<こひつじかい>冬野菜収穫

2016年12月25日

  12月11日(日)に大根掘り遠足に行ってきました。寒空のもと、田園調布駅に集合すると、前回のみかん狩り遠足に続き、今回も冬においしいお野菜を収穫する遠足ということで、子ども達はとてもワクワクした様子でした。お見送りに来てくださったお父様やお母様にご挨拶をしていざ出発です。バスに乗り、20分ほどで世田谷区用賀の農園に到着しました。
 農園の方にご挨拶をしたら早速お野菜の収穫スタートです。注意事項をよく聞きながらまずは大根を掘ります。大根は土から真っ直ぐ上に向かって抜きます。その際に横に揺らして折れないように注意します。大人でも大変なほどの、子ども達にとってはかなり力のいる作業でしたが、しっかり掴んで上に抜いてみると立派な大根がとれ、満足そうな子ども達の表情が印象的でした。次は白菜です。白菜は押し倒し、ナイフで根元を切り取って収穫します。それぞれ大きな白菜を探して収穫をしました。大きな白菜に隠れてしまいそうな小さな子ども達が、一生懸命収穫する姿がとてもかわいらしかったです。最後は長ネギです。長ネギは大根と同様に土から引き抜いて収穫をします。農園の方の指示のもと手際よく作業をしていきます。無事に立派なお野菜をたくさん収穫することができました。  

 その後、近くの公園で体を動かし、遊びました。たくさん収穫をしましたが、疲れ知らずの子ども達は全力で遊んでいました。
 お母様に作っていたお弁当を食べ、スケッチに取り掛かります。収穫を描くのは難しい作業でしたが、お野菜や自分自身を上手く描き、上手に仕上げることができました。畑では、スーパーや八百屋さんで見ることのない個性的な形の野菜を見かけることがあります。一般的には形の整った野菜が好まれるので、そうでないものは市場には出ないのでしょう。しかし私達のように冬野菜について体験学習をする者にとっては、そんな野菜もとても魅力的です。

今回はまるで長いお鼻がついているような形状の大根、その名も「大根子(だいこんこ)ちゃん」と出会いました。大根子ちゃんをお稽古場に連れて帰り、シールで目を付けたら本当にお顔みたい!立派な葉を髪の毛に見立てることもできました。お稽古でこの冬野菜収穫遠足のまとめを兼ねて、大根子ちゃんをお絵描きしてみました。おもしろいけれどなかなか描きにくい形状ながら、さすが新一年生さん!とても上手に描いていました。
 普段から馴染み深いお野菜でも自分の手で収穫をしてみることでどんな構造になっているか、もともとはどんな形なのかなど色々な発見がありました。新鮮なお野菜をたくさんいただいて、風邪に負けずに元気で冬休みを過ごしてほしいと思います。

磯邊季里 @ 2016年12月25日 13:28 コメント: (0)

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