<こひつじかい>猿島遠足

2019年7月20日 / 未分類

今日は猿島遠足です。
雲が厚く、お天気が心配ですが、子どもたちは気にもとめず、昨日の話、今日の話をして盛り上がっています。
品川駅に集合すると、いつものようにペアを作り、ホームまで向かいます。

品川駅から京急線で電車で横須賀中央駅まで、何十駅とありますが特急なので12駅で着きます。
約1時間、車内では、好きなキャラクターのお話、昨日あった出来事のお話、以前に猿島に行ったことのある子はその時のお話をして楽しそうに過ごしていました。


横須賀中央駅に着くと、歩いて港まで向かい、フェリーに乗り込みます。
フェリーが出発すると、アニメ『ワンピース』に登場する主人公ルフィをはじめとするキャラクターたちのアナウンスが流れてきて、こどもたちは興奮気味に反応していました。

フェリーで約10分で猿島に到着です。
猿島は今モンキー・D・ルフィ島となって東京湾に浮かび、ワンピースのキャラクターたちが至る所で私たちを迎えてくれました。
都内では見ることのない眺め、空気に触れて心地が良いです。

猿島に着いてからまず水着に着替え、水遊びで始まります。
海に入ることが楽しみだったようで、こどもたちはあっという間に準備を終えて浜辺へ走っていきます。
お友だちと水をかけ合ったり、砂のお城を作ったり、お気に入りの貝を集めたりしていました。
おひさまも顔を出し、海に入るのにぴったりのお天気です。
こどもたちが遊ぶ所の近くには、ドローンのヘリポートがあり、BBQの食材を運んでいる様子を見ることができ、ドローンに興味津々の子もいました。


海で遊んでからは、お昼ごはんの時間です。
「海のそばでごはんを食べたい!」子どもたちの声により、砂浜にレジャーシートを敷いて海のそばでお弁当をいただくことにしました。
朝からたくさん使ったエネルギーをチャージします。
苦手な食材に挑戦する子、食べる量を増やして頑張る子の姿を見て頼もしく感じました。

ごはんを早く食べ終わった子たちは、また砂浜で遊び始めます。
貝や海藻を使ってお顔を作ったり、砂浜に文字を書いたりして遊んでいました。
クラゲをたくさん見つけることができ、触ってみたり持ち上げてみたりしていました。

島の散策もしました。
森の中を探検して自然に触れ、岩場では磯遊びをし、洞穴に行ったり、「フランス積」という様式のレンガ造りのトンネルも通りました。
トンネルを通る時はわくわくしていたようで、大きな声を出してみたり、走って通ってみたり、おおはしゃぎでした。

探検を終えると、絵を描く時間です。
それぞれ思い思いに、楽しかったことや印象に残ったことをカラフルに描いていきます。

絵を描いているうちに帰る時間が迫り、後はおやつを食べ、フェリーに乗り、島を離れます。
たくさん遊び、とても楽しかったようで、遠ざかっていく猿島に向かって「また来るよー!」「ばいばーい!」と、フェリーに乗っている間ずっと手を振っていました。

港に戻ると、近くにある公園で遊びます。こどもたちはまだまだ元気です。
滑り台を何度も楽しんだり、鬼ごっこをしたり、うんていを頑張る子もいました。

帰りの電車は乗り換えがない上に乗車時間が長く、座ることもできたので、ウトウトする子が多くいました。一方で、まだまだ元気が余っている子、楽しそうにおしゃべりをして過ごす子もいて、なかでも年長さんが率先して自分より年下の子に席を譲る姿には成長を感じました。

自然に触れ、めいっぱい遊び、夏にぴったりの思い出をつくったこどもたちは、楽しい夏の始まりを迎えることができたでしょう。

<こひつじかい>第8回Super Long Ride 2019

2019年7月11日 / 未分類

碓氷峠チャレンジ

第8回スーパーロングライドのテーマはヒルクライムです。

今回は軽井沢の碓氷峠にチャレンジします。

初めて自転車に乗ることができるようになってからまだ半年。

はじめはバランスをとる、ブレーキを踏むなど基礎的なことからスタートをしてから現在まで、それぞれが練習を重ね、通算走行距離は300キロを優に超えています。子どもたちの成長スピードに驚きますが、数字で見ると、相応の努力を積み重ねていることが分かります。

ヒルクライム成功にむけて

 ヒルクライム前日

それぞれの予定をしっかり終え、その足でそれぞれ現地へ向かいます。

朝からみんなを迎える準備をしてくださっていた先発隊のおかげで、到着後はすぐに宿舎でBBQがはじまりました。

BBQでは明日のためにと大きな口を開けて、沢山お肉をほおばり、軽井沢の新鮮な夏野菜も美味しくいただきました。

子ども達の表情からは、これまで積み上げてきた自信と明日は絶対に碓氷峠を登りきるという意思が窺えました。

高校生・中学生をリーダーに仲良く交代で入浴すると、あっというまに全員が就寝しました。

 

 ヒルクライム当日

いよいよ当日、子どもたちは元気よく起床しました。

残念ながら雨が降っていたため、朝のお散歩は中止となりましたが、朝食をしっかり食べるといよいよ勝負服(自転車用ウエア)に着替えてスタート地点のおぎのやへ向かいました。

ここで当日入りのメンバーと合流です。次々と車から降ろされていく自転車の台数に周囲からの注目も集まります。

 出発前に、まずは後ろから車両が来た場合「車!」、対向車が来た場合「対向!」と大きな声で全員が伝えることなどのルールを再度確認、約束しました。

ヒルクライムスタート

  序盤戦

Aチームから順にスタートしていきます。

スタートから碓氷峠に差し掛かるまでの道のりは緩やかな登りとなっており、幾多の鍛錬を積んできた小学生の子どもたちにとっては何度もない道のりであり順調に走破!一方で幼稚園生はひたすら上り続けるということの大変さをスタートして初めて実感したようで、どんどん必死な表情に変わっていきました。碓氷峠の入り口に着くころには、雨も上がり、雨対策の服は暑すぎ!身軽で碓氷峠に臨みます。

  中盤戦

 ここからいよいよ184のカーブを誇る碓氷峠の入り口に差し掛かります。

子どもたちにそれぞれ意気込みを聞くと「すごい坂だけど楽しみ!」、「早く走りたい!」などやる気満々の様子。大人の伴走者に意気込みを聞くと「ゴールまでもつかな?」など不安を口にするパパもいらっしゃいました。

いよいよ碓氷峠に挑戦。スタートからカーブの度に元気数を数えていく子どもたちの姿が見受けられ1から30までの道のりは順調そのもので誰一人遅れることなく、第一チェックポイントのめがね橋に到着。涼しいとはいえ、雨に打たれ汗だくの状態になっているので自分の思っている以上に体力が消耗しています。

しっかり糖分や炭水化物を摂取し、この後の走行に備えます。

休憩を終え、次にチェックポイントは100個目のカーブ地点。

ここから急激に坂道が急になり、どんどん子どもたちの体力を奪っていきます。

安定の走りを見せていた各班の子どもたちですが、徐々に会話もなくなり必死にお父さんお母さんと一緒に登っていきます。

しかしここでも感心をするのは子どもたちの集中力です。スタート前の掛け声を忠実に守り、止まってしまうこともありましたが、すぐに立て直す姿はたくましいの一言です。

また、今回最年少の男の子も年上のお兄さん、お姉さんに負けじとついていく姿が大変印象的でした。

多少の差は出たものの、無事に100個目のカーブに到達しました。

 終盤戦

傾斜、カーブにもずいぶん慣れてきたので、ここから先は一気にゴールに向かいます。

各グループが最後の追い込みに向けて、スタートをしました。

序盤同様に快調に走行をしていましたが、140から165個目のカーブでは体力、気力に加え勾配も最も苦しい時間となりました。

普段は余裕で独走するA班の子どもたちも苦しい表情になり、B、C班にはあまりの苦しさに涙がこぼれる子もいました。

しかしながら「どんなに苦しくても足だけは止めない!」そんな思いが子どもたちからは見受けられ、ペースダウンをしながらも、必死にカーブを一つずつ走破していきます。

この時、子どもたちだけでなく、ここまでの道のりを必死に支えてきた伴走者のスタッフやお父さんお母さんもかなり苦しかったです。

しかし目標はただ一つ、間近に迫ったゴールを目指して大人同士、子ども同士だけでなく全体で励ましあっている姿はまさにチームとなっておりました。

最も苦しい場面を乗り越え、残すカーブもあとわずか。

ゴールの見えた子どもたちは再び元気を取り戻し、ラストスパート!

A、B、C班が次々と頂上にたどり着き、最後は最年少の男の子が見事に登り切り、全員でゴールとなりました。

ゴール地点では子どもたちでなくお父さんお母さんも涙が見えた感動のゴールとなりました。

全員が無事にゴールをした後は、軽井沢名物「おぎのや」の釜めしをおいしく食べて碓氷峠のヒルクライムは終了となりました。


ヒルクライムを終えて

全員が大きな事故もなく、励ましあってたどり着いた景色は言葉では表現することのできないものであり、同じ汗をかき、同じ苦しい思いをした分だけ絆が生まれるということを実感した瞬間でもありました。

いよいよロングライドもクライマックスに入っていきます。

今回で手にした大きな自信を自転車だけでなくすべてのことに結び付けてほしいと心から願っております。

<こひつじかい>マラソン大会2019

2019年6月30日 / 未分類

6月29日(土)、毎年恒例のマラソン大会を行いました。およそ5キロのコースを今年も全員が無事に完走することができました。

子ども達の力走

今回は、上位3名が大会記録を上回る好タイムでした。特に先頭の2人はひたすら追いつけ追い越せを繰り返し、力強い走りを見せてくれました。年長さんも徐々にペースをつかんでくると、最後まで一生懸命走っていました。また、スタート前は完走できるか不安だった子の中にも、想像以上の力走を見せてくれた子が何人もいました。あとで聞けば、マラソン大会があると知って、ご家族で練習をしていたそう。目標に向かって努力を積み重ねたことがしっかりと結果に表れていました。保護者の皆さまも、子ども達の速さに驚かれたことでしょう。

2つのルール

マラソンをスタートする前に、子ども達には、「最後まで走り続けること」と「交通ルールを守ること」という2つのルールを伝えました。

 1.走り続ける

誰でも理解できるシンプルなルールです。守れるかどうかは、自分で守ろうと思うかどうかだけ。途中苦しくてもうやめたいと思った子もいたと思います。それでも全員がルールを守り抜き、最後まで走り切るところに子ども達の強さを感じました。苦しくても踏ん張った経験は、立派な財産です。

 2.交通ルールを守る

成長に伴い、子ども達の行動範囲はどんどん広がります。その分、我々大人が常にそばにいて守ってあげられる状況は確実に減っていきます。だからこそ、ここ数か月、子どもたちには、交通ルールを守ること、必ず自分の目で安全を確かめ、行動することを繰り返し伝えてきました。マラソン中、信号に間に合わない場面が多々ありましたが、どの子も止まる、左右を確かめてから渡るなどの判断を出来るようになっていました。今年も安全に終わってよかったと振り返りながら、「止まって!」「危ない!」という声を一度も発さなかったことに気が付きました。これは今回のマラソン大会の大きな成果の一つだったのではないでしょうか。

最後に

毎年のマラソン大会で印象的なのが、先にゴールした子たちが休む間もなくコースを逆走しては後に続く子を励ましにいく姿です。今年も最後の1人がゴールするまで、何度も何度も坂道を往復しては応援の声をかけ、盛り上げていました。底なしの体力は表彰式を終えた後も変わらずで、陸上競技場の周りを「お散歩」と走りまわっていました。

解散時間は午前8時30分。それぞれすっきりした様子で次の予定へと出発していきました。まさに「早起きは三文の徳」の言葉通りの朝となりました。

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