはんもとってもおいしくみんなで心から感謝をしてごちそう様をしました。そして、四日間お世話になったロッジの方、校長先生をはじめ、コーチの方にお別れを告げ、東京へ向かいます。駅まで送ってくださった皆様、本当にありがとうございました。子ども達も感謝の気持ちを込めて小学生を中心に色紙を書いて、お礼の言葉とともにお渡ししました。帰りの新幹線や電車も元気にそれぞれが過ごしていました。この四日間でスキーが上達したとともに、身の回りのことを自分でする、自分のことだけでなく小さい子どものお手伝いをするなど、沢山の成長がありました。失敗して怒られることも多々ありましたが、それ以上に出発したときよりも一回り成長した姿をお母様方に見せることが出来るのではないでしょうか。四日間とても楽しいスキーキャンプでした。

<こひつじかい> 春のスキーキャンプ 3日目

2016年3月29日 / 未分類

 スキーキャンプ3日目の朝です。いつもは鳥のさえずりよりもはやい6時前から声が聞こえてくる子ども達ですが、ほんとうに体全部をフルに使ってスキーをして、毎日を過ごしている証拠です。いつもよりは少しゆっくりめの朝です。ゆっくりと身体を休めることこそ、次のやる気につながります。でもいったん起きると、エンジンフル稼働。山にこだましそうな子ども達の大きな声が聞こえ、3日目がスタートします。昨日に引き続き、とっても良いスキー日和を窓の外から感じ、子ども達はスキーがしたくてそわそわしています。
 朝ごはんを食べる前に、学年別に分かれたお部屋で、昨日はお疲れで出来なかったお勉強・日記などのそれぞれの課題に取り組みます。今回の子ども達はどんなことにも前向きです。決して「なんで?」「いやだ~」など誰一人として言う子がいません。どんなことにも目をかがやかせて、一生懸命なことがひしひしと伝わってきます。一生懸命勉強をしてスキーの準備をして、朝ごはんを食べに行きます。朝ごはんの納豆をみんなモリモリ食べました。びっくりするほどきれいに平らげる腹ペコ達は、残すものが何もありません。ロッジの方は、みんながいつも体操の時に食べているパンをご存じだったのか、朝ごはんの時に準備してくださいました。だから余計に子ども達は、いつもの元気が湧き出ます。

 今日もグループに分かれてスキーをします。みんな各グループのコーチについて昨日よりも上手くなろうとしていました。一番下のグループも今日は頂上に登りました。みんなハの字をマスターし降りることが出来ました。大きなピザの合図でしっかり止まることだって、マスターしました。だからこそ、長いリフトに乗って空の散歩も楽しめます。雲一つない真っ青な空のもと、お空のぶらんこは格別。こんなに豊かな自然の中で過ごすことができるのは幸せです。これこそ、バーチャルではない本物です。他のグループも、スキー場の沢山のリフトに乗ったり、昨日よりもスピードを上げたり、曲がる練習をしたり、それぞれががんばってスキーをしていました。上級班は、今日はなっちゃん先生もご一緒に猛特訓です。みんなの「スキーを少しでも上手になりたい!」と思う意気込みは果てしなく、頂上からノンストップで足を鍛錬したり、一つ一つの滑りを突き詰めながら、丁寧にビデオを撮りながらチェックをしては滑り、少しでもコーチの滑りになるように滑り方を盗み、練習、練習に明け暮れました。もう脚はガクガク、でも弱音ははきません。

 11時半、お昼ご飯の時間です。今日は行列のできるチャーハン屋さん。みんなパクパクチャーハンを食べ、今日もお店のチャーハンはなくなり閉店しました。実は、早いうちに準備してくださったおかわり分は早々に完売してしまい、キッチンではまた沢山のチャーハンを調理してくださっていました。本当にみんな体を思いっきり使い、運動をし、考えて行動をしているから、また仲間が一緒だからこそ、お食事は最高においしく感じられるのです。「ロッジ・ラーのお食事、本当に一年懐かしくて食べたかった!」と。沢山の思い出も、愛情の詰まったお食事だからこそ、子ども達の味覚にきざまれているのでしょう。ランチのあとは、なっちゃん先生のギターにあわせて大合唱。「この木何の木」「「虹」「100%勇気」など、全員で歌います。「虹」は、踊り出す子、振りを付けて歌う子と、これまたみんなが一つになる楽しい時間でした。 
 
 ご飯をたくさん食べて元気になった子ども達は午後もスキーに向います。それぞれがもっともっと上手くなるように沢山リフトに乗って沢山滑りました。リフトに乗るのはもうお手の物。滑るのもどんどん上手くなっているのを子ども達自身が感じて嬉しそうでした。スキー大好き!の声がたくさん聞こえ、コーチ達も嬉しそう。どの子も笑顔が輝きます。
 初心者クラスはいつもお稽古でやっている、「頭、かた、ひざ、ぽん」を滑りながら簡単にこなすことが出来るようになりました。お稽古では、このためにずーっと練習してきました。スキーだけの指導でなく、全てがつながっていきます。だからこそ、日頃の積み重ねをきっちりとしていかなければいけません。手伝ってあげることが出来ない、いつもやっている縄跳びと同じように、スキーも自分の力で頑張らなくてはできません。「一人で滑れた!」を感じられるからこそ、自信がつきます。初心者チームは、スキーを持つこともスキーを装備することも、全部一人で出来るようになりました。スキーが上手になることは、準備もしっかりできなくては、滑れたとしても本物ではありません。小さいからと言って全てを手伝ってあげていては何者にもなりません。年相応に環境を与えてあげれば、自分でどうにかやってみたり、苦労したりくじけそうになりながらでも、挑戦することを覚えていきます。今回の初心者の子ども達は、いつもいつもお母様方に手をさしのべてもらい、自分でわがままを通していることを、雪の上で実感したようです。小さくても「大変なことでもやりたい!」の気持ちがあれば、必死に、涙をこらえて、前に進もうとします。スキーは、小さい子ども達の方が地面との距離がないために、大きくなってからスキーを始めるより、恐怖心が少なくスムーズに始められる面もあります。

 今日のスキー場は、ほとんど自分達のホームゲレンデ、マイゲレンデのように自由自在にのびのびと滑走を楽しめる環境でした。上級班はどの位滑ったのでしょうか?へとへとになりそうでも、もっと目標に向かって、最後の時間を滑ることに専念していました。帰ってきてから滑りを撮った映像を見せてもらいましたが、練習前・練習後とその進化に目を見張りました。今回初めて参加したお友達の年齢と同じ年齢のときに始めた上級班の子ども達が、スキーを単に楽しむだけでなく、上手になりたい!という気持ちでいっぱいになってきたことを本当にうれしく思いました。

 新年長さんの中には、今年で3回目という子ども達もいます。普通なら、まだ甘えてよちよち歩きのスキーをしている子も少なくありませんが、彼らは立派なスキープレイヤーです。先生の後をしっかりときれいに滑ります。そしてどの子の顔にも、自信がみなぎっています。帰ってくると、それぞれが沢山、今日の様子を報告してくれます。本人達は周りが思う以上に、体験によって自信を持っていると思います。全員がスキーを思い切り楽しんだ3日目でした。 
 スキーのレッスンが終わっても、今日の活動はまだまだ続きます。今日はイースターということで、みんなで雪に埋まった卵を見つける卵探しをしました。けんぞうくんは卵を4つも見つけていました。雪の中でのエッグハントはなかなか大変で、「きっと春になったら、卵からヒヨコが生まれているかもね」なんて会話も聞こえてきました。どんな遊びも一生懸命の子ども達、だから年齢に関係なく楽しい笑顔が広がります。きっとどこかでイースターを迎えた時に、雪の上でやったことを思い出すのではないでしょうか?その後、ウサギの口にフリスビーや雪玉を入れたり、子ども達で雪合戦をして遊びました。自然を思う存分に感じながらの遊びは格別です。

 びしょ濡れになって帰ってきて入る温泉はとても気持ちがいいのでしょう、みんな幸せそうな顔をしています。夕飯も沢山食べました。ご飯のあと、またみんなで「虹」「この木何の木」「100%勇気」などを歌いました。小学生はダンスまで踊ることが出来、小さい子もまねをして踊っていました。そして今日は昨日のようではありません。体も成長しています。途中脱落者も出ず、予定通りにしっかりお稽古もしました。
 新年長さんの「数かぞえ」などの勢いはすごく、小学生も負けてはいられません。いつも年上の子ども達が引っ張るとはかぎりません。新年長さんに引っ張られ、皆が真剣な眼差しで学びの時間を過ごしました。だらだら時間を使いません。大切な時間をどのように使うかを学ぶのもキャンプの目的です。そんな様子を見ようと、今晩は窓の外には野狸達がじゃれていたり、キツネの親子がひょっこり顔を出す姿もありました。
 どんどんスキーが上手くなっていく子ども達。今年も沢山滑ったので、みんな上手になったと思います。明日に備えて、今日も沢山寝ましょう。よく寝て、よく運動して、遊んで、そしてよく食べて。全部がばっちりと出来て、歯車が回っています。日常生活も、丁寧にシンプルに、そして「やりたい気持ち」を育てるように、毎日過ごしたいものです。

<こひつじかい> 春のスキーキャンプ 2日目

2016年3月29日 / 未分類

 2日目の朝を迎えました。5時半頃から子ども達の元気な声が聞こえ始めます。きれいな朝焼けを窓から見た子ども達の感激の瞬間、まさに自然の恩恵による五感磨きです。ダイヤモンドをちりばめたようなゲレンデをみて、その美しさをしっかりと心に焼き付けました。それは写真を撮ることよりも、宝物になると思います。朝の時間は子ども達にとってとても楽しい時間です。まずはそれぞれの部屋からこそこそ話、そして、徐々にお隣の部屋に移動して、そのうちに6つの年齢をこえて遊びを考え、目を輝かせています。笑い声も絶えません。
お兄さんお姉さん達は、決して「うるさい!」などとは言わずに、上手に小さい子達を楽しませるように導いてくれます。これぞこひつじファミリー!時間を見ては自分達でスキーの準備をして、それぞれが朝ごはんの時間まで遊んでいます。朝ごはんは、オムレツとパンです。朝からみんなスキーに備えてモリモリ食べました。

 今日もスキー三昧の一日です。午前午後と2時間半、計5時間それぞれのグループに分かれ練習です。天気は快晴でとても暖かく、昨夜降った積雪もあり、パウダースノーで最高のコンディション、スキー日和です。子ども達は昨日滑ったおかげで今日は朝からスムーズに滑っており、どんどん上達していきました。今日は全部のグループがリフトに乗って上から滑っていました。
 今日は普通部や中等部でスキーの練習に来ているお兄様、お姉様も一役買ってくれます。自分達のレッスンの合間に、初めてリフトに乗る子ども達のサポートです。まだよちよちスキーの子ども達を、しっかりと危なくないように導き、リフトに一緒に乗ってくれます。リフトの上ではどんな会話が弾んだのでしょうか?きっと、自分達なりに考えて、楽しいお話や、もしかしたらスキーの滑り方なども話してくれていたのかもしれません。沢山の仲間に支えられて、このキャンプは楽しくも危険がなく滑り、過ごすことが出来ます。きっとこのよちよちスキーの子ども達も、あと何年かしたらこのようなお兄様達のように成長していると願っています。

 頂上からは、野尻湖や夏のキャンプの斑尾高原が見え、その景色は絵葉書のようです。リフトに乗ると足跡探しをしたり木々の様子を観察します。そして滑っては、風を肌で感じます。スキー場は貸切状態で、思いっきりゲレンデを広々と使ってレッスンが出来ます。
 午前中スキーをたくさん滑って、待ちに待ったお昼ご飯。今日は行列のできるスパゲッティ屋さんです。ミートソーススパゲッティを全員おかわりして、行列のできるスパゲッティ屋さんは閉店です。小さな子達も小学生のお兄さんお姉さんを見習って、口の周りにミートソースがつかないように上手に食べていました。

 午後の練習が始まりました。午前中よりももっとうまくなるぞ!と意気込んで楽しそうに滑っていました。沢山転んでは滑ってを繰り返し、みんなどんどん上手になっていき、とても嬉しそうでした。一人でリフトに乗れるようになった子が増えて、みんな一人前の顔をしていました。どれだけ滑ったことでしょう。スキーは、自然の中でのスポーツ。だからこそコンディションは選べません。冬の寒さの中でのスキーは醍醐味もありますが、その寒さは厳しいもの。スキーが好きになってほしいという願いがあるからこそ、こひつじかいのスキーは春スキーです。暖かいと雪がシャーベット状になって、重い雪で子ども達は手こずることもあります。ところが、今年は皆の願いが通じたのでしょうか。キャンプの前日までは暖冬だった今年の冬、もしかしたら雪がなくなってしまうかも!というほど雪がとけ、地面が顔を出していました。ところが、24日の夜に大雪になり50センチの積雪、茶色くなっていたゲレンデも、見事に雪化粧をして銀世界になりました。だからこそ、スキーの腕も上がるくらいに練習ができました。

 スキーから帰ってきた子ども達はみんなクタクタ。温泉に入って体を癒します。ほんのりとピンクの頬で、子ども達の疲れが取れたのを感じ、その様子を見ている私達も疲れが一気に吹き飛びます。お風呂のあとは夕ご飯まで自由時間。みんな疲れているのを忘れているようにはしゃいでいました。
 夜ご飯も沢山食べて子ども達は眠さがピーク。やまと君とれのん君はご飯中ウトウトしてしまいました。でも、さすが!5分の仮眠をとるとしっかり復活、最後まで小さいお友達のお世話もしていたり、かずまくん・こうたろうくんグループのテーブルクリーン作戦、スリッパ並べなどにも協力します。3年目のベテラン組は、率先してお部屋を片付けたりお手伝いをしています。また、新一年生達はピカピカの1年生になる準備として、先輩として、幼稚園生達のリーダーになっていました。年少さんはさすがに電池切れ状態。みんなのトローンとした目をみて、今日は勉強はせずにご飯を食べ終わったらすぐに、ぐっすり休むことになりました。お食事のあと、「歯磨きをして、寝てね!」との声掛けに、布団に吸い込まれるように就寝準備を完了しました。まだ18時過ぎだというのにみんなすやすや夢の中。一人一人が全力で楽しんでスキーをすることが出来た一日になりました。

小学校高学年、中学生の子たちは、僕たちは勉強してもいいでしょ?と集まり、それぞれが机に向かって取り組んでいました。
英語が得意なまちくんは、日記も書いておいてねというリクエストに、英語でさらりと!

「すごい!!」「学校でそんなこともするの?」「春休みも宿題があるの?」などなど学年も学校も違う仲間同士、お互いとても良い刺激を受けているように見えました。

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