【五感磨き遠足】稲刈りに行ってきました!
2024年10月13日
《いよいよ収穫のとき》
みんなで田園調布駅に集合し、電車とバスを乗り継いで田んぼに移動しました。1時間半程の長い移動時間でしたが、みんな電車やバスのマナーを守りながら逸れることなく移動することができました。バスを降りてから田んぼまでの道のりは緑が多く、ウリやカキなどの植物、カタツムリやミミズなどの生き物がたくさんいて自然を感じることが出来ました。
田んぼに着くと、みんなが春に田植えをした10cmほどしかなかった苗が1mほどの稲へと育ち、一面黄金色に輝いていました。一面稲に覆われている田んぼの中の細い道を慎重に歩きました。スタッフの方に稲の説明をしてもらいます。お米がなっている部分は籾、長い茎のような部分は藁と言うそうです。スタッフさんがなっているお米を一粒ずつみんなに配ってくださいました。お米は硬い皮に守られていて剥がすのが大変でした。みんな頑張って皮を剥がすと籾殻と玄米に分かれます。私たちが普段食べている白米は玄米をさらに脱穀しなければいけません。それから稲を刈るためのノコギリ鎌が配られました。鎌はギザギザしていて自分や友達を傷つけてしまう可能性がある危ないものなので慎重に扱いました。
《カマを持って稲刈り開始》
松本さんが稲刈りの方法を教えてくださいました。自分の利き手に鎌を持ちながら反対の手で稲を持って、鎌で稲の下の方を切ります。刈った稲は一箇所に重ねずに、まとめやすいようにバラして並べることが大切です。説明を聞いたらいよいよ稲刈りです。2人1ペアになって1人2列ずつ稲を刈っていきます。稲の束は太く、力を入れて切らなければなかなか刈れません。男の子は力が強くあっという間に半分ほどの稲を刈り終えました。女の子も手伝ってもらいながら一生懸命稲刈りをしていました。自分が稲を刈った所に道が出来ていく様子はとても達成感を感じました。稲を刈り進めていくと、クモやカメムシ、カエルなどのたくさんの生き物が出てきました。今まで稲を隠れ家としていた生き物たちは、稲が刈られて驚いて動き回っていました。みんなたくさんの生き物に興味津々の様子でした。稲刈りはとても力がいる作業で疲れましたが、全員最後まで諦めずに刈り終えることができました。来た時は一面稲に覆われていてみんなの姿が見えなかった田んぼがあっという間に稲が刈られて見晴らしが良くなりました。
《ぎゅっと束ねる》
稲刈りと手分けをして、刈った稲を麻紐で束ねる作業を始めます。茎部分を自分の身体を使って揃えてから、麻紐を2周したあと固結びして稲を束ねます。自分の身長くらい長く、重さもある稲の束を持ちながら束ねる作業は子供たちにとって、とても大変で最初は苦戦していました。しかし自ら頭を使い、身体で揃えることが出来なかったら、自分の手を使って揃えてみよう!と新しい方法を考えたり、最初は自分だけで結ぶ作業が出来なかった子どもたちが、自分の脇で束を挟んでやると、1人で結べることに気付けたり、経験を重ねる事で様々な発見をする事ができました。
暑い中でしたが、みんなが真剣に束ねる作業に熱中し、あっという間に束ねる作業が終わりました。
《最後は丁寧に干す》
お昼ご飯を食べ終わったら、次は束ねた稲を干す作業を再開します。先程苦戦しながら束ねた稲を6:4の割合で2つに分け、多い方の束を手前に、次は奥に干すように交互に干していきます。稲を干す竿は2段あり、1段目は子供たちの手が届くので、稲をバッテンにして頑張ってかけ、2段目は大人の方の力も借りながら、みんなで力を合わせてあっというまに稲を干す事が出来ました。
稲を干したあとは、地面に残っている稲が一本もないか目を凝らして探します。一本一本の稲の大切さを知ることで、日々お米を食べることができる有り難みをそれぞれが実感する事ができる良い経験となりました。
《アルバム》
2024.10.13の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒K&R 稲刈り遠足 20241013
閲覧期限:2024年10月19日