<こひつじかい> 春探し遠足

2016年4月6日 / 未分類

春の講習もそろそろ締めくくりとなる4月1日、キンダークラスから小学生まで揃って春探し遠足へ出かけました。年長さんと年中さんは、まず都立大学の中根公園で朝の体操をして、緑ヶ丘文化会館まで走って移動、キンダー、年少さんも合流し、多摩川台公園へ。春探しのはじまりです。
 多摩川の方には菜の花が咲いていて、桜もソメイヨシノだけではなく芝桜も一面に咲いています。そして、ここはもともとは紫陽花が有名な公園で、たくさんの紫陽花から新芽が覗いていました。それは子ども達の背丈ではちょうど目線にあたるので、次々に見つけては嬉しそうな子ども達でした。池にはアメンボやザリガニの赤ちゃんがいて、生き物からも寒い冬が過ぎ春が訪れたことを感じました。

 荷物を置いて土手の方へ降り、散策することにしました。途中の空き地にはつくしがにょっきりと生えています。土手にもつくしが生えていて、場所によってつくしの様子が違うことに子ども達は気付いていました。上から見えていたように、土手は一面に菜の花が咲いています。先程とは逆に上を見上げると、きれいなピンク色の桜が見え、色のコントラストにウキウキ気分の子ども達でした。

 お昼になり、お弁当を桜の木の下でいただくことにしました。今年は寒の戻りもあり、比較的長い期間桜を楽しむことができていますが、この日もお天気は良いものの肌寒さを感じる気候で、桜はまだ蕾もあり、桜の木の下にいても花吹雪とはならず、まるで桜の傘の下にいるようでした。
 お弁当の後は、平日ということもあり空いている公園内を思い切り走り回る子ども達。四葉のクローバーを見つけるところでも春を感じました。キンダークラスの小さな子達から小学生まで全員で、鬼ごっこやだるまさんが転んだなどの同じ遊びで楽しみました。

 進級とともに代替わりをして、キンダークラスの子ども達とペアを組み面倒を見る年長さん達がとても頼もしく見えました。この春は講習やスキーキャンプと、とても充実した時間を過ごしてきた成果の現れだと思います。
 花冷えの日も、元気に動き回れば暖かくなるもの。自然のなかでそういったことも肌で感じ、成長していってほしいと思う春の一日でした。

<こひつじかい> 春のスキーキャンプ 4日目

2016年4月4日 / 未分類

ついに最終日スキーキャンプ四日目!!子ども達もそろそろ疲れてくると思いきや、朝六時前から元気な声が聞こえてきました。今日はみんなで冬の大運動会。そのために力をつけます。朝ごはんをたっくさん食べて準備をしていざゲレンデへ向かいます。今日は何とゲレンデが貸切です。めいっぱい遊べることを知り、もうみんな楽しそう。

運動会では四つのグループに分かれて、そり競争や雪合戦、雪のタワーづくりなどをしました。まず、グループ対抗そり競争ではグループごと小学生が一丸となって子ども達をまとめみんなで協力して挑みました。どのグループも、精一杯頑張っていました。優勝はアミちゃんのチーム。ダントツの一位でした。さすがです!雪のタワーづくりでもグループごとに協力し、倒れないようにしっかり慎重になりながら、高くなるように頑張っていました。小さい子たちも一生懸命雪玉を作り、楽しんでいました。貸切のゲレンデに子ども達の元気な声が響き渡りました。

実は、今年は雪不足、このキャンプの前までは、滑走不能のバーンもありましたが、幸いこのキャンプに合わせたかのような、子どもたちが皆それぞれにこの1年間頑張ったご褒美のように、雪が降りましたが、その前にスキー場のクローズになることが決まっていました。リフトは止まってしまいましたが、この広いゲレンデ、だれもいません。そんなゲレンデをこひつじの子どもたちで使わせていただくことになりました。こんなチャンスは、なかなかありません。自然をおもいっきり感じることが出来ました。運動会を終えた後、もう一つイベントがありました。運動会のグループごとに車に乗りこみ、向かったのはお土産屋さん。持ってきたおこづかいを持ち、それぞれが、お土産選びをしました。何を買おうかな、お金は足りるかなとそれぞれが自分で考えて、お菓子や野沢菜などを買っていました。そのあとロッジに戻り最後のお昼ごはんです。

今日は行列のできるうどん屋さん。みんなもりもり食べていました。もとしくんもゆみかちゃんもまこちゃんも、あっという間に食べていました。最後のお昼ごはんもとってもおいしくみんなで心から感謝をしてごちそう様をしました。そして、四日間お世話になったロッジの方、校長先生をはじめ、コーチの方にお別れを告げ、東京へ向かいます。駅まで送ってくださった皆様、本当にありがとうございました。子ども達も感謝の気持ちを込めて小学生を中心に色紙を書いて、お礼の言葉とともにお渡ししました。帰りの新幹線や電車も元気にそれぞれが過ごしていました。この四日間でスキーが上達したとともに、身の回りのことを自分でする、自分のことだけでなく小さい子どものお手伝いをするなど、沢山の成長がありました。失敗して怒られることも多々ありましたが、それ以上に出発したときよりも一回り成長した姿をお母様方に見せることが出来るのではないでしょうか。四日間とても楽しいスキーキャンプでした。

<こひつじかい> 春のスキーキャンプ 3日目

2016年3月29日 / 未分類

 スキーキャンプ3日目の朝です。いつもは鳥のさえずりよりもはやい6時前から声が聞こえてくる子ども達ですが、ほんとうに体全部をフルに使ってスキーをして、毎日を過ごしている証拠です。いつもよりは少しゆっくりめの朝です。ゆっくりと身体を休めることこそ、次のやる気につながります。でもいったん起きると、エンジンフル稼働。山にこだましそうな子ども達の大きな声が聞こえ、3日目がスタートします。昨日に引き続き、とっても良いスキー日和を窓の外から感じ、子ども達はスキーがしたくてそわそわしています。
 朝ごはんを食べる前に、学年別に分かれたお部屋で、昨日はお疲れで出来なかったお勉強・日記などのそれぞれの課題に取り組みます。今回の子ども達はどんなことにも前向きです。決して「なんで?」「いやだ~」など誰一人として言う子がいません。どんなことにも目をかがやかせて、一生懸命なことがひしひしと伝わってきます。一生懸命勉強をしてスキーの準備をして、朝ごはんを食べに行きます。朝ごはんの納豆をみんなモリモリ食べました。びっくりするほどきれいに平らげる腹ペコ達は、残すものが何もありません。ロッジの方は、みんながいつも体操の時に食べているパンをご存じだったのか、朝ごはんの時に準備してくださいました。だから余計に子ども達は、いつもの元気が湧き出ます。

 今日もグループに分かれてスキーをします。みんな各グループのコーチについて昨日よりも上手くなろうとしていました。一番下のグループも今日は頂上に登りました。みんなハの字をマスターし降りることが出来ました。大きなピザの合図でしっかり止まることだって、マスターしました。だからこそ、長いリフトに乗って空の散歩も楽しめます。雲一つない真っ青な空のもと、お空のぶらんこは格別。こんなに豊かな自然の中で過ごすことができるのは幸せです。これこそ、バーチャルではない本物です。他のグループも、スキー場の沢山のリフトに乗ったり、昨日よりもスピードを上げたり、曲がる練習をしたり、それぞれががんばってスキーをしていました。上級班は、今日はなっちゃん先生もご一緒に猛特訓です。みんなの「スキーを少しでも上手になりたい!」と思う意気込みは果てしなく、頂上からノンストップで足を鍛錬したり、一つ一つの滑りを突き詰めながら、丁寧にビデオを撮りながらチェックをしては滑り、少しでもコーチの滑りになるように滑り方を盗み、練習、練習に明け暮れました。もう脚はガクガク、でも弱音ははきません。

 11時半、お昼ご飯の時間です。今日は行列のできるチャーハン屋さん。みんなパクパクチャーハンを食べ、今日もお店のチャーハンはなくなり閉店しました。実は、早いうちに準備してくださったおかわり分は早々に完売してしまい、キッチンではまた沢山のチャーハンを調理してくださっていました。本当にみんな体を思いっきり使い、運動をし、考えて行動をしているから、また仲間が一緒だからこそ、お食事は最高においしく感じられるのです。「ロッジ・ラーのお食事、本当に一年懐かしくて食べたかった!」と。沢山の思い出も、愛情の詰まったお食事だからこそ、子ども達の味覚にきざまれているのでしょう。ランチのあとは、なっちゃん先生のギターにあわせて大合唱。「この木何の木」「「虹」「100%勇気」など、全員で歌います。「虹」は、踊り出す子、振りを付けて歌う子と、これまたみんなが一つになる楽しい時間でした。 
 
 ご飯をたくさん食べて元気になった子ども達は午後もスキーに向います。それぞれがもっともっと上手くなるように沢山リフトに乗って沢山滑りました。リフトに乗るのはもうお手の物。滑るのもどんどん上手くなっているのを子ども達自身が感じて嬉しそうでした。スキー大好き!の声がたくさん聞こえ、コーチ達も嬉しそう。どの子も笑顔が輝きます。
 初心者クラスはいつもお稽古でやっている、「頭、かた、ひざ、ぽん」を滑りながら簡単にこなすことが出来るようになりました。お稽古では、このためにずーっと練習してきました。スキーだけの指導でなく、全てがつながっていきます。だからこそ、日頃の積み重ねをきっちりとしていかなければいけません。手伝ってあげることが出来ない、いつもやっている縄跳びと同じように、スキーも自分の力で頑張らなくてはできません。「一人で滑れた!」を感じられるからこそ、自信がつきます。初心者チームは、スキーを持つこともスキーを装備することも、全部一人で出来るようになりました。スキーが上手になることは、準備もしっかりできなくては、滑れたとしても本物ではありません。小さいからと言って全てを手伝ってあげていては何者にもなりません。年相応に環境を与えてあげれば、自分でどうにかやってみたり、苦労したりくじけそうになりながらでも、挑戦することを覚えていきます。今回の初心者の子ども達は、いつもいつもお母様方に手をさしのべてもらい、自分でわがままを通していることを、雪の上で実感したようです。小さくても「大変なことでもやりたい!」の気持ちがあれば、必死に、涙をこらえて、前に進もうとします。スキーは、小さい子ども達の方が地面との距離がないために、大きくなってからスキーを始めるより、恐怖心が少なくスムーズに始められる面もあります。

 今日のスキー場は、ほとんど自分達のホームゲレンデ、マイゲレンデのように自由自在にのびのびと滑走を楽しめる環境でした。上級班はどの位滑ったのでしょうか?へとへとになりそうでも、もっと目標に向かって、最後の時間を滑ることに専念していました。帰ってきてから滑りを撮った映像を見せてもらいましたが、練習前・練習後とその進化に目を見張りました。今回初めて参加したお友達の年齢と同じ年齢のときに始めた上級班の子ども達が、スキーを単に楽しむだけでなく、上手になりたい!という気持ちでいっぱいになってきたことを本当にうれしく思いました。

 新年長さんの中には、今年で3回目という子ども達もいます。普通なら、まだ甘えてよちよち歩きのスキーをしている子も少なくありませんが、彼らは立派なスキープレイヤーです。先生の後をしっかりときれいに滑ります。そしてどの子の顔にも、自信がみなぎっています。帰ってくると、それぞれが沢山、今日の様子を報告してくれます。本人達は周りが思う以上に、体験によって自信を持っていると思います。全員がスキーを思い切り楽しんだ3日目でした。 
 スキーのレッスンが終わっても、今日の活動はまだまだ続きます。今日はイースターということで、みんなで雪に埋まった卵を見つける卵探しをしました。けんぞうくんは卵を4つも見つけていました。雪の中でのエッグハントはなかなか大変で、「きっと春になったら、卵からヒヨコが生まれているかもね」なんて会話も聞こえてきました。どんな遊びも一生懸命の子ども達、だから年齢に関係なく楽しい笑顔が広がります。きっとどこかでイースターを迎えた時に、雪の上でやったことを思い出すのではないでしょうか?その後、ウサギの口にフリスビーや雪玉を入れたり、子ども達で雪合戦をして遊びました。自然を思う存分に感じながらの遊びは格別です。

 びしょ濡れになって帰ってきて入る温泉はとても気持ちがいいのでしょう、みんな幸せそうな顔をしています。夕飯も沢山食べました。ご飯のあと、またみんなで「虹」「この木何の木」「100%勇気」などを歌いました。小学生はダンスまで踊ることが出来、小さい子もまねをして踊っていました。そして今日は昨日のようではありません。体も成長しています。途中脱落者も出ず、予定通りにしっかりお稽古もしました。
 新年長さんの「数かぞえ」などの勢いはすごく、小学生も負けてはいられません。いつも年上の子ども達が引っ張るとはかぎりません。新年長さんに引っ張られ、皆が真剣な眼差しで学びの時間を過ごしました。だらだら時間を使いません。大切な時間をどのように使うかを学ぶのもキャンプの目的です。そんな様子を見ようと、今晩は窓の外には野狸達がじゃれていたり、キツネの親子がひょっこり顔を出す姿もありました。
 どんどんスキーが上手くなっていく子ども達。今年も沢山滑ったので、みんな上手になったと思います。明日に備えて、今日も沢山寝ましょう。よく寝て、よく運動して、遊んで、そしてよく食べて。全部がばっちりと出来て、歯車が回っています。日常生活も、丁寧にシンプルに、そして「やりたい気持ち」を育てるように、毎日過ごしたいものです。

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