<バンコク> お父さんと一緒にリトミック&パターンブロック

2017年6月5日 / 未分類

5月28日(日)にリトミックとパターンブロックのコラボレーションレッスンをしました。前回の2月から継続して参加してくださった方も多く、11組の親子によるエネルギッシュなクラスとなりました。一つ一つの動作にお父様方も慣れていらっしゃり、子ども達も大好きなパパに見せてあげよう!という気持ちが強かったと感じました。
 今回は浦島太郎をテーマに進めました。蟹や魚のカードを並べるときは、砂浜にいる蟹と海中にいる魚の違いが出るように並べるよう、細かな注意をいたしました。

 玉手箱を作るときは「見て、聞いて、作業する」練習を意識しました。箱も中に入れる宝物も簡単にできるものでしたが、見ただけでは正確に作ることができません。お手本を見て指示を聞いて忠実に作業することは、慣れないと大人でも難しいことをご理解いただけたと思います。「何となく同じ」ではなく忠実に正確に作ることを、2、3歳のうちから子どもに身につけさせ、当たり前にしてあげると、子どもにとっての大きな武器となり、どんなことにもスムーズに入っていけると思います。
 お稽古を通じて感じた、子どもが小さな頃からしっかりと身につけたいことがもう一つあります。日本的な丁寧な挨拶ができるようになることです。挨拶の仕方は国によって様々ですが、私達日本人もとても素敵な挨拶の文化を持っています。相手の目を見て、気持ちの良い挨拶ができるようにしましょう。
 前回の2月から3か月経ってのクラスになりましたが、子ども達の成長の著しさを感じました。それは子ども達と一緒にクラスに参加されたお父様にも感じていただけたことで、お父様お母様方のうれしそうなご様子を拝見し、このクラスを開催して良かったと改めて思いました。
 2歳から4歳くらいまでの子どもの成長はとても変化が大きいものです。子どもの個性が変化する、例えば以前は消極的だった子どもが何かをきっかけに大いに積極的になることも珍しくありません。「まだ小さいから」という大人の物差しで決めてしまわずに、子どもの様々な可能性を伸ばすことを考えて、色々な種をまいてあげるようにしてあげてくださいね。
 パターンブロックを活用したクラスでは、お母様よりもお父様のほうが童心に戻り夢中になる様子が見られます。そんなお父様の姿を子ども達が見ることはとても良いことだと思っています。

 最後に、このクラスに参加する子ども達がちょうど入園を考える年齢なので、ここで幼稚園選びについて書いておきたいと思います。今の傾向として、1歳半頃から入園させる流れがあるようですが、3歳まではお母様のもとで親子の絆をしっかりと作るべきだと考えています。また、バンコクには実に様々な、インターナショナルと言ってもベースとなる国が様々な幼稚園があります。ご家庭でよく考え、お子様が過ごす、将来につながる環境を選んでほしいと思います。
 クラスが終わった後、参加されたご家族を拝見して「開催して良かった」という気持ちが胸に湧きました。とても幸せなことです。この気持ちが、参加されたご家族のバンコクでのより良い時間に繋がるよう願っています。

<バンコク> 巧緻性を通じての学びのクラス

2017年6月5日 / 未分類

 5月22日(月)から25日(木)にわたり、巧緻性を通じての学びのクラスを開催しました。年齢によって2クラスに分け、「桃太郎」を題材にお稽古を展開させていきました。
 一つめの年中クラスには1歳半から継続して参加してくれている子がいて、回を重ねる毎に成長をひしひしと感じることができ、とてもうれしい気持ちになりました。お稽古に慣れている子ども達は今回のクラスを楽しみに待っていてくれたようで、それはお稽古が充実した良いものになるベースとして申し分ないものでした。
 子どもによって小さい頃と性格が変化してきていることを感じます。おそらく園児となり、生活の環境が変化したことによるのですが、この時期の子どもでも十分に性格が変わっていくことを考えると、大人の「これはこの子にはまだ早いから」、「この子には向かないだろう」という思い込みで様々な機会を与えようとしないことは、子どもの可能性を狭めかねないと思います。どうぞ惜しみなく、いろいろな種をまいてあげてください。
 お稽古のテーマである桃太郎は子ども達がとてもよく知っているお話です。だからこそ、パターンブロックにしても工作にしても、色々と発展させることができます。海外に住んでいてもお母様方にはぜひ、日本の昔話を子ども達を教えてあげてほしいと思います。「海外に住んでいても」と言えば、日本にいるよりも何かと不便で不安を生みやすい環境と思われがちですが、子育てにとっては情報過多の日本にいるよりもずっとシンプルで、子どもにとって良い環境とも言えるのです。どうか今の環境を良い方向へ考えるようにしてくださいね。
 お稽古に慣れている子どもが多かったこともあり、一日目よりも二日目と、自分から進んで取り組める積極的な姿勢が見られました。前回2月にお稽古をしたときよりもこのクラスの子ども達の成長は著しく、約3か月という間をあけてお稽古をすることで、子ども達の成長をお母様方にお伝えできる良さを感じました。

 二つめは年長クラスで、インターナショナルな幼稚園に通っている子どもが多いグループでした。年中クラスよりもお稽古に慣れていない子どもが多かったことも、このクラスの特徴でした。パターンブロックを使ったお稽古では、まだブロックに慣れていないことから、やや集中して楽しめていない様子を感じました。ただブロックを置くだけではなく工夫していくことができるように、引き続き導いていきたいと思いました。折紙を折ったり切ったりする経験もまだまだ少ないようでしたので、継続する作業を自分だけでやりとげて、作品を完成させる喜びを覚えていってほしいと感じました。
 1つめのクラスと2つめのクラスは、年齢の違いだけではなく環境の違いがありました。この年齢では、この環境の違いはとても大きく影響するのですね。就学前の期間は成長も著しく、とても大切です。お母様方には子ども達に、遊びを通じていろいろ知ることができるようにしてあげてください。遊びながら学ぶ、このことは子どもにとって本当に大切です。さまざまな刺激が種となって、子どもの成長を豊かなものにしてくれるでしょう。
 普段とは違う環境でお稽古をがんばった年長クラスでしたが、比較的短い時間での巧緻性のお稽古だけではなく、キャンプのような長い時間の活動のなかでもっと遊びたいと言っていたことが印象的でした。時間が長くなればそれだけ多く関わることができます。今後そういった機会が持てるよう、準備していきたいと思います。

<バンコク> パターンブロッククラス

2017年6月5日 / 未分類

5月20日(土)Little peaにてパターンブロッククラスを開催しました。年齢によって午前と午後にわかれましたが、今回のテーマはいずれも「桃太郎」にしました。日本人の子ども達はもちろん、タイ人の子どもの参加も見え始めました。リピーターのタイ人の子どもは、日本の昔話にもふれて、知らない文化を自然に身体で感じてくれていました。小さいときだからこそ、国などの境にとらわれず受け止めてくれることは素敵なことだと思いました。

 パターンブロックに慣れている子もいれば、不慣れな子もいます。一番大きな黄色のブロックをカスタネットのように使ったリズム遊びは、どんな子どもにも難なくできる導入にはぴったりの遊びです。

 一般的にパターンブロックは、パターンの上にブロックを置くことから展開させていくものですが、もっともっと楽しく遊び、遊びながらの学びに広げてほしいので、工作の要素も合わせてクラスを進めています。
 テーマにした桃太郎にはどんな登場人物がいるでしょう?特徴的な小道具は何でしょう?そんなことも考えながら、塗り絵や折り紙を活用します。塗り絵でのぼりを作ったり、折り紙で犬や猿、桃太郎を作りました。鬼や鬼ヶ島ももちろん作りましたよ!赤や青などのカラフルなブロックを使った見立て遊びに、より想像力を育むチャンスが広がりました。

 バンコクという環境ならではの問題を、毎度意識してクラスを進めています。それは、子どもが大人に手厚くサポートされることが常となっているために、子どもの手先の発達や、自分一人で作り上げるという経験がそがれるという問題です。このクラスでは大人が手をかさずに、子どもに自分でやってごらんと促すよう意識しました。慣れていない子どもが戸惑う様子も見受けられましたが、自分で完成させた作品を大事そうに嬉しそうに持って帰る姿が何よりも印象的でした。ただ一回のクラスでできることはささやかなことですが、このささやかなことを少しずつ積み重ねていくことがとても大切で、大きな力につながると考えています。

 ぜひ身近にパターンブロックを置いて、日頃から自由にたくさん遊んでほしいと思います。慣れれば慣れるほど、パターンブロックの世界は深まっていくのですから。

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