【五感磨き遠足】お茶摘み遠足へ行きました!

2024年5月12日

今日はわさびや茶園さんへお茶摘み遠足に行ってきました。

渋沢駅まで電車で行き、15分ほどバスに乗って、お茶園へ向かいます。電車内ではみんなで折り紙でカーネーションを折って過ごしました。安定しない足の上で折り紙をするのはなかなか難しく、しっかり折り目をつけたり、折る手順が分からず苦戦する姿が見られましたが、みんなで一生懸命折っているうちにあっという間に下車駅に着きました。今日は空が晴れていて雲も少なかったため、小田急線内から進行方向側に大きくそびえ立つ富士山が見え、楽しい1日になりそうな予感がして気持ちが躍ります。

バスを降りわさびや茶園へ20分ほど歩きます。日が照り始めてきたため、水分補給をしてから道を進みます。途中でお茶園があったので、今日摘むお茶の特徴を予習しました。また大きな水槽に浮かぶ蓮や、葱坊主、しょうぶの花、つばめも見ることができました。人通りは少ない道ですが、車がよく通るため、道の端を歩きますが、車が通ると、前後のお友達に、車が来るから端に寄って!とお友達想いの会話がたくさん聞こえてきました。

お茶園へ着くと、お茶摘みについて説明を受けます。3人グループに分かれ、それぞれかごをもらい、摘んだ葉で底が見えなくなるほどいっぱいにするのが目標です。摘む葉の特徴は、1針2葉もしくは1針3葉です。つんと1つ芽があり、その横に葉がついているものです。2葉のものは味が美味しく、3葉のものはたくさんお茶になるもの、と教わりました。また、お茶園の近くにはミツバチの巣箱があり、近づかないようにご注意を受けました。お茶園へ移動する前に最後にお茶園の方から2つクイズです。1つめは、お茶園にある扇風機は何のためにある? ①暑い時に羽根で風をおくる ②寒い日に風を送ってお茶の葉っぱを枯れさせないようにする ③扇風機があるとかっこいい 答えは②でした。寒い時期に風を送り霜を葉につけないようにすることで、お茶の葉を枯れさせないようにするそうです。
夏は、お茶の葉も暑いと思うから、、と優しい回答もありました。今日は風が吹いていたので、くるくる回っていました。2つめは、お茶は昔は日本にありませんでした。外国から来たがその国とは? ①インド ②スリランカ ③中国  答えは③です。この問題は正解している子が多く、答えを聞いた時に喜んでいました。

茶畑に移動して、お茶摘みを開始します。グループごとに一列ずつ担当し、その列に生えてる全てのお茶を摘もう!と意気込みどんどん摘んでいきます。数えきれないほどの葉が目の前に広がる中で、1針2葉のものを見分けるのがなかなか難しかったようで、手当たり次第葉を摘んでいる子もいましたが、まずは”つん”(1針の部分)を見つけてみて!とアドバイスをするときちんとお茶の葉を摘むことが出来ていました。これはつんがある?と1つ摘むごとに聞いてきた子も時間が経てばコツを掴み、多くの葉をかごに入れていました。摘む時は、ぎゅっと上に引っ張らずに、横に折るようにすると、ぱきっと音がして簡単に取れます。これは葉っぱが4枚もついていた!僕はもう20本以上摘んだ!と自信気に報告してくれ、とても楽しんでいる様子が見れました。列ごとのかごがどのくらい埋まっているか、時々確認しつつも手は止めずにいます。少し場所を移動して別の茶畑でもお茶を摘みましたが、始めた頃とは見違えるほどのスピードでした。また隣の茶畑ではお茶っ葉を機械で摘んでいたので、その様子も見学しました。機械の端に大きな袋を取り付け、機械を動かすとゴォーと音を立てながら、葉がどんどん袋に入っていきます。その圧巻の様子にみんなは目を奪われていました。

お昼ご飯の時間になりました。いただきます!と元気よく食べ始めたと思ったらあっという間に食べ終えてしまいました。気温が高い中、たくさん歩きさらに一生懸命お茶摘みをしたので、すごかお腹が空いていたのだと思います。すると、お茶園の方が摘んだばかりのお茶で天ぷらを作ってくれました。まだ熱々の天ぷらをみんなで食べてみます。美味しい!という声がたくさん聞こえたと思ったら、もう1個と天ぷらに手がたくさん伸びていました。摘みたて、そして揚げたての天ぷらは、てんつゆなどは要らず、素材そのままの美味しさが楽しめます。噛んだ瞬間に口の中でお茶の香りが広がり、後味ではお茶のほのかな苦みを感じることができます。お茶園の方は3皿揚げてくださいましたが、どのお皿もあっという間に完食してしまいました。お茶の天ぷらを初めて食べたという子がいましたが、気に入ったようで、お家に持って帰ろう!お家でも食べたい!とまた食べるのを既に楽しみにしていました。

食べ終わった人からお絵描きをします。午前中にお茶を摘んだ様子を思い思いに描いていきました。お絵描きタイムもあっという間に終わります。その理由は、次に川遊びがあったからです。ウォーターシューズに履き替え、お茶園のすぐ前の川で遊びました。暑かった気温とは反対に、ひんやりと冷たく気持ちいい水が流れ、みんな大満足です。転んで洋服が濡れてしまっても、着替えがあるから大丈夫!と自分から言い、全身濡れてもお構いないしどんどん奥へ進みます。奥には小さな滝があり、勢いよく流れ落ちる水に大興奮の子供たち。持っていたタオルで、流れる速さを競うタオルレースをしたり、びちゃびちゃと跳ねる水を掛け合ったりと、暑い今日にぴったりの遊びでした。川の中を歩く時は、底が見えるところに足を置くこと、そうでないと深さが分からず危ないこともある、ということを学びました。

次は流しそうめんです。お茶園に着く前からみんながとっても楽しみにしていました。1人1つずつ、つゆを入れた紙コップと箸を貰うと、早速そうめんが流れてきます。箸をスタンバイしていてもコツを掴まないと流れていってしまうそうめんを真剣に取ります。少しとは言え、お弁当を食べた後なのに!?と思ってしまうほどの食べっぷりでした。早く!早く!とそうめんが流れてくるのを待ち、来たらすぐにキャッチ!時々いちごが流れてくるサプライズもありました。流し口の方には人がいっぱいいるから、下の方でみんなが取り逃したそうめんを狙う戦略家の子や、紙コップいっぱいになるまでそうめんを取っておきゆっくり食べる子など、それぞれのスタイルで、もうお腹いっぱい!となるまで食べ続けました。
流しそうめんをした川のすぐ上流の方では、わさびが育っており、そこにはカニがたくさんいるようなので、カニとりをすることにします。川の中にはわさびがあるので踏まないこと、岩の下を探した後は、岩を元の位置に戻すことを約束として、カニを探しました。カニは、岩の下にいることが多いようで重い岩を一生懸命動かして目を凝らします。一部分をじーっと見ていると、水の流れとは別に動いているところがあり、そこに目を向けるとカニが歩いていることが多いです。大きなカニをはじめ、生まれたばかりの小さなカニなど、1人2匹から4匹ほど捕まえることができました。このカニは家に持って帰り、大切に可愛がることをお茶園の方と約束しました。

お茶園を後にし、バス停へ歩こうと思いましたが、バスが来るまで約15分しかありませんでした。バスが1時間に2本しか通らず、乗りたいバスを逃してしまうと、次は30分待ちです。行きは20分ほど歩いた道なので、帰りも歩くとバスに間に合いません。全力ダッシュでバス停に向かうことにしました。下り坂を全力で駆け下ります。速い遅いがあったと言えど、止まることなく走り続けたため、バスが来るのを余裕を持って待つことが出来ました。朝からたくさん歩きたくさん遊んだ子ども達の体力には驚かされます。弱音を吐かず、一生懸命大人の走りに着いて来る子もいて、その姿には本当に感激しました。暑い中全力で走ったので、みんな汗だくです。水分補給をしてバスが来るのを待ちました。
疲れているはずですが、その様子をほとんど見せずに電車の中でも、手遊びやお話をしてたくさん笑い楽しんで過ごしました。
今日みんなが摘んだお茶の葉が、お家では天ぷらになるのか、お茶になるのか…ぜひ、遠足の思い出話と共にお土産のお茶を楽しんで頂きたいです。

2024.5.11の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒K&R お茶摘み遠足 20240511
閲覧期限:2024年5月18日

磯邊季里 @ 2024年05月12日 05:48 コメント: (0)

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