<バンコク> パパと一緒にリトミック&パターンブロック クラス

2017年3月5日

 2月19日(日)と26日(日)の午後に子ども達がお父様と一緒にリトミックやパターンブロックで学ぶクラスを開きました。普段はお母様とお稽古に参加することが多い子ども達ですが、今日はお父様と一緒のレッスンということで、両日ともうれしそうな表情で入室してくる様子が印象的でした。うれしそうなのは子ども達だけではありません。お父様もお母様も柔らかい表情です。とても良いクラスになる予感がします。

 レッスンがはじまるまでの間、お部屋の真ん中にあるマラカスやカスタネットを見つけて手に取って遊びだす子や、お父様の膝の上でじっとしている子など、それぞれの時間の過ごし方をしていましたが、先生の「お片付け」のピアノが奏でられるとどの子もレッスンの準備をしてきちんと座わります。
 みんなでご挨拶をしてレッスンがはじまりました。一人ずつタンバリンやボールを使ったリズムに合わせたご挨拶もしました。それからお父様お母様と手をつないで輪になり、音楽に合わせて歩きます。ゆっくり歩いたり急いでみたり、時にはお父様が子どもを持ち上げたりします。歌を歌ったりベルを鳴らしてみたり、色々なバリエーションでテンポよく進み、みんなの笑顔か輝きました。

 次はぐりとぐらの絵本の世界に触れていきます。子ども達はお話をきいたあと、カステラを作る真似をしたり、お散歩ごっこで葉っぱに隠れたドングリを探しに行きました。ドングリが探せたら、そこからはパターンブロックを用いての学びへと展開させていきます。ぐりとぐらの絵の上にブロックを置いていきますが、洋服の色と同じ色のブロックを置いたり、カステラの上にはカステラ色(ここでは黄色)のブロックを置くなど、パターンブロックの鮮やかな色彩が活きました。

 今度はブロックを使って大きなタワー作りに挑戦です。この頃には子ども達よりもお父様方の方が夢中になって取り組んでいました。はじめはブロックを寝かせて重ねていましたが、立てて重ねているお手本を見ると、みんなも立てて重ねてみたくなります。挑戦の甲斐があって、とても高いタワーができました。せっかく出来上がったタワーでしたが、これを子ども達に吹いて倒させるとお部屋中に笑い声が響き渡りました。作り上げることばかりが学びと考えがちですが、パターンブロックは壊すことでも体得できる要素があるのですね。遊びながら学んでいるからこそ、の一面かもしれません。そのあとの御父様とお母様で高く積む競争、お子様がブロックを運んでくるという家族団結のゲームも行いました。
マットいっぱいに散らばってしまったパターンブロックをみんなできれいにお片付けしたら、今度は工作にとりかかります。4枚の帯状の紙を交差させ、それぞれの端をつなげてボール状にします。そこにぐりとぐらのお顔や手足を付けたら完成です。これまた、いつの間にかお父様お母様と子ども達が作業を分担して工作を仕上げていました。

 あっという間に時間が過ぎて終わりのご挨拶をしました。そしてテーブルの上に用意されたお菓子やお茶をいただきながら、歓談タイムです。初対面の方も多かったようですが、同じ年ごろの子供をもつ親同士、自己紹介や情報交換で盛り上がりました。

 お父様が参加されるお稽古は珍しいこともあり、子ども達にとってだけではなくお父様お母様方にもとても喜んでいただけたレッスンになったようです。日頃お仕事でお忙しいお父様ですが、ぜひ今しかない子どもの成長を楽しんでいただきたいと思います。リトミックやパターンブロックが、親子のコミュニケーションツールになれたらうれしいです。次回5月にまた楽しい時間でお会いしたいです。

磯邊季里 @ 2017年03月05日 02:32 コメント: (0)

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