カテゴリー「未分類」の記事

【ワジック教室・食育】土用の丑の日御膳

2025年7月21日 / 未分類

今日は土用の丑の日です。
暑い中、2歳から小学1年生までの総勢9人が元気に集まりました。

献立

◯鰻ととうもろこしの炊き込みご飯
◯う巻きのお吸い物
◯うなきゅう
◯冷奴〜胡瓜の佃煮のせ
◯一口味噌こんにゃく
◯ピーマンの胡麻和え
◯旬の果物「桃」「ブルーベリー」

まず初めに、鰻巻きのための卵を割る作業とトウモロコシの皮を剥く作業をします。卵はボウルのふちでコンコンと叩き、音が変わったら割れる合図。小さい子もみんな上手に割れていました。
トウモロコシは、一番内側の皮を残して外側から順番に皮を剥かなくてはいけません。どの皮から剥くか見極めるために「根元の方を見てごらん」と言うと、大きい子たちは根元から上の方へとじっくり観察して、綺麗に外側から剥くことができていました。

次に、鰻と胡麻和え用のピーマンを切っていきます。どちらも切り方が決まっているので、まずは見本をしっかり見て切り方を覚えます。鰻はタレで滑りやすくなっていたので少し切りづらそうな子もいましたが、みんな見本通りに切り終えることができました。

しばらくすると、最初に皮を剥いたトウモロコシが茹で上がりました。茹でたてのトウモロコシは茹でる前よりも鮮やかな黄色に染まり、とても綺麗です。まだ熱いのに、みんな興味津々で手を伸ばしていました。トウモロコシは実を削ぎ落として、芯はご飯と一緒に炊き、実は炊き上がったご飯に混ぜこみます。

次はこんにゃくとお豆腐を切り、こんにゃくはうずらの卵と一緒に串に刺します。全員先程と同じように指示をしっかりと聞き、集中して見本を見ていたので、うずらの卵の刺す向きや個数を誰も間違えずに仕上げることができました。串に刺す作業は簡単そうですが、刺す向きなど小さな注目ポイントが沢山あります。今回は底の凹んだところが下にくるように縦に串にさしてね!と声かけすると全ての串が見事に揃いました。

いよいよ仕上げに入ります。
それぞれ自分の食器を持って、小さな子はお兄さん、お姉さんの様子を見ながら配膳しました。途中、どこが誰の席か分からなくなるハプニングもありながら、無事全員席に着くことができました。
「いただきます!」の元気な声で、みんな一斉に食べ始めます。栄養満点の鰻や旬の夏野菜を、どの子もとても美味しそうに、たくさん頬張っている姿が印象的でした。

今回は視覚の回ということで、食材や切り方などを観察してから作業を行うことが多くありましたが、みんな慣れてきたこともあり、最年少の2歳の子たちも含めてしっかりとお料理を完成することができました。

2025.7.19の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20250719「土用の丑の日御膳」

【五感磨き遠足】無人島に行ってきました!

2025年7月18日 / 未分類

関東も梅雨明けを迎え、遠足日和となった今日は夏休み恒例の無人島遠足です。横須賀中央への電車は運転席の前が展望席のようになっていて電車好きの子どもたちは大喜びで運転席にかじりついていました。線路が一本になったり、短いトンネルが連続する場所を見つけたり、すれ違う電車に注目したりと楽しんでいるうちにあっという間に到着しました。

フェリーに乗り込み2階にのぼって先端へ。出発前までの間に前に停泊しているフェリーから水が出ているのをみて、どうして水が出ているんだろう?水を飲んじゃったのかな?水の力で進むんじゃない?など話が膨らみました。こんなにたくさん人が乗るのにどうして沈まないの?下に浮き輪が沢山ついてるのかな?重力がないんじゃない?など子どもたちは興味をどんどん広げながら猿島へ出港しました。

猿島に着くと、まずサンダルに履き替え、水着に着替えました。早速、海辺へ繰り出します!すると海の向こうに富士山を見つけました!雨がきれいに空を掃除して空気が澄んだおかげで島の様々な場所から見ることが出来ました。迫ってくる波から逃げたりジャンプして飛び越えたりして遊びました。その後、サンダルを脱ぎ、よーいどんで、みんなで走りました。裸足で走ることで、「砂浜は気持ちいいね」と言っていつもと違う感覚を楽しんでいました。次は、浜にあった流木に乗って、「どーんじゃんけんぽん」をすることに。グッとパーでチーム分けをし、2チームに分かれました。流木は、龍みたいな形でバランスをとりながらやりました。

続いて、貸し切りの砂浜で思いっきり砂遊びを楽しむことにしました。横須賀中央駅の工事現場でショベルカーが大量の土を掘ったり山にしたりしていたのを真似して一人一人どこまで掘れるか挑戦です。掘り進めると貝だらけになったり、砂の色が変わったりと同じ砂浜でも変化があることを発見しました。それぞれの穴が深くなったところで近くのお友達の穴とトンネルを開通させるように掘る向きをかえていきます。波が打ち寄せると掘ったところに海水が流れ込み、どこの道が繋がっているのかが分かるので、次はこっちにしよう!私のも繋げたい!とアイディアが出てきて午前中いっぱい遊び尽くしました。

食事を終えたあと、午前中遊んだ様子を絵に描いてみます。大きな流木でどーんじゃんけんぽんをした時の様子や、海辺で貝殻集めをしたり、砂を掘って池と山を作ったりした様子など、お友達と話しながら思い出して描いていきました。砂浜や波を描くのが難しかったですが、年長のお兄さんの絵を真似てみて、それぞれ午前中楽しかった遊びを描くことができました。

島のさらに奥へ探検に行きます!セミの力強い声に負けないようみんなで元気よく出発です。日なたでは日差しが強く汗がじりじりと滲み出てきますが、探検中は木陰が多く、涼しい風が吹きます。2匹のとかげにも出会い、みんなで楽しく歩き進みました。真っ暗な部屋や洞窟があり、人がいるかな?おばけが住んでるかな?おばけさん、いますかー?と声を掛けてみます。怖い!と言いながらもどこか興味がありそうで、じっくり観察してみました。
さらに島を奥へ進むと、岩礁へ行くことができました。午前中遊んでいた砂浜とは違い波が強くザパーンザパーンと大きな音を立てています。岩と岩の間には、カニやヤドカリ、海藻が住んでいて触れ合ったり観察をしたりして楽しみました。慎重な足取りながらも強い好奇心でどんどん岩を渡り歩く姿はとても頼もしく感心します。魚やヤドカリを見つけると大きな声で報告をしてくれて、嬉しいそうな顔を見せてくれます。自然との触れ合いを心から楽しんでいるようでした。
探検の帰り道、トンネルが二手に分かれており、どちらから戻りたいか意見が分かれたため、それぞれ行きたい方向へ分かれて帰ることにしました。

着替えをして、お菓子タイムを終えた後、お菓子のゴミを、猿島ECO STAITIONへ捨てに行きます。ただゴミ箱に捨てるだけではなく、しっかり分別をして捨てます。みんなの捨てたゴミが、船の一部や道路、洋服などに姿を変えます。ペットボトルもラベルを剥がしてから捨てることを知ることが出来ました。

帰りの船の時間です。まだまだ名残惜しい猿島に、また来るね!バイバイ!と一生懸命手を振り、戻ってきました。戻る途中の海にはクラゲがたくさんいたので、何匹見つけられるか数えたり、船長さんのご好意で運転席を特別に近くで見せてもらったりすることができました。
駅へ行く前に、三笠公園でもうひとあそびします。船の船長になった気分で遊具を使って遊ぶ子や、みんなでやった「どんじゃんけんぽん」を気に入ってもう一度やる子もいました。思う存分遊んだので、帰りの電車に乗った瞬間エネルギー切れの子もいましたが、品川駅に着くとリュックを背負い、自分の足でしっかり歩いてお父様お母様のもとへ帰ってきました。

2025.7.18の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20250718 無人島遠足

【ワジック教室・食育】夏コース第3回は七夕素麺

2025年7月7日 / 未分類

もうすぐ七夕なので、今回の献立は七夕素麺です。お料理中に聞こえてくる様々な音や声、「聞く」ということに注目しながら涼し気な御膳に仕上げました。

献立

◯七夕そうめん
◯茄子の煮浸し
◯胡麻和え
◯星型牛乳寒天

お料理を始める前に、前回仕込んだお醤油の様子をみんなで確認します。
この前は砂浜のように麹が塩水の中をさらさら動くようでしたが、2週間たってドロドロに。そしてペットボトルが膨れてカチンコチンになっています。キャップを少しずつ回していくと「シューッ」と小さな音が聞こえてきました。音を聞こうと、賑やかだった部屋が静まり返ります。さらに「シューッ、シューッ」と音が強くなってくると、ブクブクと泡が勢いよく出てきてペットボトルから溢れそうになりました。キャップがとれるとペットボトルはベコベコ柔らかくなりました。仕込んだ時には、麹は生きているというのがイメージできなかった子どもたちも、「息をしてるのかな」と発酵のちからを感じられたようです。

お料理を進めていくと、音が合図になっていることが沢山あることに気がつきます。
卵を割るのに机にあてていくと「コツコツ、コツコツ、カチャ」ヒビが入ったことを教えてくれます。
胡麻を擂るのにも「ゴリゴリ、パチパチ、プチプチ」と音がしていたのがサラサラになっていくにつれて聞こえなくなります。これがそろそろ味付けしよう!の合図です。
そうめんを茹でるお湯が沸いたかもボコボコと出てくる空気の泡の音の早さで「良さそう!」と自分たちでタイミングをとっていきます。
他にも錦糸卵を焼くフライパンの温度も卵を入れた時の「ジュ―ッ」という音で分かります。
子どもたちもその音の合図を聞き逃さないように、自然と目の前のお料理に集中していくのが感じられました。

食材や調理過程で出てくる音を聞くほかに、お料理の手順を真似するのにも「聞く」が役に立ちます。
ズッキーニを切るときは「トントントントン」、茄子の皮に切り込みを入れるときは「手前から奥にスー、スー」などお手本を聞いたとおりにリズムを真似っこしてみます。目で見たものを再現しようるするとやりたい気持ちが強くて力が入ったり、慎重になりすぎてゆっくりになったりうまくいかないものが、口でも言いながら同じリズムで動かしてみると意外と早くきれいに、形もそろって出来ちゃうものです。「うまくできるかな?」という心配な気持ちもどこかに飛んでいって、みんなが「次やってみたい」と取り組んでくれたのであっという間にお野菜の下準備も整いました。

だんだんと「聞いて」と言わなくても子ども達同士で様々な音を発見できるようになってきました。お隣同士で、卵を溶く作業と胡麻を擂る作業をしていると「卵はかちゃかちゃ、胡麻はプチプチ」と聞こえた音を表現したり、コリンキーという生で食べられるかぼちゃの種をとるときには「サクサクしてる」、飾っていた笹の葉は「サラサラ、歌と一緒だ」など音を比べて楽しんでいました。

七夕の絵本を読んで一呼吸ついたら、配膳と盛り付けに取り掛かります。
今日は机も天の川のように長く繋げてみることにしました。そうめんは1人ずつ自分のお椀に盛り付けていきます。錦糸卵を真ん中に盛ったら、短冊切りにした胡瓜と星型に抜いたコリンキーを手前に立てかけて完成です。胡麻和えを入れる器は「真筍」という筍から竹になる途中の、夏のはじめに採れるもので作った食べられる器です。
そしてみんなお待ちかねのデザート。星形に抜いた牛乳寒天のまわりにサクランボのコンポートと摘みたてブルーベリーを飾って七夕御膳が出来上がりました。

2025.7.5の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20250705「七夕御膳」

▲TOPへ戻る