<こひつじかい>スキーキャンプ ロングステイ9日目

2020年4月5日

《4月5日》
朝から雪がちらちら降っていて、まだ春はお預けのようです。妙高のスキー場も今シーズンは、終了しました。
今日からは、毎日の生活を自分の力で、しっかりと過ごすということを目標に規則正しい生活習慣をもう一度確認します。
自分で考えて生活をすること。簡単そうですが、とても子供たちには難しい事のようです。
普段は、学校や幼稚園があったり、お母さまがレールをひいてくださりそれをこなしていくということが多いので、何をどのようにしたらよういか、困ってしまうようです。
勉強をすることとは、どういうことでしょう。どうして宿題をするのでしょうか。
自分の頭、2本の手など自分のものだけを使って、行動することの難しさを感じます。普段は、誰かの考え、手を借りてしまうことが知らないうちに多いのでしょうか。どんなにしかられて、注意されても、どうしてそれをいわれているのかを理解していないと、前に進めません。その場でわかったつもりになることほど怖いことはありません。それを大人が理解していないと「言ったでしょ!」「なんでわからないの」といっても、無駄な行動かもしれません。
せっかく時間が持てるいま、慌てることなく、地に足を付けて、もう一度大切なことをしっかり身に付けるチャンスかも知れないので、子供たちも自分と向かいあい、時間を大切に過ごしたい思います。大人も子どもと同じ視点にたって、共に時間をすごすこと、一緒に笑い、一緒に学び。

「早く」「わかった?」という言葉こそ、あまり子どもには、響かない言葉かもしれません。寄り添って、子どもが「なるほど!」と思う環境づくりをたくさん見つけます。

子供たちだって、できることはたくさんあります。社会の一員だと思って接してあげると、どれだけ成長することができるでしょう。子どもだから、小さいからと思うことこそ、子供たちの成長を妨げてしまいます。
共同生活で得られること、こんなにたくさんの種を撒けること、ニュースを見るたびに、先の光が見えないトンネルの中にいる気がしてしまう今だからこそ、これから夢をもって生きていく子供たちに、一人の人としてのモラルをしっかりとこのチャンスに身につけ、時間が貴重であることをしっかりと根付かせたいと思います。

新学期をむかえるにあたり、学校にいけることの喜び、学びの楽しさ、そして、かけがえのない友との時間が本当に大切だと感じられるように、1日1日をていねいにすごすために、今、自分で、自分のために計画をたて、自分がどんなことにも夢中に慣れることを身に付けます。

生きるためには?病気にならないためには?
「こども会議」で子供たちの意見をたくさんだして、話していくと、たくさん見つかると思います。
おいしくいただく!こと、これが「心身ともに健康でいられる」大きな鍵かもしれません。

お食事を作るだけにとどまらず、後片付け、食事を作る準備をする、たくさんのことが学べます。
今日も「笑い声」がロッジにこだましています。

子供たちにパワーを付けて!のメッセージと共にたくさんのお肉のプレゼント。皆で準備をして、焼肉を囲んで、健康な身体を作ります。
満点の星、お金では買えないこの自然を身体中で、蓄えています。

磯邊季里 @ 2020年04月05日 22:10 コメント: (0)

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