<こひつじかい>冬探し遠足

2020年2月16日

《雨にも負けず出発!》
雨予報に加え、新型ウィルスコロナと保護者の皆様は少なからず不安があったかと思いますが、ハチ公前に集合した子どもたちは今日も元気いっぱいです。
雲が厚く、雨が降ったり止んだりを繰り返し、少し心配なお天気模様ですが、そんなことは全く気にしない様子の子どもたち。
いつも人で賑わう渋谷は、朝が早いからか、雨だからか、今朝は人が少なく静かでした。

ぎりぎりまで悩みましたが、雨雲が少しでも早く通り過ぎてくれることを願って、大倉山公園の梅林へ行き先を変更することにしました。今年は暖冬のため今週が見頃、広尾近辺でも咲き始めている梅をみているので、どうしても満開の梅を見せたい気持ちで強行しました。

電車の中では、子どもたちはお友達と手遊びなどをして過ごします。
特に盛り上がったのはじゃんけんで、多い勝ちやアメリカじゃんけんなど、お友達同士で教え合っていました。
大倉山に着くと、雨は強くなっていました。リュックサックの上から、レインコートを着て、全員が完全防備。変身した姿は、まるでてるてる坊主たち。色とりどりです。
ひとまず駅から歩いて大倉山公園への上り坂。みんなが一緒だから、雨音のリズムにあわせておどっているような姿に見える、てるてる坊主軍団。雨の日だって笑い声が響きます。
公園内にある「大倉山記念館」で一旦雨宿りをすることに。由緒ある建築物を堪能しながら、館内の絵を描きました。
絵を描き終えたころには、小雨になっていたので、いよいよ梅林へ出発です。

《様々な梅を愉しむ!》
公園には、大きな水溜まりがありました。水溜まりの中にできる輪を子供達は足で踏んでいました。水溜まりに入ることも雨の日の楽しみです。

大倉山公園は見晴らしが良く、公園の周りからでも梅がよく見えます。
公園に入ると早速探検をします。
白やピンクの梅のお花が並び、中には木がぐにゃぐにゃと腰が曲がったお婆さんのような梅の木、枝垂れ梅など、様々な種類の梅の木を見つけながら、ぐるりと一周公園を回ります。
子どもたちは色や形に敏感に反応しながら楽しんでいました。
子どもたちの元気に、厚い雲からほんの少しおひさまの光が顔を出しました。

梅の木には、ネームプレートがあり野梅など色々な名前に子供達は耳を傾けます。そのうち公園中に声がひびき子供達の元気なパワーで雨が止みました。

もちろんお決まりのお絵描きタイムです。高台の所から今目に焼き付けてきた梅の木を思い思いに書き上げます。
それぞれが丁寧に見たままを書き上げる姿は梅園の中の小さな画伯です。
みんなで輪になって絵を描いたので、公園の梅林が子どもたちの紙面に広がっているようでした。

お昼ごはんは公園の梅の香りが良い場所で食べることにしました。
自然に囲まれ梅の香りに包まれ、愛情のこもったお弁当を美味しくいただきました。全員が完食。食べるペースが少しずつ速くなってきている子も。

《貸し切り状態の公園を堪能!》

お昼ご飯を食べ終わると、子どもたちは自ら「探検に行こう!」「遊ぼう!」と言って駆け出します。
公園は坂や階段が多く、一周回るだけでも体力を要します。
ところが子どもたちは、一周回ると「もう一回行こう!」と何周も回ってしまう、底知れぬ元気です。
違う道を進んでみたり、新しいものを見つけたり、リスを見つけた子もいました。
夢中で探検していたら、公園から出て町に出てしまったほど、子どもたちは興味と楽しさを原動力にたくさん体を動かしました。今日の様な雨模様のお天気で何も出来ないことを予想していた事を他所に体をフルに使って遊ぶ事ができる遠足になりました。

おやつ休憩では、持ってきたお菓子をみんなで交換したり、おやつパーティーと言って楽しい時間になりました。
その後またまた探検を続け、まるでマラソン大会のように半袖で走っている子‎もいました。気づくと帰る時間です。大倉山記念館の一室をお借りして、どろどろのお洋服を着替えます。

行きと打って変わって身軽で走る子供達の脇には春の花々が咲いてチューリップの芽なども顔を出していました。駅までの道のりは滑るところも多く、ひやひやする場面もありましたが。
ペアになった上の子がしっかりと下の子を連れて行ってくれました。

たくさん動いてくたくたでも、帰りの電車でも子どもたちはたくさん笑って過ごしていました。

雨にも負けず、外でたくさん遊んで、季節の自然に触れた充実した1日でした。今日の運動量は大人の脚で約15000歩、登った段数は94階分でした。これを子供の歩幅に変えると凄いことになることにびっくりしました。冬の寒い日、お友達と過ごす曇天の休日でしたが思わぬパワーにみなぎった遠足になりました。

《アルバム》
お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R 冬探し遠足 2020 アルバム

磯邊季里 @ 2020年02月16日 17:13 コメント: (0)

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