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<こひつじかい>「花と笑顔」こども絵画コンクール入賞

2020年9月1日 / 未分類

コロナ禍の4月、こひつじかいの子どもたちは「花と笑顔」こども絵画コンクールにそれぞれが描いた絵を応募しました。
毎年参加させていただいているこのコンクール、身近な花だけでなく、そのお花を誰かに贈り喜んでくれる姿などを想像しながら、子ども達は人を思いやる心をもって絵を完成させました。まさに新型コロナウイルスが猛威を奮っていた春が締め切りだったため、自粛を余儀なくされお花見もできないような時期に描いて出した作品でしたが、年長さん2名と年中さん2名が入賞しました。
そのうちの1名は、中国から日本に一時帰国中に中国の先生を想って絵を描き上げました。その絵には、コロナで先生に会うことはできないけれど早く会いたい、飛行機は飛んでいないから風船に乗って日本へ遊びに来て欲しいというメッセージが込められていました。絵というのはただ描いて終わりではなく、描いた人の気持ちが絵に現れるものなので、彼女の心が通じて入賞に繋がったのではないかと思います。

<番外編>斑尾キャンプ体験レポート 2日目

2020年8月31日 / 未分類

前回の続き

突然の参加にもかかわらず、すんなり溶け込んでくれた我が子二人。さらに一日中遊んで、疲れ切って眠った翌朝を迎えました。
子ども達が眠ったあとも、里紗さんが翌日のスケジュールを天候なども考えながら臨機応変に企画しブリーフィング。すでに決まった工程をこなすだけの合宿とは一味違う二日目がスタートします!

朝が早い! そして強い!
昨夜は花火もあって少し遅めの就寝でしたが、子ども達は5時過ぎには起床。早速、パジャマから服に着替えてランニングです。

高原からの下りの山道をみんな滑るように駆け抜けていきます。また登ってくるからと途中で待ち構えるのは無し。途中歩いたとしても、しっかり下までかけおります。

帰りは当然、長い上り。小学生が先方をひっぱり、みんな駆け上がっていきます。最初は差が開かないものの、コーナーを曲がるたびに見えなくなっていく子ども達。しんどくても諦めずに上っていきます。

今回は、下りではしんどくて歩いてしまい最後尾になった女の子が、上りではなんと一度も歩かずに走り抜きました! 汗だくになりながらも、最高の笑顔です!

恥ずかしながら、運動不足の身に山道の往復3.0Kmはキツかったです。ようやくふらふらで戻ったら、今度はラジオ体操。体操が終わったら、広い空き地でかけっこなどのトレーニング。
朝から2時間近く動きっぱなし!信じられません。

しかも、これを毎日繰り返しているのです。こうして鍛えられた子どもたちと一般の子どもを比べたら、体力やたくましさにとんでもなく大きな差になるなと実感しました。

工作が早い!
朝ごはんを食べたら、工作の時間です。
1つの工作は短い時間だけど、集中しています。あっというまに、絵日記、大きなかぶ、ピノキオなどの工作を作っていき、部屋の壁一面に絵が飾られました。

ここでは工作や絵日記は1日1つずつというこれまでの常識が覆されました。当然、スタッフの綿密な準備やサポートのおかげもあるのですが、みんなびっくりするぐらいの集中力でした。
親がしっかりと準備をしない、限界を低めに設定する、だらだらと子ども任せにする、こうしたことが子どもの成長を妨げているんだという気づきになりました。

やっぱり強い!
お昼からは運動会。全力で走ります。
ひたすら走って遊んで。

さらにスキー場のゲレンデを駆け下りる!
上りは「だるまさん転んだ」をするので、子ども達は急な坂を駆け上る!
大人だと心が折れそうになることも、子ども達は楽しさと一緒に頑張っているから苦しくないんですね。

7.準備の大切さ①:最高の環境を

さて、いよいよ運営側の視点から見ていきたいと思います。
まず、感じたのは環境の素晴らしさ。
ホテルの裏庭がなんとK&Rのために整備され、森だったところが芝生になり、木にはターザンロープやハンモックが備え付けられています。そして、玄関には、過去の夏キャンプ で作成した作品が飾られています。

つまり、ホテルとK&Rの理想が融合し、K&Rのための空間作りがされているのです!

ここまで準備された環境というものを初めて見ました。普通は、ホテルの環境を間借りする、ホテルのルールに従う、なのですが、ここは違います。K&Rの子ども達が自由に遊べる空間なんです。そして、ホテルの支配人をはじめ、従業員のみなさまもそれを理解し、サポートしています。

こうした環境を作るためには、、、長年の信頼関係、やりとり、などの積み上げが必要です。お金だけでは実現できない、歴史の深さを感じました。

8. 準備の大切さ②:生活環境
このキャンプ では生活環境のうまく設計されています。
メインとなる会場(教室)には、子どもごとに箱が用意され、その中には着替えや歯磨きセット、お道具などが入っています。
つまり、教室から移動しなくても、いろいろな準備ができるため、移動による無駄な時間が生じないのです。

遊びが終わったら、工作、工作が終わったら遊び、そしてお風呂、それが部屋に戻ることなく、一つの場所で完結します。
普通は部屋に戻ったらダラダラしてしまいますよね。そして、集合の時間を決めたりして急かすことになります。ところが。ここでは常にみんな一緒に、一箇所で行動しているので、本当に無駄な時間がないのです!

9.準備の大切さ③:スタッフのサポート
子どもの目には見えないですが、スタッフのサポートがすごいです。翌朝のマラソンにむけた、パジャマから普段着へ着替えるための準備。普段着から水遊びに着替えるための準備、水遊びから普段着、普段着からパジャマ。
そうした衣替えを短時間で済ませるために、風呂敷に次の着替えを全員分用意しているのです!しかも丁寧に折りたたんで。

また、こうした場面は食事の準備や調理、遊びなどでたくさん目にしました。
子どもが好き嫌いなく食べられるように事前に盛り付けておく、食べる量をしっかり用意しておくなどなど。

10.準備の大切さ④:教材の豊富さ
キャンプには雨の日もあれば、晴れの日もあります。雨が続けば室内でのワークが多くなりますし、晴れが多ければ外の遊びも多くなります。
全てはお天気次第。しかも、山の天気は変わりやすく読めません。

そうしたことに備えるために、毎日工作でも大丈夫なくらいの教材がこのキャンプでは用意されているのです。だから初めて見たときは驚きました。まさにお教室の環境がそのまま再現されているのですから。そして、工作に十分な材料の準備。本当に考え抜かれ、経験に基づいた体制なのだなと感じました。

11.夏キャンプを通じて
今回の夏キャンプに参加させていただいたことは、これまでの常識を覆す体験でした。子ども達の強さ、たくましさ、可能性を感じ、またスタッフのみなさまの準備の完璧さに驚かされました。
夏はサマーキャンプやいろいろなイベントが開催されています。しかし、ここまで本気で子ども達と向かい合っている、子ども達のための環境が作られているものは日本だけでなく、世界を探してもそうそうないでしょう。
こうしたことの一環に触れさせていただいたことを本当に感謝しております!

<番外編>斑尾キャンプ体験レポート 1日目

2020年8月31日 / 未分類

今年も全日程を無事に終えた斑尾キャンプに、2日間ゲストを迎えました。
せっかくなのでお子さま達も一緒に、我々の仲間に入っていただきました。
普段とは異なる視点からのみる「斑尾キャンプ」を番外編としてお届けいたします!

1.夏合宿とは

毎年夏休みに、K&R ACADEMYが開催する夏合宿に参加してきました。
なんとこの合宿は1週間近く行われ、希望する場合は数週間も続くにもかかわらず、親が付いてこないのです。
参加している子どもは3歳から幼稚園が大半ですが、小学生の子も。

そんな子ども達が親元を離れ、夏の山で何をしているのか、子ども達を連れて1泊2日で体験に参加しました!

2.驚き①:人見知りの子どもが自然に溶け込めた!

今回の合宿には、3日目から参加させていただきました。3日目、4日目の2日間を体験させていただく形です。
すでに2日が経過しており、お友達グループができていたら入りづらいだろうなあ、と不安な気持ちで合宿の場所であるホテルに到着。
そして、ホテルの広場に出て合流してみると、、、

普通は突然の参加者がどんな子なのか、じろじろ見ますよね。仲間にするかどうか、品定めをするような感覚。見られる方も緊張して、普段の自分を出せずにおろおろする、そんなパターンを学校や公園などで何度も見てきました。

ところが!

みんな、いい意味で、突然の参加者を気にしない。旧知のお友達がやってきた、という雰囲気で「一緒に虫取りに行こう」「こっちに遊ぶ場所があるよ」とみんなの遊び場を代わる代わる教えてあっという間に溶け込んでしまいました。
じっくり様子を見ていると、年齢も離れている21人のグループなのに、小さいグループにまとまらず、年上の子が年下の子の面倒を見る感じでみんな一緒に遊んでいる。
年上の子が虫を捕まえて見せてあげたり、捕まえ方を教えてあげたり。
「だるまさんが転んだ」の遊びをみんなで楽しんでいる。

それを見て、こんな絵を思い出しました。
左側がEquality=平等、右側がEquity=公正。「同じ」ということでも、捉え方によって全く違う結果になるという絵です。

例えば、高齢者のための運転アシストや自動運転、医師が少ない過疎地域のための遠隔医療、外国語の自動翻訳技術、世の中をよくするために世界のトップ企業はEquityを重視しています。この絵で言うと、小さい子どもが登っている足場を作るような仕事。

Equalityの世界で他者に抜きん出るために自分だけの力を磨く教育で育った世代の私からすると、Equityの世界観を子どもの頃から自然と身につけて大人になっていくK&Rの子ども達が羨ましく思えました。

3.驚き②:よく遊ぶ!

普通はどんな遊びも、疲れた子どもがどんどん脱落していって、自然と屋内にこもりがちです。私が子どもだった30年近く前は一日中、外で遊んでいることが多かったのですが、今はみんなゲーム機を持っていて、数十分遊んで疲れたら室内でゲームという遊び方に変わってしまいました。

ところが、、、

K&Rの子ども達は外で数時間遊びまわり、走り回ります!
鬼ごっこをしたり、虫を追いかけたり、川遊びをしたり、
見ていると、本当にすごいスタミナです。しかもなんと、朝から山道を3km走り、ラジオ体操までしてそれなのですよ。

うちの子ども達がついていけるか心配だったのですが、それも杞憂。楽しそうにずっと遊んでいるのです。子どもを見守っている自分が疲れたから、楽をしたいからゲームに誘導している自分に気づかされました。
「疲れただろうからおうちに帰ろう」「暑いから家でゲームしたら」というのは大人が楽をしたいための言い訳。
大人が思っている以上に子どもがタフで元気です。

4.驚き③:よく食べる!
1日が終わり、いよいよ晩ご飯。今夜はバーベキューです。
大人は数人、子どもが大半なのに、運ばれてきたのは大人の人数分ぐらいの肉と野菜、焼きそば、焼きおにぎり。
3歳や年少さんもいるのにいくらなんでも多すぎるだろう、半分ぐらい残るだろうなあと思いながら肉を焼いていました。

ところが、、、

みんなもりもり食べる。硬い肉だって、しっかり噛んで食べてしまいます。お口が小さいから時間がかかるのはしょうがない、でも、食卓から離れることなく、1時間か1時間半で大人が食べる分量のバーベキューを完食。

これまでの常識が覆されました。子どもは少食だから、子どもは食卓で30分も食べ続けられない、子どもは硬いものは苦手。そんなのは全部、大人の勝手な思い込みです。
運動してお腹が空いたから食べる、美味しいから食べる、みんなと食べると楽しいから食べる、そうしたことでびっくりするぐらい食べるようになります。
うちの子も普段は肉を数枚しか食べないのに、今回は何回もお替りしていました。

5.1日の終わりは花火からのお風呂で爆睡
1日の終わりに花火をしました。そして今夜はスタージェンムーン。素晴らしい満月に照らされながら、みんな花火の火を付け合い、年齢関係なく楽しみました。

そしてお風呂。さっと入って、さっと着替えたら、寝室へ直行。
うちの子どもも初めての子ども達と一緒なのに、もはやなんの違和感もなく、みんなの寝室へ。
寝具に潜り込んだらあっという間に寝てしまいました。
これだけ一日遊んだら、寝かしつけなんていらないですね。

6.初日を終えて
今回は大人の目線から子ども達の様子にフォーカスをあてて、体験をまとめてみました。しかし、本当にすごいのは、この環境を用意されたK&R
の皆様。ホテル側とも長年の信頼関係があり、専用の部屋やグランドがあり、のびのびと過ごせる環境を培ってこられました。
だから、コロナという特殊な事情の傘下であっても、ホテル側の全面的な協力があり、こうして開催できるのだと思います。
また、磯邊さんやスタッフの皆様が、子ども達が楽しく過ごせるように着替えを準備をしたり、工作のお手伝いをしたり、短い睡眠時間で頑張っておられます。
こうした貴重な場に参加できたことを本当に嬉しく思いました。
2日目は工作や運動会があるそうです。改めて体験について書きたいと思います。

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