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<こひつじかい>冬探し梅まつり遠足

2021年2月15日 / 未分類

梅の花が見頃を迎える季節となりました。2月なのにまるで春のような暖かさの中、子どもたちは冬探し遠足へ出かけました。
毎年恒例のこの遠足では、世田谷区にある羽根木公園まで足を運んで梅の花を堪能して春の訪れを感じると同時に、公園内にある様々な遊具で目一杯体を動かすことができます。

《歩くことが習慣に》
コロナ禍の中迎えた今年は、感染防止の観点から、電車を使わずに歩いて出かけました。小学生・新1年生・新年長さんは広尾のお教室から、新年中さん・新年少さん・キンダーさんたちは代官山のエジプト大使館から出発しました。今年度は大使館巡りをはじめとする多くの遠足で子どもたち一人一人が「自分の足で歩く」ということを実践してきました。その甲斐もあり、以前は泣きながら歩いていた子や歩くペースが遅く先頭集団から置いていかれていた子達はすっかり変わって、頼りがいのある姿を見せてくれるようになりました。広尾から出発したチームは、朝早くから走って公園への道のりを進み、区を跨いであっという間に先に歩くチームに合流しました。ですが代官山から出発した年下チームも負けていません。新年中さんたちがみんなを引っ張ってどんどん道を進みながら、身の回りの木々や花にも目を配り、たくさんの発見や気付きがありました。そして合流した両チームは、アンゴラ大使館にも寄って大使館巡りもしながら、自分たちで地図を見て羽根木公園を目指しました。

《やる気と自信が倍増》
全員が羽根木公園に到着すると、たくさんの梅の花がみんなを迎えてくれました。そこでお昼ご飯の前に、全員で梅の木とそこに咲く花の絵を描きました。自分たちでお気に入りの梅の花を見つけ、思い思いの梅の花を描きます。暖かい気候も相まって多くの方々が公園を訪れていたため、絵を描く子どもたちはたくさんの温かいお言葉をかけていただき、より一層ポンキーを握る手が進むようでした。直接声をかけてくださる方もいますが、大抵は通りすがりの「おー、うまいなぁ」「上手にかくねー」といった呟きです。その自然な呟きの数々を子ども達の耳は驚くほどしっかりキャッチしていて「知らない人に上手だねって言われちゃった!」と顔をほころばせていました。

《遊びこそ、子どもの活力》
お昼ご飯を食べ終えると、いよいよ羽根木公園のたくさんの遊具で遊び尽くします。まずはストレッチの遊具がある健康遊具ランドに行きました。遊具にぶらさがってみたり、くるくる回ってみたり、開脚してみたり、なかなか普段の公園にはない遊具に子どもたちは興味津々です。「どうやって使うの?」「こうかな?合ってる?」と色々な遊具に挑戦してみていました。そして普段行く公園にあるような児童遊園に少し足を運んだあとは、お待ちかねの迷路へ向かいます。この迷路の遊び場で子どもたちは大はしゃぎ。迷路の中を駆け回り、トンネルをくぐったり、鉄棒によじ登ったり、でこぼこの滑り台に挑戦してみたりと、好奇心の赴くままにたくさん体を動かしました。しかしこれだけでは終わりません。最後は迷路のお隣にあるプレーパークで遊びます。ここでは、川を作ってみたり、木板の急坂を駆け登ったり滑り降りたり、ひたすら土の山で穴を掘ったりと、泥だらけになるまで目一杯遊びました。ここまでたくさん体を動かしてたくさん遊ぶことは、特に昨今のご時世ではなかなかないでしょう。子どもたちは大人がいなくても自分たちで力を合わせたり声を掛け合いながら色々な遊びを自分たちで生み出し、活き活きとした姿を見せてくれました。

《仲間とだから出来ること》
今日の遠足では、歩くことや季節のものに触れること、そしてたくさん体を動かすことで、子どもたちはたくさんの学びや気付きを得られたはずです。きっと今日のようにみんなで来ていなければ、数ある遊具やプレーパークもここまで楽しく遊べなかったのではないかと思います。1人ではなく、家族とだけでもない。様々な年齢の子どもたちが互いに助け合い協力し合ったからこそ出来た、渋谷区から世田谷区までの完走であり、梅の花への発見や気付きがあり、そして目一杯体と頭と心を動かした遊びであったと思います。今日の経験一つ一つが、子どもたち一人一人を成長させてくれているでしょう。次の遠足で一皮剥けてパワーアップした子どもたちに会えるのが楽しみです。

《アルバム》
冬探し梅まつり遠足の写真はこちらです。お子様との会話の種にお使いください。
※パスワードはしおりの最後のページに記載してあります。
アルバムはこちらから⇒K&R 冬探し梅まつりアルバム
閲覧期限:2月21日

<子育てセミナー>食育についてセミナーを開催しました

2021年2月6日 / 未分類

今週末に開催したセミナーでは、こひつじかいで日頃から行っている食育をテーマにお話させていただきました。「食事」というのは人間の生活と切っても切り離せないものです。そして、その「食」に小さい頃から触れ、興味を持ち、自分の経験として子どもたちの中で蓄積していくことは必ず子どもたちの糧となり力となります。

生活習慣が変わった今、そしてコロナ禍の今、病気にならない体作りは重要です。そのため、健康な暮らしをおくるために食育を学ぶことが大切になってきます。特に1歳から6歳までの幼児期は、体の成長はもちろん、味覚や脳も発達するため将来の食習慣を決める大切な時期です。こういった小さい頃から栄養バランスを考えた食事をし、子どもの好き嫌いを無くすためのひと工夫を考え、また実際に一緒にお料理をし、家族全員で食卓を囲んで食事をいただく。こういったシンプルなことの積み重ねが子どもの「食べる力」や「生きる力」を育みます。

今回のセミナーでは、昨年末に子どもたちと挑戦した味噌作りをご紹介しながら、SAPEREというフランス発祥の五感を用いた食育にと同様に行っていたこひつじかいの食育の様子をお話し、お母様方と一緒に子どもへの言葉がけや食育を通して得られる経験について考えました。味噌作り一つとっても、日頃いただく「お味噌」がどのようにして何から出来上がっているのかという知識が自然と子どもたちについていきます。そして、「大豆や麹はどのような香りか」「豆を茹でた鍋からはどのような音がしてくるか」「鍋の中で豆はどう変化するか」「こねると触り心地はどうであるか」といったように五感を通して様々な気づきが得られます。更に、こういった食育には年齢は関係なく、経験次第で語彙力や知識、食べる楽しさも周りと大きく差がつき、日々の食習慣が身についていくのだと思います。お母様方にも実際の食育の様子をご覧になっていただき、食育の重要性や言葉がけの仕方について今一度振り返っていただく機会となりました。各ご家庭で今後の「食」に関わる時間が丁寧に過ごせるきっかけになるといいです。

最後に、先日初めて食育のクラスにお手伝いで来てくれた大学生のコメントをご紹介したいと思います。子どもが小さいうちから食育をする意味というのを改めて考えていただければ幸いです。

今回初めて食育に参加し、料理を作るのに年齢は関係ないということに驚きました。一見、年齢的にまだ難しいのではと思うことや、大人がやれば一瞬で終わってしまうようなことでも、子どもにやらせることで、自分でやり遂げる力をつけることにつながるのだと感じました。また、おにぎりを作るという一見簡単な作業の中にも、子どもにとっては初めて知る語彙や食材に関連する知識が溢れており、いかに毎回の食事が大切なのか、そして自分の手で作って食べるということが大切なのかを実感しました。例えば、大豆からできるものをただ言葉で説明するだけでなく、おからや豆乳、豆腐、厚揚げなどを実際に見て、触れて、匂いをかいで、絵を描いてから食べるなど五感を使用して食べ物に触れることで、印象にも残りやすく、より食に関心を持てるようになるのだと思いました。そして、丁度1ヶ月前の七福神巡りに参加した際は、泣きながら手を引っ張ってもらってなんとか歩き切っていた子が、一つのことに集中して自分で作り、食べている姿に成長を感じることもできました。

<こひつじかい>大使館巡り第2弾続編

2021年1月18日 / 未分類

夏から大使館巡りを始めたこひつじかいでは、新年早々行った大使館巡りに続く今年第二弾の大使館巡り遠足に週末出かけました。今回は2チームに分かれて、渋谷区と港区の麻布十番方面に向けてそれぞれ出発です。

《日本にいながら世界の文化体験》
新年長さんと新1年生のチームは渋谷区にある大使館を巡りました。朝7時半に広尾のお教室を出発し、近隣の方々を起こさないよう静かにしながらまずはリビア大使館を目指しました。子どもたちは静かに歩いていても、ワクワクとした好奇心が溢れているように感じられました。1つ目の大使館を目指すまでの道中、天気がいいこともあり体が温まったのか、気がついた頃には皆が半袖姿になっていました。ようやくリビア大使館に到着すると、子どもたちは大はしゃぎで門のところへ一目散に駆け寄って写真撮影をしました。そして風が吹いて旗がなびくのを待ち、皆でリビアの国旗を目に焼き付けました。そこから次の大使館への移動は、皆で地図を見て道を覚えて進みました。その際、新1年生がチームを引っ張って進んでくれました。また、各大使館が近づき国旗がパタパタとはためいているのが見えてくると、皆が「○○だ!」と声を揃えて国名を言う場面も見られました。多くの大使館を回る中で中東諸国を象徴する動物が描かれたシンボルを見たり、エジプト大使館の前に置いてあるスフィンクスの模型と写真を撮るなど、日本に居ながらも多くの異文化体験をすることができました。さらに、道中でお巡りさんや道を譲ってくださった方へ「ありがとうございます」と声を揃えて言っているなど、またひとつ成長した姿を見せてくれました。途中で疲れてしまった子も居ましたが、皆で励まし合い協力し合うことで最後まで一人として欠けることなくゴールに辿り着くことができました。渋谷区を端から端まで歩きマレーシア、ニュージーランド、イラクなど合計20カ国の大使館巡りを達成。残りエストニアとトルコ共和国の2カ国となった渋谷区の大使館巡りも楽しめそうです。

《歩くペース=成長スピード》
続くもう一つのチームは、新年中さんと新年少さんとキンダーさんです。このチームは港区の麻布十番方面へ大使館巡りに出発しました。前回の大使館巡り遠足ではお兄さん・お姉さんチームに比べてあまり多くの大使館を巡ることができなかった新年少さんとキンダーさんですが、今回は新年中さんたちが下の子達を引っ張っていってくれたおかげで、なんと27もの大使館を巡ることができました。新年中さんはそれぞれ自分のペアとなる新年少さんの手をしっかり握って、チームの先頭を歩き、道中上り坂があると手を離して全員ダッシュで坂道を登り切りました。先に大使館に到着した子たちは、後から先生たちとやってくるキンダーさんや新年少さんたちを「がんばれ!」と応援しながら待ちました。各大使館では、国旗を探してどんな色が使われているのかやどんなマークが入っているのかなどを皆で探しただけでなく、大使館前で写真撮影する際にはその大使館の国名を皆で声を揃えて唱えながら写真を撮りました。また大使館巡りの道中、子どもたちのお父様やお母様、そしてこひつじかいの先生が通っていた小学校や中学校や大学も通ったので、学校巡りまでできました。さらに、近くに自分のお家があると教えてくれた新年少さんが先頭を立って、チームの皆を自分のお家に案内してくれました。このように、大使館だけでなくチームのメンバーにゆかりのある学校やお家も巡ったので、広尾から麻布十番までの往復の道のりを寄り道しながら歩き切り、新年少さんやキンダーさんにとってはかなりチャレンジングな遠足になりました。しかし、最初の大使館巡り遠足から一回りも二回りも成長した新年中さんの背中を見て、新年少さんやキンダーさんたちも先日の遠足で歩いた距離を更新し、15kmもの道のりを全員が自分の足で歩きました。歩くペースも格段に速くなっており、どんどん成長していく子どもたちに驚かされるばかりです。途中歩くのに疲れて泣いてしまう子もいましたが、全員笑顔で広尾のお教室に帰ってくることができ、全員でいくつの大使館を巡ったか指折り数え、27カ国も回ったことに達成感と手応えを感じているようでした。

《大使館巡りは好奇心の糧》
お昼頃全員がお教室に戻ってきて揃うと、待ちに待ったお弁当の時間です。午前中、一生懸命たくさん歩いてお腹が空いていた子どもたちは、皆で食卓を囲んで大使館巡りの話で盛り上がり、あっという間に食べ終わってしまいました。そして昼食後は、食べ終わった人から順に世界の国旗カルタをしました。各国の国旗をほとんど覚えている新1年生だけでなく、新年長さん以下の子どもたちも楽しそうに遊んでおり、国旗検定を受けていない子どもたちは早く国旗を覚えたそうにしていました。また、ご家族でカルタをするときには大人が手加減をし子どもに勝ちを譲ることがあるかもしれませんが、今回は子どもたち同士の真剣勝負でした。そのため、時には取り合いがありましたが、子どもたち同士ならではの学びもありました。カルタ遊びの後には、午前中に合計47もの大使館巡りを達成したご褒美として、皆でドラえもんのアイスケーキを食べました。その際、ケーキを食べるために自分の紙皿を自分で作ってから食べることで、ケーキの美味しさも倍増したようです。また、新年長さんと新1年生のチームは、大使館巡りの道中にドラえもんに会えたので、おやつの時間に再会できて嬉しそうでした。

《目に見える成果》
そして一日の終わりに、大使館巡りで行った国に大陸ごとに色分けしてマークをつけていきました。2歳から小学3年生の子どもたちが、年齢に関係なく先生のお手本を見ながら自分たちで大使館巡りのしおりに丸をつけていくことができました。丸をつける作業一つにも、大人が見本を見せ子どもに同じことをさせることで「言われたことを言われた通りにできる能力」を身につけることができます。マークをつけてみると、第一弾と第二弾の大使館巡りだけでなく、お昼休みなどの隙間時間に自転車に乗って大使館巡りをコツコツ積み重ねた結果、98個の国を巡ることができたことがわかりました。子どもたちは、自分たちがやってきたことの成果を目に見える形で確認でき、改めて達成感を得られたようです。今後も大使館巡りを続けて残る国を制覇し、日本にいながら世界一周旅行を実現したいです。

《英文記事のご紹介》
最後に、今回の遠足にお手伝いとして参加したお兄さんが書いてくれたくれた文章を紹介したいと思います。彼はこひつじかいの卒業生で海外の高校に進学しましたが、コロナの影響で現地に行くことができず、現在日本からオンライン授業を受けているので、英語で記事を書いてくれました。ぜひ読んでみてください。

The team of first graders and New Kindergarten seniors visited the embassies in Shibuya Ward. After leaving the classroom at 7:30 in the morning, I set out for the Libyan embassy while being quiet so as not to wake up the neighbors. I felt that everyone who was quiet was full of curiosity. The weather was nice on the way to the first embassy, so everyone was taking off their coat and wore only short sleeves., probably because they were warm. It means good exercise. We all went to the embassy by looking at the map and remembering the way. At that time, all the new first graders led the team and proceeded. When the embassy approached and saw the flag fluttering, everyone said in unison, “This flag is from XX!” While visiting many embassies, they saw symbols depicting animals that symbolize the Middle Eastern countries, take pictures with the Sphinx model placed in front of the Egyptian embassy, and experience many different countries cultures while in Japan. In addition, they showed us another growth, such as saying “Thank you” to the policemen and those who gave way along the way. some children got tired on the way, but by encouraging and cooperating with each other on the team, we were able to reach the goal as a everyone until the end. we walked from end to end in Shibuya Ward and achieved a tour of embassies in a total of 18 countries including Malaysia, New Zealand and Iraq. We are also going to enjoy visiting the embassies in Shibuya Ward, which is the remaining two countries, Estonia and the Republic of Turkey.

《アルバム》
大使館巡り遠足の写真はこちらです。お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R 大使館巡り②アルバム
閲覧期限:1月24日

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