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【食育・ワジック教室】夏コース第6回を開催しました!

2023年8月31日 / 未分類

《ワジック教室に名前が変わりました》
2023年6月から教室の名称が「ワジック教室」になりました。

「こんないい顔、うちでは見たことがない!どんな魔法をつかっているんですか?」保護者の方からそんな言葉を頻繁にいただくようになり、「食」のちからを再認識。
それならば1から全部やってみようと、五感磨きに

「ワ(和食)+アジ(味わう)+イク(教育)」

を融合した新しいプログラムとしてスタートしたのが、「ワジック教室」です。
ワジックの“まほう”にかかった子ども達との時間、どんな新しい出会いがあるのか、私達もワクワクしています。

詳しくはこちら↓↓
ワジック教室

《第6回目は締めくくりの夏御膳!》
約1か月ぶりのワジック教室。夏コースの最終回は、旬の野菜を盛りだくさんの夏御膳を作りました。

今回のお献立
●塩糀つくね
●茄子の胡麻浸し
●茄子とじゃがいもの田楽味噌
●とうもろこしの出汁殻ふりかけ
●たたき胡瓜
●羽釜ご飯
●わかめの味噌汁
●旬の果物「桃・葡萄」

《役割分担をして手際よく》
夏の野菜をふんだんに使った御膳なので、品数も沢山です。まずはそれぞれの野菜の下準備を進めていきます。
きゅうりの板摺り、じゃがいもを茹でる、なすを輪切り、短冊切りにする、玉葱をみじん切りにするなどなど野菜だけでも盛りだくさん。
みんなで役割分担をして始めました。自分のお仕事が終わった子が、まだ終わっていないお仕事を探してとそれぞれが休むことなく動き回るのでとてもはかどります。
以前は切り方の見本を見せていると、やりたい気持ちが先走って見ている途中で手が動いてしまっていた子ども達ですが、いつの間にか最後までしっかりみてから取り組めるようになっていて成長を感じました。

《自分たちで決める》
夏コースの間にも様々な食材に触れてきました。ワジック教室では旬の食材、身近な食材を使うので、何度も同じ食材に触れる機会があります。
それなので、使う野菜の数、味噌汁の具にするわかめの種類、胡麻の擦り具合、和え衣や出汁殻ふりかけの味付けなどは、これまでの経験から子どもたち自身が決めるようにしてみました。
きゅうりをたたくのが楽しくて、全部やったもののボウルに移すと「これ多すぎたかな?」と2つのボウルに分けてまずは片方だけ味付けをしたり、わかめどちらにしようかと聞くと「こっちがいい!」と即答したり、想像以上に迷いなく自分の考えを伝えてくれるので、自分が料理をしているという意識があるのだなと嬉しく感じました。

《片付けもお料理のうち》
切り終わったらまな板を洗う
机が汚れていたら拭く
落としたらすぐに拾う
聞けば当たり前のことですが、子ども達とお料理をしているとついつい周りの大人がやってしまう部分ではないでしょうか。
ワジック教室でもはじめのうちは切る・炒めるなどの作業が終わると「次は?」となっていましたがだんだんと次を始めるためにも片づけるということが浸透してきました。
大人も子どもも使った人がやりっぱなしにしないという意識を持てるようになったのでお料理がとってもしやすい空間になったように感じます。

《6回を通して》
今回で夏の全6回が終了しました。はじめのうちはお料理を言われる通りにやるのに一生懸命だった子ども達ですが、食器や調理器具の場所を覚えたり、出汁を引く・ご飯を炊くなど定番のものはささっと出来るようになったり沢山の成長が見られました。
子ども達同士でも「包丁通るよ」「次は私にもやらせて」など自然にやりとりをしている様子をみていると、どの子も自分で考えて動く力がついてきました。
また食事のいただき方も、色んな話をしながら楽しそうで、改めてみんなで一緒にいただくことの良さを感じることが出来ました。
余談になりますが、子ども達が帰った後に、アメリカ留学から帰国した卒業生が教室に立ち寄ってくれました。
部屋に入り開口一番「わー、和食のいい匂い!」と言って子ども達が作ったお料理をとても美味しそうに食べていきました。
子ども達が作った素朴なお料理ですが「やっぱり和食はいいよね」と話す姿をみて、世界へ出ていく機会があればあるほど日本の素敵な部分に気付くことを再確認できました。
今きている子ども達にとっても「和食」がホッとする根っこになるように、引き続き伝えていきたいと思います。
秋コースも宜しくお願い致しまします。

《アルバム》
2023.8.26の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒ワジック教室 「夏御膳~さあ、にぎやかにいただく~」 20230826
閲覧期限:2023年9月9日

【朗報!絵画コンクール入賞】広島平和記念式典に参列しました②

2023年8月15日 / 未分類

まさかの朗報でした。以前、息子がお教室で夾竹桃物語をテーマとして描いた絵が賞をいただけたとのこと。更に8月6日広島平和式典に親子共々参加させていただけるという貴重な機会までいただきました。
恐縮しながらも8月5日午後息子とともに広島にやってきました。息子にとっては初めての広島です。
東京と同じく強い日差しが照り返し、気温は35℃を超えていました。ホテル到着後チェックインしようとロビーに入り驚きました。おそらく明日の平和式典に参加するのであろう大使館の方や腕章をした報道関係者、また私服警官の方でロビーは混雑し、各関係者の受付が設置されるなどホテルの方も対応に追われておりました。私達は、ひとまず荷物を預けて、広島平和記念資料館に見学に向かいました。猛暑の中、資料館前には、入場まで一体何分待ちなんだろうと心配になるくらい多くの人が並んでおり、関心の高さを感じました。そして想像以上に海外からの観光客や家族連れが多かったことが、とても印象的でした。
資料館に入ってすぐ被爆前後の広島の市街地を立体模型に投影した展示物があり、改めて原子爆弾の脅威を知り言葉が出ませんでした。1945年8月6日におきたこの出来事をほんの少し話でしか聞いたことがない息子は、しばらくこの投影模型を見入っていました。意外にもその後も惨状を示す写真や遺品などを熱心に見てまわりました。本当にあった出来事なんだと思ったそうです。初めて原爆ドームも見ました。緒方先生の夾竹桃物語に出てくる夾竹桃も元安川も初めて見ました。百聞は一見にしかずです。息子なりに沢山の事を感じてくれていることと思います。

そして8月6日。ホテルで朝食をとっているとテレビで拝見したことがある要人やSPを前後につけて来られる方などがいらして、通常ではなかなか見ることがない光景を少し楽しませていただきました。そして8時に平和式典が始まり、8時15分黙祷。例年よりも感慨深い、心から平和を願った時間となりました。その後ホテルに戻り表彰式がスタート。と、その前に試合で広島に来ていたジャイアンツの原監督がサプライズゲスト登場!子供達よりも親達の方がテンション上がっていたような気がしますが、一気に場が盛り上がりました。続いて各賞の発表があり、子供達が壇上で表彰状を受け取りました。息子もあの様な素晴らしい場で表彰されたことは、大きな自信になったと思います。以前は、何を書いたらいい?どこから書いていいかわからないと絵を書くことに前向きではなかった息子ですが、お教室で大好きな虫やお花の絵を書かせていただいたり、絵の具を混ぜ自分だけの色を作ってみたり、楊枝を使って書いてみたり、時にはコーヒーを飛ばし色付けしたりと、上手に書かなきゃいけないという固定概念が少しずつなくなり、楽しく絵が書けるようになった気がします。これからも自分らしく楽しくお絵描きでたくさんのことを表現してほしいと思います。最後になりますが、この場を借りて、いつもご指導いただいている先生方に改めて御礼申し上ます。また、特別な日の広島にて貴重な経験をさせていただき重ねて感謝申し上げます。ありがとうございました。

【朗報!絵画コンクール入賞】広島平和記念式典に参列しました①

2023年8月15日 / 未分類

読書感想画部門で毎年参加している夾竹桃物語~忘れていてごめんね~コンクールにおいて2名が入賞しました。
今年も8月6日の広島平和記念式典への参列、その後表彰式という貴重な経験をさせていただきました。
数年ぶりに保護者も一緒に参列することが出来、保護者の方からご感想をいただきました。

10年に一度の高温が続く2023年、夏。大変ありがたいことに、息子が「夾竹桃物語-わすれていてごめんね」絵画コンクールの賞をいただいたとの一報を受けました。なんと、8月6日、広島で開催される表彰式典に招待されるだけではなく、平和記念式典にも参列することができるとのこと。息子に連れられて、私も生まれて初めて広島に行くことになり、それも78年前、世界で初めて都市に対する核兵器攻撃が行われたその日、その場所に行くということにやや感傷的になりつつも、受賞という最高の形で滅多にない機会をプレゼントしてくれた息子に感謝してその日を待ちました。
式典前日の8月5日、最高気温35℃を超える暑さでしたが、息子と2人で行く広島の街並みに自然と足取りは軽くなります。まずは、息子の希望で広島焼きに舌鼓を打ち(鉄板の熱とソースのおかげで体中の水分が蒸発したようになりましたが…)、まもなく平和記念公園へと向かいます。元安橋から元安川を眺めると、「あ、この景色、見覚えある」という声が出ます。息子が絵を描くときにインターネットで見ていた画像と現実がつながったようでした。「原爆ドームがあるよ!」川の向こうに見える原爆ドームは、息子の絵にも描かれていましたが、もちろん直接目にするのは初めてです。「これを描いたんだよ」そう言ってしばらく眺めると、公園に咲く夾竹桃の花を見つけました。「写真を撮ろう!」きれいに赤く色づいた花が、原爆が落とされたあの日もここに咲いていたのかと思うと、カメラを向けるのに少し緊張しました。今、息子のことを写真に撮っているこの地で、どれだけの方々がどれほど辛い思いをしてこられたのか、そしてその辛い思いと、戦争からの復興のための計り知れない努力の上に、現在の日本の平和があるということを改めて感じさせられました。
そして、平和記念資料館へと足を進めます。平和記念公園がある場所が、かつてはとても賑やかな歓楽街であったことを初めて知りました。そして、多くの人が愛したその場所がたった一つの爆弾で一瞬にして消え去ってしまったこと、多くの犠牲者、多くの被爆者、後遺症に苦しむ人たち、そして原爆が残した消すことのできない傷跡をたくさん見るのは、本当に胸が締め付けられる思いでした。小学3年生の息子にとっては、今まで見たこともないような衝撃的な写真や遺品の連続に、言葉を出すこともままならないような様子でしたが、それでも自分なりに、実際に日本で、この地で起きた現実を受け入れようと、資料を一つ一つじっと見ていたのが印象的でした。
資料館を出ると、翌日の平和記念式典の会場準備が進められていました。「明日は皆がここに来て、亡くなった方々のご冥福と、世界平和をお祈りするのだよ」ということを話しながら、再び原爆ドームの前を通りながらホテルに向かいました。すると息子が、「あ、こっちから見たほうがしっくりくるな、僕が描いたのはこっちの原爆ドームだ!」どうやら描いた向きがあったようです。なるほど、絵を描くのにしっかり観察して頭の中に残っているから、現物との比較もしっかりしていたのだな、と感心しました。

翌朝は6時45分にホテルを出て、平和記念式典に向かいます。この日もこれでもかと言わんばかりに照り付ける太陽の下、早朝から気温がぐんぐん上昇しましたが、感染症による制限も解除されて初めての式典ということもあり、例年になく多くの方が日本全国のみならず諸外国からも多数参加した式典となったようで、人の多さに圧倒されました。そのような中、式典の自治体招待席に列席して参加することができたことは、我々親子にとって非常に貴重な経験であり、私は受賞者である息子に感謝するとともに、夾竹桃物語事務局の方々のご配慮には感謝してもしきれません。
8時に開式した平和記念式典では、広島市議会議長による式辞や遺族や被爆者の代表の方々などによる献花の後、原爆投下時刻の8時15分に1分間の黙とうがあり、続いて松井一實・広島市長による「平和宣言」がありました。この「平和宣言」のなかの、「夢や希望がある」といった気持ちになれるような社会環境を整えることが重要だ、という部分が心に残りました。昨今のウクライナ情勢では、「夢や希望がある」状況など存在するようには到底思えません。むしろ、市民たちは夢や希望を奪われてしまっているように思えます。自分の夢、希望を持てない暮らしの中で、果たして、人は何かを頑張れることができるのだろうか、一生懸命に生きることができるのだろうか。人間が「生きる」根源には、夢や希望があり、それぞれが自由に夢や希望を持てることが、世界中の人々の平和な暮らしの実現につながっていくのではないでしょうか。子どもたちにも是非、この「平和宣言」について深く考えて欲しいと思いました。
さて、平和記念式典を少々早めに切り上げ、夾竹桃・原爆ドームの前で記念撮影をしてからホテルに戻ると、次はいよいよコンクールの表彰式典です。何の賞かは事前には知らされていないため、いつ名前を呼ばれるかわからずドキドキです。式典には、作者の緒方俊平先生の他、緒方先生の親友ということで広島遠征に来ていた読売巨人軍の原監督もサプライズ登場され、大いに盛り上がりました。
今回、息子は「日本動物愛護協会賞」を受賞することができました。息子は絵を描くのが本当に苦手で、なるべく絵を描くことから避けようとしていたところから、自分の大好きなジャム作りの様子を絵に描いたことをきっかけに、突然、人が変わったように絵を描くのが好きになりました。こひつじかいの先生方のサポートや、阿部恭子先生のご指導の下、少しずつ成長することができ、今日につながったと感じています。また、周りのお友達やお兄様お姉さま方の力も借りながら、時に助け合い、時に競い合いながら、好きなことに大いに夢中になれている今、まさに「夢や希望がある」という気持ちを抱き、未来に向かっているように感じます。このような環境で生きていくことができるのも、今回このような機会をいただけたのも、日本という国が平和であるからこそであり、日々感謝の気持ちを持たなければいけないと、改めて思い直しました。
緒方先生から子供たちへは、決断力をもってやりたいことをやってみようというお言葉がありました。大人の私もハッとさせられました。やりたいことができているか、実行に移せているか、折に触れて自分の胸に手を当て問いただしてみようと思いました。
原監督からは、一つのことを一生懸命に頑張ろうというメッセージがあり、息子もパワーを受け取ることができたでしょうか。いつかこの日を振り返って、素晴らしい経験をしたねと息子と語り合える日が、今から楽しみです。

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