【個展】阿部恭子先生来日!ワークショップと個展を開催されます。

2024年8月26日 / 未分類

子ども達にいつも絵を描くたのしさを教えてくださっている阿部恭子先生が個展を開催されます!
今年は個展に加えて楽しいワークショップも開催されます。
見れば見るほど引き込まれていく先生の絵の世界、皆さんも是非足を運んでみてください!

【食育・ワジック教室】夏コース第5回は夏野菜をたくさんいただきました!

2024年8月26日 / 未分類

夏休みが明け、久しぶりの夏ワジック教室、今回は総勢6人の賑やかな回となりました。

 お教室が始まるとすぐナスが大好きな子がナスを探しに教室中を駆け回る様子が。すると本当にナスが登場!長丸やまんまるなどいろんな形のナスをみてこのナスを切った時に表面がどんな形をしているか考えます。そしてなす以外にもれんこんや桃を横や縦に切ったらどのようになるのか想像しました。

 次にご飯の準備に移ります。もう慣れている子たちは「お米」と「ご飯」の言葉を使い分けはじめていたりしていて驚きました。お米を洗うときは新しくきてくれた子が慣れてる子の真似をして積極的にやってくれました。お米が手にくっつくのを不思議がっていたりお米を研いだ水が白くなくなっていくのを教えてくれたりして毎回新しい発見の連続です。手についたお米も綺麗に容器の中に落としてくれました。洗ったお米はお水を入れて羽釜で炊いていきます。

 次にレンコンの胡麻和えを作ります。袋に入った夏レンコンを触ってこれはなんの食材だろうと考えました。冷たくて梨のような形をした夏レンコンは泥の中からやってきています。洗うとこんなに白くなるんだよと教えました。子供達は重いレンコンを両手で持ってスライサーで薄く切っていきます。するとお花みたいな形をしたれんこんがでてきました。しゅっといい音がすると上手に切れた証拠です!同じレンコンから切ったのにさっきよりおっきい!丸を3つくっつけたような形をしているレンコンは切るたびにその大きさや形が変わっています。そしてこのレンコンはお水の中に住んでいたから切った後のレンコンはお水にいれないと白くなくなってしまいます。子供達は切れた蓮根を丁寧に水の入った容器に移していました。

 ここからはみんなで蓮根を切る人、ごまをする人、ほうれん草、なすを切る人など役割分担をして進めました。煮物に入れる丸いがんもは包丁でケーキのように8等分に切っていきます。固い表面ですがコツを教えるとすぐに慣れてあっという間に切っていました。

 次にいかを捌いていきます。まずは観察から。イカの足は10本ですがそのなかには長い足が二本あります。この触腕をみんなで探し出して触ってみたりしました。そして頭と胴体を分けていきます。この時にイカ墨のある袋を潰してしまうと中のイカ墨が出てきてしまいます。1人の子どもは手を真っ黒にしながら真剣に捌いていました。頭の部分には少し尖った部分が。この軟骨をつんつん触ってみたり、イカの耳を探してとったり皮をめくったり。ある子は興味津々に作業をしてくれたり観察をたくさんしてくれたり、ある子はやっている様子を見て触覚だけ触ってみたりとそれぞれ色々な形でイカを料理してくれました。このイカはほうれん草と一緒に炒め物にしました。

できた料理たちをお皿に盛り付けたら完成です!夏野菜がたくさん入った美味しそうな御膳になりました。お腹を空かせた子どもたちは勢いよくたくさん食べます。初めて食べる食材にも挑戦しました。そしてご飯やお味噌汁、おかずをおかわりもしてお腹いっぱいになったところでごちそうさま!今回のワジックが終了しました。

2024.8.24の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240824「夏野菜彩り御膳」
閲覧期限:2024年8月31日

【絵画コンクール受賞】今年も広島平和記念式典にご招待いただきました。

2024年8月21日 / 未分類

毎年子ども達が参加させていただいている「夾竹桃物語ーわすれていてごめんね」の読書感想画部門で今年も1名入賞し、今年も広島平和記念式典にご招待いただきました。お母様からいただいたご感想を掲載させていただきます。

「夾竹桃物語ーわすれていてごめんね」2024年コンクールにて

6歳の息子の絵が入賞したとご連絡をいただいたとき、言葉にできないほどの感情が込み上げて参りました。

入賞のご連絡をいただいて2週間後の昨日、広島にて平和記念式典とコンクール表彰式に親子で参列させていただきました。

2024年8月6日、平和記念公園の壮大さに驚きました。そこには豊かな自然があり、川があり、数々のモニュメントに美しささえ感じる原爆ドーム。

東京に住んで15年になりますが、これほどの蝉の大合唱を体全体で感じるのはいつぶりだろうー。

決してテレビ上では感じることのない、広島を体験させていただきました。

79年前の原爆の恐ろしさを教訓に、戦争は絶対に許されないこと、心から平和を願うこと、原爆の被害を80年弱も受け続けている日本が、広島が、市民が世界平和を訴え続けていく存在であると一人一人が心に決め多くの市民が立ち上がられていました。また、日本政府に対しての核戦力強化に対するデモ活動もございました。

この日、ここに集まった方々が伝えようとしていることを、息子にわかる言葉で「平和とは何か」「平和が無くなるとどうなるのか」「平和が奪われるとはどういうことなのか」を式典の座席に向かう途中に話し合いながら足を進めました。

36度を超える気温に肌を焼き付ける直射日光、無風の酷暑を感じながら原爆で亡くなった方々への献水から平和記念式典が始まりました。

広島市長、こども代表のお二人を含む代表の方々が「日本が中心となって世界の平和を作っていく」という強い意志と志を世界中に発信されました。

そのお言葉一言一言に重みがあり、私も小学生だった頃の夏休みを思い出しました。

福岡で生まれ育ち、小学校の夏休み期間中には8月6日に全校生徒が登校し、8時15分には黙祷をして平和学習がございました。

社会人になり、いつの間にか曜日感覚もないほど働き、東京に移り住み、今必死に子育てをする中で重要なことが私の中で薄れていたことに気づかされました。

子供には、命と心の大切さがわかる子になってほしいという想いから、今までも戦争をテーマにしたアニメ、映画、実際に残された手紙の文などを共有して参りました。

しかしながら今回の平和記念式典にご招待という形でいただいたこの時間は想像以上に、人として大事なことを私にも再度教えてくださった時間となりました。

そして六歳というまだ幼い息子にとっても、これからの未来を作っていく一人の人間として、この体験は人生で貴重な体験の一つになったことだと感じます。

平和記念式典を終え、「夾竹物語-わすれていてごめんね」コンクールの表彰式の式典へと移動しました。

正装に着替え、息子自身も表彰式に立たせていただけることの重大さを徐々に実感していくように感じました。

式典が行われるリーガロイヤルホテル3階にエレベーターが到着した瞬間、華やかな赤のカーペットが一面に視界を埋めました。

受付を済ませて会場に入ると、ステージ上のシャンデリアや金屏風が煌びやかに出迎えてくださったような感覚でした。

受賞者席には、息子は未就学児ということもあり保護者席を横に設けてくださってました。

息子は他の受賞者の皆様が小・中学生のお兄様お姉様方が多いことに驚き、自分も同じ空間にて表彰していただけることが嬉しそうでした。

司会者の進行で開会し、夾竹桃物語の作者である緒方先生のご入場を拍手でお迎えいたしました。

緒方先生のお話では、朝の平和記念式典での言葉と重なる平和への願い、気持ちが強く強く込められていました。

中でも、子供たちに向けてのメッセージが心に響きました。

「私は78歳になります。私が子供の頃も戦争がありました。今でも世界では戦争が行われています。地球は核爆弾を3回使用すると壊れると言われています。それを人類は分かっているはずなのに、地球を壊す3つ以上の核を地球上で所持しています。一体、なぜでしょうか。なぜ人類は戦争をするのでしょうか。その理由は、あなたたちが大人になるまでに、答えを見つけてください。私は私の答えを持っています。あなたたちはあなたたちで戦争をする意味を考え、あなたたちの答えを出してください。あなたたちが大学生や大人になった時、一緒になったクラスメイトと戦争の話が出た時、広島の話が出た時、きっと今日のことを思い出すでしょう。あぁ、子供の頃コンクール受賞して広島にいったなぁと。そうして今日の日のことを思い出してください。そのように皆が思い出してくれると、平和に対する意識の輪が広がっていくと思っています。そんな人を一人でも多く増やしたいという想いから、子供向けに夾竹桃物語コンクールを開くようになったのです。どうか皆さん、今日の平和記念式典で感じたこと。表彰式で感じたこと。ずっと覚えていてください。そして大人になっても思い出してください。」

緒方先生の言葉は、一人一人の受賞者の胸に強く伝わったと思います。心よりこの場にお招きいただいたこと、六歳の息子に人生で最も大事な教えを賜われたこと。

この意味、使命を感じながらいよいよ表彰式がはじまりました。

息子は「広島市長賞」をいただきました。朝の平和記念式典での平和宣言をなさった広島市長のお姿、お言葉のひとつ一つを思い出しながら、広島市長が息子の絵を選んでくださったということに感銘を受けております。

式典終了後は緒方先生のサインをいただきました。

「いつも心に太陽を!」というメッセージが添えられていました。

息子の絵は、太陽の光と鳥でした。偶然か、緒方先生が息子の絵を覚えてくださっているのかは不明ですが、このメッセージには大きな大きな意味が宿りました。

息子にとって、一生の心の支えの言葉となることだと思います。

夾竹桃物語事務局の皆様、ボランティアの皆様、コンクール開催継続のために寄付をくださっている皆様、そしてコンクールに応募くださる機会をくださったK&Rアカデミーの先生方に、人生で1度体験できるかどうかの貴重な学びの機会を親子共にいただけましたことに深く心より感謝申し上げます。

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