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<こひつじかい>無人島遠足に行ってきました

2021年7月18日 / 未分類

《待ちに待った無人島遠足》
今日は待ちに待った猿島での無人島遠足です。
今年は珍しく日曜日開催だったので、例年学校がまだ終わっていなくて参加できない小学生たちも参加でき、賑やかな顔ぶれがそろいました。
品川駅に待ち合わせてみんなで出発です。

電車に乗って横須賀中央駅まで一時間弱乗ります。
車内で子どもたちはおしゃべりをしたり、じゃんけんや手遊びをしてたのしそうにしています。
目を瞑って15秒を数えて、ストップウォッチの15秒にどれだけ近づけるかというゲームもしました。
6秒で手を上げてしまう子もいれば、30秒以上数え続ける子もいました。時間の感じ方はさまざまで、性格も表れていたように思います。

横須賀中央駅に着くと、フェリーの港のまで歩いて行きます。ペアを作り、遅れないように、迷子にならないようにと年上のお兄さんお姉さんが積極的に動きます。
信号をみんなで一気に渡ることを意識したり、良いペースで歩いて行きました。
港に着くと、フェリーが来るまでお絵描きタイム。すぐそばの広場にある記念艦三笠の絵を描きました。
力強く大きな像でありながらも、複雑な構造がたくさんあるので、描くのが難しかったと思いますが、子どもたちは、よく観察をして、旗の柄を真似したり、パーツの個数を数えたり、それぞれに表現していました。同じものを見ているけれど、はっきりとしない色の使い方もさまざまで印象的でした。

《猿島へ!!》
いよいよフェリーに乗って猿島に向かいます。
子どもたちはフェリーに乗ることをとても楽しみにしていた様子です。
出発すると、2階デッキに上がって景色を眺めたり、キラキラ反射する水面に見惚れて、潮風を心地良さそうに受けていました。

《与えられた環境の中で最大限遊ぶ!》
今年の猿島は感染予防対策で遊泳禁止という新たなお約束が加わりました。
島の管理人さんから「波打ち際だけで我慢してくださいね」とお話をいただきました。
遊びたい気持ちは山々ですが、子どもたちは足が浸るところで水をかけあったり、波打ち際できれいな貝を探して遊びます。
足元に波が当たるだけでも、ひんやりとしてとても心地よく、暑い暑い今日にぴったりです。
いつもと違う遊び方であっただけに、今回は砂遊びにたくさん時間を使って楽しみました。みんなで砂のお城作り競争です。
チームを作って、時間内に自由に作っていきます。
水路を作ったり、マーメイドラグーンのような世界を作るチームもありました。
貝やクラゲを使って工夫もさまざまです。
それぞれに個性のある素敵なお城が出来上がりました。
高校生、大学生のお兄さんお姉さんも真剣にピラミッドを作り上げていました。

海で遊んだ後は早めのお昼ご飯をいただきます。
海とその先に本島の景色が見えるところで、いつものようにみんなで輪になっていただきました。
午前には富士山見えていたその景色は、午後には入道雲にかわって夏らしさを演出していました。
早起きは3文の得とよく言いますが、お昼に向けて到着したフェリーからは人が続々とやってきて、先ほどまで貸し切り状態だった海も大勢の人であふれていました。
始まりを少し早くするだけで、その後の流れがグッとスムーズになるのを感じました。

《猿島をすみずみまで探検》
お昼ごはんを食べ終わった子から、海で遊んだ時の様子の絵を描いて、探検にでかけます。
猿島は、自然に溢れたところでありながら、歴史的な建造物が残されているところでもあるので、その両者が一緒に存在して不思議な空間を作り出します。
緑に囲まれた道を抜けると、湿った薄暗いトンネルがあり、その先は展望台、洞窟、岩礁に続きます。
トンネルは声がよく反響するので、子どもたちはそれが楽しくて大きな声を出しながら歩いていきます。

探検では、岩礁での生き物探しが一番盛り上がりました。
ごつごつした歩きにくいところをひょいひょいと、ときに慎重に進んでいきます。岩と岩の間を覗き込んでカニを探します。
岩のくぼみにたまる海水には小魚も見つけられました。
目の前に自然に生きる生物をみて、子どもたちはとても興奮して目を輝かせていました。
素手でどうにか捕まえる彼らのやりたい!!という気持ちはお見事でした。

戻る道で展望台を通り、きれいな海と横須賀の景色を眺め、たくさんいたトンボを数えてみたりして、歩いて行きました。

探検から戻っておやつを食べると、帰る時間です。
お着替えをして、島を出る前に海の砂浜で鬼ごっこをして、猿島にさようならをします。

帰りのフェリーもあっという間でした。

横須賀に戻ると、最後にひと遊びして今日を締めくくります。
暑さもへっちゃら、まだまだ遊ぶ元気を残して、今日1日を思い切り楽しんだ子どもたちは、日に焼けていい笑顔をしていました。

《最後に》
最後に今日1日子ども達と一緒に過ごしてくださった大学生にも率直に感じたことを書いていただきました。

コロナ禍で海に行く機会もすっかりなくなってしまったなか、私自身も、毎年夏に必ず行っていた家族での沖縄旅行がなくなったことは意外にも大きなさみしさを残していました。1年の中で海に行って遊ぶ機会はその沖縄旅行しかないからです。
なくなったという事実だけでは、今まで気づきもしなかったし、私にとっては、たかが海に入れないことは何ら変わりない、とすらと思っていたくらいの心持ちが一転、今日猿島に行って、海で遊んで初めて「あ、海は2年ぶりだ」とどこかに抱えていたさみしさを感じました。
これはきっと私だけでなく、そして海遊びに限らず、世界中のみんなが、たとえ気付かずとも、いろんなことを失って、我慢のなかで代わる何かを探して生きていると思います。

子どもたちもそうなんだろうな、と思うと同時に、今こうして仲間と思いきり遊べることがいかに有難い時間であるかを感じながら、子どもたちの笑顔がもっともっといっぱいになればと一緒に思い切り遊びます。
そうして過ごす時間は、子どもたちにとってプラスであればいいという思いにとどまらず、私にとっても最高に楽しい思い出となり、一周回ってまた、あぁいいな、と思わせてくれました。

《アルバム》
無人島遠足の写真はこちらです。お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R 無人島遠足 2021 アルバム
閲覧期限:7月25日

<いくラボ>卒業生が遊びにきてくれました

2021年7月17日 / 未分類

4月から晴れて社会人になったこひつじかいの卒業生が久しぶりに遊びに来てくださいました。
3月までキャンプや遠足、普段のお稽古でも子ども達を可愛がってくださっていたので、子ども達も大喜び!
3月には影も形もなかったIKU LABOを早速紹介していました!感想をいただいたのでご紹介します。

久しぶりに訪れた広尾の屋上にはたくさんのプランターと様々な野菜やお花が育っており、昨年夏の斑尾キャンプを思い出しました。屋上を案内してくれた子は、昨年キャンプに参加した女の子でした。パッと見ただけで「キュウリだ!」「これはとうもろこしかな?」と夏に自分の目で見た斑尾の農園野菜と照らし合わせながら教えてくれました。これは、子どもが一つ一つの経験や記憶をしっかり自分の引き出しのすぐ出せるところに置いておいたからこそ、出来ることなのではないかと思いました。コロナ禍だったからこそ五感を通じて自然を身体いっぱいに感じた経験をした去年の夏。そこで得た知識を自分のものにして今に活かしているその子の姿から、子どもたちの受け身でない主体的な学びと吸収力の高さ、そしてそれらをアウトプットする対応力のようなものを感じました。

そして何より、都会のど真ん中なのに、斑尾で見て感じた体験のようなものが出来そうな「いくラボ」にワクワクした気持ちも感じました。特にキュウリは、真横に設置されたネットにツルが少し絡まり付いており、トンネルができる予定なのだと分かりました。
昨年子どもたちと一緒にくぐったキュウリのトンネルが広尾に出来る日が今から楽しみです。また、子どもと一緒に屋上農園を回りながら、ハートのトマトを見つけて切ったらどんな形か想像してみたり、バジルやミントの香りを嗅いでどんな料理に使えそうか考えたりもしました。単に育てるだけでなく、食育のクラスでこの採れたて野菜を使ってクッキングすることを想像すると、都会で育つ子どもたちにとっては貴重な経験になるのだろうなと思いました。コロナ禍ゆえ外に出て自然を感じる機会が少なくなっていますが、いくラボがあることで子どもたちのちょっとした気付きや発見が生まれ、どんどん引き出しを増やしていく子どもたちの姿が思い浮かびました。

<いくラボ>屋上菜園IKU LABOはじめました

2021年7月17日 / 未分類

毎日小学生新聞の「たね」をテーマにしたスタンプラリーに取り組み始めると普段よく口にしている野菜でもどんな種からできているのか?どんな風に育つのか?知らないものが沢山あることを知った子ども達。本物を見てみようということで野菜・果物・花の取り揃え、ルーペも準備して、どんな種が出てくるのか予想をしては、観察しオリジナル種図鑑を作り始めました。
種があれば当然育ててみたくなるもの!しかしながら都会のど真ん中、庭もない中でどうしようかと考えていたときに、こひつじかいの卒業生が一役買ってくださることになりました。彼は大学で農業を専攻、「都市農園」を研究テーマにしていることもあり、子ども達のやりたい!の実現への協力を快く引き受けてくださいました。
屋上菜園の名前は「IKU LABO」に決定!子ども達と博士の研究が始まりました。
今回は、博士から「IKU LABO」の様子をお届けしていただきます。

こんにちは!
この度IKU LABOを運営することになりました 博士です

私達は5月中旬から子ども達と屋上での菜園を始めました。スーパーで販売されている農作物を当たり前だと思っている都会の小さな子ども達に種から栽培し育て上げることは貴重な体験になると考えました。
私は現在、大学で農業を専攻しています。それなので少しは作物への知識がありますが、私も実際に実践的にプランターを用いて育てることは初めての経験なので、我々大人も子ども達と同じ目線で試行錯誤しながら作物を育て上げることの厳しさを受け入れよう、失敗からも沢山の学びがあるはず!と挑みました。
今回は色々と育てている中から3つご紹介したいと思います。

●トマト
苗から植えました。トマトは水をやりすぎると枯れてしまうため水やりしたい子ども達に我慢をさせました。自然の雨水ですくすく育ちました。トマトを育てるポイントとして脇芽をとる必要性があります。取らないでいると主茎に栄養がいかず葉っぱばかりが生い茂ってしまいます。はじめはどれを取ればいいかわからなった子ども達も最終的には脇芽を判別できるようになり自分でとれるようにまでなりました。また風で倒れないように支柱を立て支える作業をしました。結果的にトマトはハート形の実をたくさんつけ、子ども達みんなで赤くなったら収穫していきました。

●枝豆
枝豆は種から植えて10日目ほどで芽が出ました。はじめは成長していましたが、トマトと違ってだんだんと成長が遅くなっていました。そこで液肥をまくことで成長を促しました。青い液肥をたまにまくことで枝豆に栄養がいくようにしました。最後には莢の中が三粒ある大きな実をつけてくれました。収穫は苗ごと引っこ抜くことをおしえました。みんな枝豆が莢だけで売られていることから一莢ずつ収穫すると思っていたため子ども達は違いに気づいたことでしょう。

●トウモロコシ
種から植えたトウモロコシはプランター栽培でできるのか不安でした。しかし予想に反して成長してくれて順調に背が高くなっていきました。トウモロコシは水があればあるほど良いので子ども達も楽しそうに水やりをしていました。根が浮き出てくる特性から途中に土を足して追肥をしました。そのあと水を得た盛ん魚のようにぐんぐん伸びて背が高くなっていきました。トウモロコシのお花を初めて見たとき、トウモロコシがこんなお花をしているなんて知らなかった子ども達には大きな刺激になりました。受粉はどうしようかと思っていたら、なんとミツバチがやってきてしっかりと働いてくれていました。トウモロコシの実が少しずつついて初めてのベビーコーンとして収穫ができたときはみんなひげまで食べておいしいといっていました。

他にもミントやハーブ、季節の花々などを植え育てたイクラボは子供たちの大きな楽しみになっていました。みんな毎日どんな変化がみられるのかわくわくして屋上に来ていたと感じます。また食育のクラスではこの野菜たちを使ったクッキングをすることでより自然に学びが深まることとなると思います。3か月で何もなかったところからたくさんのものを作り上げた経験は夏に向けて、子供たちの心に大きな種をまけたと思っています。

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