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【食育・ワジック教室】冬コース第6回は「にぎやかなおでん」

2024年2月25日 / 未分類

今日は、寒い冬にぴったりなおでんを作ります。

白・黒・茶色の仲間に分かれた食材が準備されています。
今日の食材は、
えのき茸 ぶなしめじ
ねじり糸こんにゃく 鳥すじ
しらたき 黒はんぺん
がんもどき こんぶ
かんぴょう たまご
牛すじ 竹輪 大根 豆腐
いわしつみれ です。
同じしらたきにも白色と黒色のものがあったり、きのこでも、しめじとえのきの2種類があったり、はんぺんも四角と三角のものがあり、色や形で見た目が異なる食材がたくさんあります。さらに、大根は青首大根を使用したので、葉に近い部分は緑色ですが先の方は白色でした。
食材がどのような感触なのかひとつずつ触って確認してみました。
しらたきを触ってみると、ぷにぷにしてる!ぬるぬるしてる!と言っていました。また、見た目からラーメンかな?と予想をする声もありました。ちくわぶは、強く握ると形が崩れてしまいそうになりますが、はんぺんや豆腐などよりはやや硬く、不思議な感触でした。
材料をみんなでまな板まで運びます。運ぶまでに電車ごっこになったり、食材たちを重ねて山を作ってみたり、些細な作業まで楽しむことができました。

まずはじめに大根を切ります。大根を立てて皮を切り落としていきます。多少の力が必要ではあったものの、上手に終わらせることができました。大根を縦半分に切り、分担して乱切りにします。大根の乱切りはみんなやったことがあったので、お手のものです。一回切ったらくるっと回してまた切って回してを繰り返します。3歳の子でも乱切りがどのような切り方なのかを完全に理解していました。そのほか、ちくわぶやはんぺんなども切っていきます。ちくわぶを輪切りにすると、もともとあった中央の穴がより見えやすくなり、穴から覗いてお友達や先生を見ることができました。輪切りではなく、長いまま縦に切ると丸かったちくわぶに四角い面ができます。包丁で一回切っただけなのに、形が変わるという面白い体験ができました。そして、食材の切り方はひとつではなく、何通りもあることを学びます。しらたきを結ぶ作業もみんなで挑戦しました。たくさんのしらたきの中から長いものを探し出し手に巻きながら結び目を作ります。水に浸しておいたしらたきはしっかり手で持たないとつるっとすべってしまいます。大人でも結ぶ輪っかの部分をつい見逃してしまいそうな作業ですが、とても丁寧かつ素早く結ぶことができました。巾着も野菜を詰め、かんぴょうで締めるところまで自分たちでやります。巾着の中には、にんじん、しめじ、えのきが入っています。その際、きんちゃくが手袋のような形になり、ついみんなで両手にはめてしまいました。今の季節に使うけど、なんか違うような‥‥子どもたちの今日1番の笑顔が見れた瞬間でもありました。かんぴょうを巾着が巻けるくらいの長さを考えて切り、まな板の上で優しく巻きました。

そして、全ての食材を準備し終わったら、出汁を準備しておいた土鍋に具材たちを入れていきます。出汁は熱いうえに多めに入っているので、丁寧に入れないと、ぴちゃんとはねてしまいます。ですが、跳ねる音と様子が面白かったようで、何度も少し上から入れて出汁が跳ねる様子を楽しんでいました。土鍋は、タオルに巻いて保温しておきます。美味しいおでんになるようにとお願いをしながら、食べる時間になるのを楽しみに待ちました。手が空いた子がすかさずフライパンの大根を炒めてくれるなど、積極的にお料理する姿が見られました。

お食事をする準備を終えてみんなで席に着くと、大きい土鍋が机に運ばれます。蓋を開けると、湯気がふわふわと出ました。前にすわっている子の顔が霞むほどで、それとともに美味しそうなお出汁の香りもしました。それぞれ好きなものをお皿によそい、早速食べ始めます。ちくわやたまご、大根など、おでんの王道の食材から、豆腐や牛すじまでいろいろな具材を食べることができました。すぐに口に運ぼうとすると、まだ熱々だったのですぐには食べれませんでしたが、みんなでふーふーと少し冷まして食べました。どの具材にもお出汁がしっかり染みていて、ほろほろと柔らかかったり、ふわふわと柔らかかったり、「柔らかい」にも食感も様々あることを発見しました。

1年間通い続けてきた子どもたち。お料理する姿も板について、楽しみながらも手際よく進み、時間通りに食べ始めることができました。今日は暖かい気温ではありましたたが、冬にぴったりのおでんをみんなでにぎやかにいただくことができました。

2024.2.24の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240224_ワジック教室冬⑥「にぎやかなおでん」
閲覧期限:2024年3月2日

【五感磨き遠足】梅まつり・冬探し遠足へ行きました!

2024年2月18日 / 未分類

お天気にも恵まれ春の陽気の中、冬探し遠足に行ってきました!多摩川駅から大倉山公園の梅林を目指して、みんなで歩いて向かいます。

朝のお天気は気持ち良く、軽快な足取りでテクテクと丸子橋を渡り、東京都から神奈川県に入ります。線路を走る電車や新幹線を見ながら同じ方向に進んでいきます。

出発時は寒さも感じていましたが、どんどん太陽も顔を出し、歩くと体もポカポカ、汗ばむほどの良いお天気です。歩いている途中には、梅の木や春を迎える準備をしている、蕾がふっくらと膨らんだ桜の木もありました。

公園までは、大人の足でも約2万歩の道のりです。ペアのお友だちを置いていかないように、置いていかれないように、みんなで一緒にゴールを目指します。車が多いところは1列になって慎重に。道が広いところはみんなで楽しくおしゃべりをしながら向かいます。少しペースが落ちてくると新1年生が後ろから声をかけてみんなをまとめてくれます。その声に、みんな一生懸命ついていき、全員で同じ信号を渡れるように頑張ります。少し疲れを見せたお友だちに手を差し伸べ、待っている姿もありました。

ひたすら真っ直ぐ歩き続けていくと、遠くに私たちの目指すお山が見えてきました。段々足も疲れ、お腹も空いてきますが、今日のお昼はなんだろう?とお弁当タイムを楽しみに頑張ります。公園まであと少し。ラストスパートはとても急な坂道です。最後の力を振り絞って登ろうと声をかけようと思った矢先、普段からたくさん歩き元気いっぱいの子どもたちは走って登っていき、その姿には驚かされました。また、今回が遠足初参加で、これまでこんなにたくさん歩いたことがないという子も疲れたと口にするのではなく、一生懸命頑張って歩いており、今回は、なんとバラバラにならずに全員同じペースで最後まで歩くことができました。

公園に到着すると、さっそくお昼ご飯です。今回は、公園の梅を一望できる高台で、梅を見ながら食べることにしました。お弁当の準備をして、いただきます!梅を見ながら食べるお弁当はいつもより一層美味しいのか、もしくはたくさん歩いたおかげか、みんなの箸はどんどん進んでいきます。探検行ってきていい!?さすがは新一年生!すぐに食べ終え、他に食べ終えた年下の子と探検に出発します。20分ほど探検に行き帰ってくると、遊べる良い場所見つけたからそこで遊ぼ!ということになったので、みんなでそこで遊ぶことにしました。何しよっか?氷鬼しよう!鬼どうする?大人鬼ね!ということで、大人が鬼の氷鬼がスタート!大人3人に対し、子供は11人!大人の本気の走りに子供たちは一目散で逃げます。1人捕まえてもすぐに助けがきて逃げられるの繰り返しです。大人からしたらとても大変でしたが、子供たちはニコニコと逃げ回っていました。大人がなんとか全員捕まえて氷鬼が終わると、今度はドロケイをすることになりました。グッとパーでわかれましょ!じゃんけんでチーム分けをし、牢屋の場所が決まると、ドロケイスタートです。警察の子はどろぼうの子を追いかけ、どろぼうの子は警察から逃げます。ここでは大人も子供も関係ありません。全員が全力で楽しんでいました。今日は2月でしたが、子供も大人も気付けば半袖に!子供たち全員が顔を真っ赤にしてドロケイは終わりました。

遊び終わった後、ポンキーを持って、みんなで梅園内を一周散歩しました。梅の木といっても種類は様々で、「小梅」や「見鷹」、「白加賀」など、数えきれないほどの梅の木が視界一面に華やかに咲いています。枝垂れているものや、反対に枝から上に伸びているものもあり、多種多様な梅の木を目にすることができました。ピンク色の梅の木が多かったため、桜の木と勘違いする子もいましたが、桜の木と違い、梅の木は身長が低いことも知ることができました。また、木の名前の札の裏に書かれた数字を年齢と考えた子ども達は、こっちは135歳、今度は151歳!おじいさんとおばあさんの木ばっかりだねと自分の年齢といくつ違うかな?と計算してみたり、100年前ってどんな感じかな?と様々な想像を巡らせて梅の木を楽しんでいました。

お絵描きに丁度良いスペースを見つけ、早速梅の木を描いていきます。梅の花は、ピンクや白、そして薄黄緑色のものがあり、目の前にある梅の木をよく観察します。花の形が座っている距離からよく見えなかったら、一度立って近くで観てみます。花びらは何枚あるかな、花の中央にはめしべとおしべがあるな、開花しているものとまだ蕾のものがあるな、など一本一本少しずつ様子が違うので、そこも注意深く観てみます。そして忘れないうちにすぐに描いていくと、子ども達から見る梅の木の絵がどんどん完成されていきます。木や花は数えきれないので、時間の限り数を増やしたり、花の色を工夫してみたり、とても素敵な絵が完成しました。せっかく本物を目の前にしているので、どうなってるか分からないからもう描くのを終える、よく観ずになんとなくで描いて終わらせてしまうのはとても勿体ないことです。きちんと観察して描くことで、どんなに小さな子でも色や形などの特徴を捉えることができました。既知のものだから、と頭の中の想像で描くことが減ると絵を描くことでもっと世界が広がっていくことでしょう。

梅を見終えると、まだ少し時間があったので最後のひと遊びです。遊べるスペースまで移動します。電車ごっこやろう!となったので、全員が一列につながって移動します。次は大倉山駅〜大倉山駅!実際の電車のアナウンスを真似してる子もいました。遊べるスペースに到着しても、まだ電車ごっこやろう!となったので、さっきの続きです。足元の石畳を線路に見立てて電車ごっこをします。途中、踏切がありましたが、しっかりと止まっていました。電車ごっこが終わると、最後にもう一度鬼ごっこをすることに。今回は、大人が鬼と子供が鬼で2回やりました。今回も大人も子供も全力で走り回っていました。最後のひと遊びを終えると、帰る時間になったので出発です。
帰り道の電車では、今日何駅分歩いたか数えてみました。大倉山駅から多摩川駅まで6駅分、距離にして約9キロ!この距離を全員が歩いたことには驚きしかありません。公園で遊んだ分も含めれば全部で15キロ!大人でもなかなか歩かない距離を誰1人弱音を吐かず歩ききったのはさすがです。
今日は、天気にもとても恵まれました。また、梅もほぼ満開でした。たくさん歩いて、梅に癒され、たくさん遊んだ!そんな充実した一日となりました。

2024.2.18の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240218_梅まつり・冬探し遠足
閲覧期限:2024年2月24日

【食育・ワジック教室】冬コース第5回はイナダ丸ごと御膳

2024年2月11日 / 未分類

今日は石川能登地震復興支援として石川県産のイナダを丸ごと捌きました。
美味しくいただくという身近なことが被災された方々の応援に繋がる、小さなことでも頑張れ!の気持ちを形にしてみようと、予定を変更して「いなだ丸ごと御膳」を作りました。
【献立】
●いなだの照り焼き
●大根といなだのアラ煮
●大根の皮のきんぴら
●人参の胡麻和え
●ほうれん草のお浸し
●羽釜ご飯
●梅麩とほうれん草のおすまし
●旬の果物「りんご」

お料理を始める前にまず、大根を抱っこしたり、人参と重さを比べたりして、材料に親しみを持つ時間を取ります。
みんなの気持ちがお料理に向いてきたところで、先生から大まかな調理工程を聞き、大きな魚を扱うこと、人数が多いため役割分担をすることなどを理解し、見通しを持ちました。
また、ここで事前に用意した、銀杏切りの人参や茹でて絞った後のほうれん草を見せてもらった子どもたちは、さっき触った生野菜を自分達の手で違う形に変えられちゃうんだ!というイメージが掴めたようで、一気に真剣な顔つきになりました。

お話が終わり、いざお料理スタート!
ご飯チームは、初めて見る羽釜に興味津々。羽釜に流し入れるお米が砂みたい!と目をキラキラさせていました。またお米のとぐ回数を重ねるごとにお水の色が白から透明になっていく様子に気づくと、手に入れる力を意識的に強めていて、「とぐ」という意味を理解した様子が見られました。

野菜チームは、包丁で大根を輪切りから乱切りに、大根の皮を千切りに、人参を銀杏切りにしました。
包丁を初めて使うお友達が多かったですが、「押さえる手はネコの手」「上から下にトン(また板についた刃先を下ろす)」などのポイントを教わると、すぐに動きをマスター。大根の次が人参だと固い!切るのに力がいる!と苦戦しながらも、材料の固さに合わせて器用に力加減をかえていました。そうして先生たちに見守られながらも、自分だけであっという間に切り終えてしまいました。切ったものを見て、細くなったり太くなったりしちゃった、とコメントしていましたが、初めてにして形に気を遣おうとする丁寧さには感動させられました。
大集中して切り終えると、野菜が山盛りになっていることが本当に嬉しかったのか、他のチームに持って見せに行く姿に大人もホッコリ。自分の頑張りが可視化されると達成感を得られると共に、次の作業への意欲にも繋がりますね!

お出汁も昆布と鰹節でとっていきます。パリパリの昆布がお鍋の中でどんどん大きくなっていくのにもびっくり!さらに取り出そうとするとつるつる滑って逃げていきます。菜箸を使ってどうにか昆布を取り出すと「出来た!!」と大満足の表情になりました。

味付けチームは、胡麻和えのために胡麻を擦り、お砂糖とお醤油を加えて、自分で味を調節しました。
胡麻擦りを担当したのは、ワジックを約1年続けてきたお友達です。通い始めは擦り棒で胡麻をなぞるか、力の加減が分からずあっちこっちに胡麻を散乱させることしかできず、”先生の仕上げ”が必要な状況が続きました。
そんなお友達も、毎回胡麻擦りを担当する中で、胡麻が潰れる感触や音といった小さな小さな変化をキャッチする力がだんだんと身につき、遂に誰の手も借りずに擦り終えることができるようになりました。
野菜などに比べ、小さく色の変化もない材料に対する感覚が磨かれているという成長を今回のワジックで発見できました。

まずは丸のままのイナダを、よく観察します。
誰1人怖がったり、気持ち悪がったりする事もなく、みんな興味津々。目を押してみたり、体を触ってみたり、口を開けて舌をみたり、ヒレに触り、お腹を触ってお尻を確認。
十分観察した後に、先生たちにイナダを解体してもらいます。
イナダには小さなウロコがたくさん。そのウロコを取ると、イナダの色が変わったように見えます。ウロコを取ったところ、取っていないところの色の違いを見比べます。
次は内臓を取り出します。エラの付け根を切り離しお腹を開けると、エラと内臓が一つにくっついて綺麗にとれます。ここで、「ちょっと臭い、血が出てるね」という子どももいましたが、「これが心臓?このヒラヒラはエラ」と触りながら興味津々の子どもたちもいます。
その後、頭を落として3枚におろすと、「売っている魚みたい」「見たことがある」という切り身の魚になりました。

「ちょっと魚がかわいそう」という声もありましたが、だからこそ人間が全部美味しく食べなきゃいけないんだよ、と参加した中で1番年上のお友達が教えてあげていました。また先日捌いたイナダはお腹にまるごとのいわしがいたんだよと話すと、イナダもイワシの命をもらって生きてるんだねと子ども達から気づきの言葉も出てきました。余す事なく食べられるように、頭は口から包丁を入れ半分に割り、骨は関節に包丁を入れ切り分けて、乱切りにした大根と一緒にあら炊きにします。
ここまでずっと観察してきた子どもたちですが、最後に1人分に切り分けるのはやってみる事にします。包丁を魚に入れると、さっき切った野菜に比べて、「柔らかいね」という声が聞こえます。身は柔らかくても皮はなかなか切れません。包丁をなん度も行ったり来たりして、皮も切る事ができ、綺麗な切り身ができました。
魚を捌く一つの仕事が終わったので、生魚を触った手を一度綺麗に石鹸で洗います。
切り身はみりんと醤油に漬けて、照り焼きにして食べる事にしました。

全部の調理を終えたら、自分たちでテーブル・お盆・お箸置きなどを支度し、個々で盛り付けを行います。
準備万端になったら、エプロンを脱いでみんなで「いただきます」。
食べ始めてすぐは達成感と空腹からか、ひたすら黙々と口に運び続ける子どもたち。
やっと顔が上がったと思ったら、「おかわり!」です。普段食べ慣れないものも積極的に食べ進める姿から、やはり自分で作ったという思いが大きなエネルギーになることを再確認しました。中には、〇〇ちゃんが用意してくれたご飯だから美味しい!と言って、お友達が作ってくれたことに特別な価値を感じていました。お料理を通じて人と繋がる楽しさを子どもたちが知ってくれたら嬉しいです!

2024.2.10の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240210_ワジック教室冬⑤「いなだ丸ごと御膳」
閲覧期限:2024年2月17日

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