<食育・春コース第6回>春の締めくくりに御膳を作りました!

2023年5月30日 / 未分類

《さあ、にぎやかにいただく御膳》
今回の和のサペレのお献立は

●鶏の竜田揚げ
●豆腐のシュウマイ
●トマトの胡麻和え
●ほうれん草のおひたし
●キャベツのごまだれがけ
●2色のアスパラ黄身酢添え
●羽釜ご飯
●じゃがいもと新玉葱のお味噌汁
●いちご寒天

《いよいよ春の締めくくり》
全6回で構成されている2023年春コースの締めくくりは、今までやってきたことを織り交ぜて「さあ、にぎやかにいただく御膳~春~」を作ります。
献立に書きだしただけでも、盛りだくさんの内容です。まずは全部の食材をのせた机をみんなで囲み、それぞれどんなお料理にしていくのかを子どもも大人も一緒に確認し、早速取り掛かりました。

《下準備は発見の連続》
単純な作業ばかりのようですが、初めてのこと、驚くこと、面白いことが次から次へと起こります。
空豆の皮をむこうと指先でピュッと押したら、勢いよく空豆が飛び出して「空豆が空をとんだ!」と笑いがおき、
ヒラヒラしている鰹節のもとは木のようにカチコチで、しかもそれは魚で海を泳いでいたなんて不思議すぎる食材だったことが分かったり、
胡麻を擂ったらいい香りがしてきます。
ボウルの上にふきんを置いて、お出汁を移せば鰹節は下へは通れない。大人が気にも留めない些細な場面が子ども達には新発見なのです。

《相性抜群!子ども×お料理》
3か月に渡り開催して感じることは、子ども達とお料理の相性の良さです。
子どもは気に入ったことを何度も何度も繰り返すのが大得意。面白かったり、上手くいったりすると「もう一回もう一回」といつまでも楽しそうにやり続けますよね。
お料理の中、特に大人は面倒と思いがちな作業には子ども達がハマるものが意外と多いのです。ここでは10人前以上作るので、思う存分繰り返してもらっています!

《さあ、にぎやかにいただく》
羽釜ご飯が炊きあがりました。蓋をとると湯気が立ち上り、お腹が空いてくるので、盛り付けもどんどん進めていきます。
今回は扇の型で抜いてみます。ご飯を型に入れるのも新鮮なようで、一人ずつやるときにはみんなワクワクした様子です。
小鉢も、大きな四角い箱のどこに置いていくのか、小さい子には小学生が教えてあげながらに順番にならべていきます。
ふきの葉っぱの上に竜田揚げと焼売をのせれば完成間近!一旦お弁当箱には蓋をして、いただく準備を整え、みんなで席に着きます。
「いただきます!」と蓋をあけると、「わー、美味しそう!!」と笑顔が広がりました。自分たちで盛り付けたので中は知っているはずですが、初めてみたかのような反応に嬉しくなりました。
「私が切ったアスパラだ」「5色全部入っているかな?」「みんなで○○を食べよう!」など会話が弾むにぎやかな食卓は美味しさも増すのかお箸も進むようです。

《小さな成長がいっぱい》
最初から最後まで全部一緒にやることは大変な面もありますが、我々大人にとって、子ども達の小さな成長に沢山出会う絶好の機会です。
1回目には全部がはじめてのことだらけで、手取り足取りだったのが、お任せできることが山ほど増えました。
エプロンをつけられるようになったり、使う道具、調味料が分かってきたり、みんなでいただきますをするまで食べずに我慢できるようになっていたり。
成長のポイントはバラバラですが、作業中のふとした瞬間に「あれ、出来るようになっている!」と気づかされるのです。
来月から始まる夏コースでもそんな小さな成長に沢山出会えるよう、子ども達がまた来たくなる空間を目指していきます。

《アルバム》
2023.5.27の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒和のサペレ 「さあ、にぎやかにいただく御膳」 20230527
閲覧期限:2023年6月5日

<食育・春コース第5回>お出汁たっぷりハンバーグを作りました!

2023年5月21日 / 未分類

《お出汁たっぷりハンバーグ御膳》
今回の和のサペレのお献立は

●お出汁たっぷりハンバーグ
●摘みたて!お茶の葉の天ぷら
●胡瓜のもろみ和え
●羽釜ご飯
●麩のお味噌汁

《お出汁って?》
初めに、お味噌汁とハンバーグに使うお出汁を作っていきます。
今日は、改めてお出汁って何だろう?というところからはじめます。
机に沢山並んでる食材の中から、お出汁はどれで作るのかな?クイズをしました。それぞれ、たまねぎや昆布を手に取り予想をしました。
今回は昆布と鰹節の合わせ出汁を使います。
乾燥した昆布を見て、のりに似てる!と発見をしましたが、のりも昆布も海から来たものだと知り驚いていました。昆布は折れているところが特に硬くはさみで切るのは大変ですが、上手にはさみを使うことができました。
そして、鰹節も出汁にします。
匂いを嗅いで少し味見をしてみました。鰹節は見た目がお魚の餌のようだと言うお友達がいましたが、これはお魚からできているんだよと教えると驚いた様子を見せました。鰹節の匂いと味、そして魚であることを知ることができました。
お出汁が取れたら、早速お味見。「おいしーい」うま味たっぷりのお出汁が取れました。
出汁をとった鰹節は鍋に入れる前とは姿が全然違いました。薄茶色でひらひらしていた鰹節が、色は濃く小さく縮みくっついていました。布で包み水気を切るとさらに小さくなり、茹でる前と比べると量は半分以下なっていました。
この鰹節もまだまだ美味しいので、きゅうりと一緒にいただきます。

《お料理はリズムよく!》
お料理はリズムよくやると上手くいく場面が沢山あります。
お米を研ぐときは、「ギュッ、パッ、いち!ギュッ、パッ、に!ギュッ、パッ、さん!」と言いながら。
きゅうりの薄切りのときは、「トン、ハイ!トン、ハイ!」とあっという間に1本分切り終えました。
ハンバーグに使うお麩を潰すときには、みんなで手分けして潰します。袋に入れたら、どんな風につぶすのが良いか考えます。
握ってみたり、すり棒やお玉で叩いてみたり、周りにあるもので使えそうなものを見つけて「トントントトン!」色々な音が合わさって音楽会のようになりました。
強すぎず弱すぎず、良い力加減が上手で細かく潰すことができました。

《お出汁たっぷりハンバーグ》
ハンバーグのタネ作りをします。
合挽肉に飴色玉葱、つぶした麩や出汁を含ませた寒天を混ぜてこねていきます。みじん切りにした玉葱と飴色になるまで炒めた玉葱、見た目が違いすぎて子ども達はこの2つが同じものとはなかなか結び付かないようでした。
ボウルに沢山の材料が入っていくのに、よーくこねるとみんないなくなってしまうので何だか不思議です。「お肉がみんな食べちゃうね」と面白い表現も飛び出します。
タネはベタベタして手にくっついてしまいますが、誰も嫌がることはなく、楽しんでハンバーグを作っていきます。味付けにはお醤油を濾した後のもろみも使いました。
タネをころころ丸めて真ん中を少しへこませるのが凄く上手で、美味しいだけでなく見た目が綺麗なハンバーグに仕上がりました。

《お茶ってなに?》
今日は、先週末お茶摘みをして摘んできたお茶の葉っぱを天ぷらにします。
最近はお茶といえばペットボトルというイメージを持つ子が多いので、お茶の葉っぱをみても「お茶の葉っぱってなに?」「どうして?」「これはお茶じゃない」と疑問だらけです。
ちぎって匂いを嗅いでみると「お茶のにおい!」「食べていいの?」とただの葉っぱではないことに気がつきました。
サクサクに揚げた天ぷらは、「苦味」があるのですが、気に入ると止まらなくなるようで、次々頬張っていました。

《味を知る》
自分で作ってみると、何が入っているのかを知ることが出来ます。
完成前のお味見では素材そのものがもつ味を知り、美味しさに気づくこともあります。
今回も料理や食事を楽しむだけでなく、お出汁やお茶の葉など、知っている味を新しく増やすことができました。
これからも沢山の味に出会っていってほしいと思います!
来週はいよいよ春コースの締めくくり、春をいっぱい詰め込んだ御膳を作りたいと思います!

《アルバム》
2023.5.20の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒和のサペレ 「お出汁たっぷりハンバーグ御膳」 20230520
閲覧期限:2023年5月27日

<五感磨き遠足>お茶摘み遠足に行ってきました!

2023年5月14日 / 未分類

《大好きなお茶摘み遠足》
今日はお茶摘み遠足の日でした。お茶摘みは子ども達の大好きな遠足のひとつです。
悪天候により一日延期になり、より一層楽しみの遠足となりました。
天気への懸念がありつつも朝の天気は良好で子供たちは元気に出発しました。
移動中の電車では、外の景色や新しく出来た駅の様子に興味を持つ子や、しりとりやマッチ棒のゲームをする子など、過ごし方は様々でしたが、とても楽しい移動時間を過ごしました。
電車の下車後のバスへの移動もスムーズに行うことができました。ペアになっているお友達と手を繋ぎ、迷子にならないようにテキパキ歩きます。
すると予定の1本前のバスに乗ることができました。

バスを降りた後は、お茶園を目指して坂を登ります。歩く道は緑が多く、お花や草を観察しながら歩き進めます。そら豆や葱坊主を見つけることができました。可愛いお花を手に持ち坂を歩き進めて行きましたが、お茶園まであと少しというところで突然雨が降ってきました。レインコートを羽織り、歩く足を早めます。山の上の天気は変わりやすく、急に雨脚が強くなったと思ったら止んだり…の繰り返しでした。ですが、子供たちは最後まで足を止めずお茶園まで一気に山を登りきりました。

《お茶摘み開始》
お茶摘みを始めようとすると雨が止みました。
お茶園の方にお茶の葉の特徴を教えてもらい、”ツンと葉っぱ”を目印に摘んでいきます。お茶っ葉の匂いが微かに香り、嗅覚でも楽しめます。
3人ずつのグループに分かれ摘んだ葉をカゴに入れて行きます。どこのグループが1番多く摘めるかなと意気込み、元気よく茶畑に向かいます。
初めのうちはこれがお茶っ葉かな?と周りの様子を伺っていましたが、すぐにお茶っ葉の特徴を掴み、摘むスピードを早めカゴの底が見えなくなるほど多くのお茶っ葉を摘むことができました。それぞれ他のグループのカゴの様子を見ながら1番を目指してみんな一生懸命にお茶っ葉を摘みました。グループのお友達と一緒に探したり、お兄さんが見つけたお茶っ葉を年下のお友達に摘ませてあげるなど、グループワークもばっちりです。
摘むたびに得意気に見せてくれる子が多く、お土産を全員分持って帰れるほど沢山収穫することができました。

《自然の中で流しそうめん!》
お茶摘みが終わると次は待ちに待った流しそうめんです。二つのグループに分かれて順番に流しそうめんをすることにしました。流しそうめんをする組は、紙コップと割り箸をもらってスタートです。竹で作られた流しそうめん台には水が勢いよく流れているため、そうめんも勢いよく流れていきます。最初はなかなか上手く掴めません。それでも、箸を流しそうめん台に置いとけば上手くできることに気づいた子供達は上手くそうめんを掴めるようになってきました。美味しい!美味しい!コツを掴んだ子供たちは掴んでは食べての繰り返しです。なかには紙コップがいっぱいになる程掴んでいる子も居ました。

《岩陰でサワガニ探し!》
流しそうめんが終わると、今度はサワガニを探しに行きます。流しそうめんをした川ではワサビを栽培してるのですが、サワガニがそのワサビを食べていて困っているからサワガニを探して欲しいとのことでした。スタートする前に注意事項を聞きます。注意事項は2つです。ワサビを踏まないこと、岩を移動したら元に戻すこと。この二つを守りながら、サワガニ探しがスタートです。サワガニは、岩の陰に隠れているとのことだった岩を動かしてみます。見つけた!茶色のサワガニを見つけた子供たちは、紙コップや手を使って捕まえます。捕まえると、しっかりと岩を戻して次のサワガニを探しに行きます。雨がどんどん強くなる中、そんなのお構いなしに子供たちはサワガニ探しに没頭します。なかにはサワガニを6匹捕まえている子も居ました。さすがに雨が強くなりすぎたのでサワガニ探しはここで終了です。

《お茶摘みができたことに感謝!》
サワガニ探しを終えると、温かいお茶をいただきました。お茶園のお茶葉で作られたお茶をいただきながら、お茶園の方のお話を聞きます。昔はお茶工場は今の時期もフル稼働で動いていたとのこと。しかし、今では地球温暖化が進んだため、お茶工場は昨日で操業を終えてしまった。今ではペットボトルのお茶が増えたが、急須のお茶もぜひ飲んでほしい!このお話を聞き、自分自身の子供の頃のお茶摘み遠足での記憶を思い出しながら、今お茶摘みが出来ていることのありかださを実感しました。地球温暖化等でなかなかお茶摘みが出来なくなっているなか、お茶摘みができることはとても貴重なことだということに改めて気付かされました。
お茶園の方のお話が終わると、お茶園の方にありがとうございましたとお伝えし出発です。帰りは雨がひどくなったため、車で駅まで送っていただき、そこから電車で田園調布駅まで帰ります。電車の中も元気いっぱいです。楽しく過ごしあっという間に田園調布駅に到着しました。
今日は一日中雨でしたが、そんななかでもお茶摘み、流しそうめん、サワガニ探しとやりたいことを一通りすることが出来ました。雨の中でもお茶摘みの準備をしていただき、快く我々を受け入れてくれたお茶園の方には感謝でいっぱいです!

《アルバム》
2023.5.14の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒K&R お茶摘み遠足 20230514
閲覧期限:2023年5月20日

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