<こひつじかい>お茶摘み遠足

2018年5月20日

5月12日(土)、天気は快晴。涼しげな装いの子どもたちとともに、4本の電車とバスを乗り継いで、神奈川県秦野の「わさびや茶園」へお茶摘み遠足に出かけました。茶園までの道のりはおよそ2km。緩やかな山道を一歩一歩、しっかりとした足取りで歩く子どもたちの額にうっすら、汗が滲みます。


茶園に到着後はいざ茶摘み! 明るい緑色の葉が二、三枚ついた新芽をチームに分かれて探します。ついつい目移りしてしまいますが、あちこち探さず一箇所に集中するのが肝。どのチームが一番早くカゴをいっぱいにできるか、競争です。チームのお兄さんやお姉さんたちに「これどう?」「見て!これいい感じでしょ!」と、笑顔で見せる子どもたち。摘みたての茶葉をかじってみると、ほのかにお茶の味。でもやっぱりちょっと苦いかも?

お茶摘みの後は、待ちに待ったお弁当、そしてお絵描きの時間です。美しい青空の下、茶畑の上の土手に上がり、みんなで仲良く並んで絵を描きます。

絵を描き終わった頃に、揚げたての茶葉の天ぷらを頂きました。

お次は、流しそうめんです。竹で作られた流しそうめんの滑り台の上から、茶園のお兄さんがせっせとそうめんを流してくれます。みんな集中して待ち構えますが、気を抜いているとスルリとお箸の間をすり抜けてしまいます。なかなか上手にお箸が扱えない小さな子たちも一生懸命そうめんを捕まえ、「やったー!」と大喜び。

満腹になったところで、茶葉工場の見学です。茶園で収穫された茶葉はすぐに工場の蒸し機にかけられます。その後、茶葉を揉む機械によって何度も揉まれ、最後に乾燥します。子どもたちは茶園の方のお話を真剣に聞き、茶葉が収穫された状態から出荷前の状態になるまでの様子を実際に機械を間近で見て、学びます。

新たな知識を得た後は、元気に川遊びの時間です!水に足をつけて涼しむ子、カニを探す子、転んで全身びしょ濡れになる子、皆銘々に楽しんでいる様子。たくさん汗もかいたので、着替えをして、茶園を後にします。

バス停までの距離は2km。疲れたからといってのんびり歩いている暇はありません。駅に着き束の間のおやつ休憩をした後は、さすがに疲れが出たのか皆お互いに寄りかかってグッスリ。無事田園調布駅に戻って来たら、解散です。遠足のしおりに、自分たちで摘んだ茶葉、川で拾ったカニetc.たくさんの思い出をお持ち帰り。苦労して積んだ茶葉で淹れたお茶はさぞ美味しかったことでしょう!

日本ならではの表現、五月晴れ、森林浴などなどで心も身体もあらわれ、しっかり子供達が、五感をフルにつかうことが出来た大切な春の1日でした。

磯邊季里 @ 2018年05月20日 13:10 コメント: (0)

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