【ワジック教室・食育】第5回は夏野菜をたっぷりいただきました!
2025年8月10日
今日は2歳から年長さんまで、総勢8名でお料理が始まりました。
献立
◯羽釜ご飯
◯わかめの味噌汁
◯茄子のはさみ焼き
◯茄子とおくらの煮びたし
◯とうもろこしの胡麻和え
◯おばけ胡瓜とわかめの酢の物
〇白南瓜「雪化粧」の煮物
◯旬の果物「すいか」

《切ってみると??》
まず初めに、これから使うお野菜をみんなで観察しました。初めて見る白いカボチャにみんな興味津々で、中は何色だと思う?と聞くと「赤!」「オレンジ!」「黄色!」と思い思いの予想を聞かせてくれました。切る前の白かぼちゃを逆さまから見て、「玉ねぎみたい」という子もいました。子どもの発想は非常に面白いです。オレンジ色の中身が姿を現すと、今度は「メロンみたい!」「甘い匂いがする」「食べたい!」と盛り上がります。続いて切るのは大きく育ちすぎてしまったおばけ胡瓜です。縦半分に切ると種もメロンの種のように大きくなっている部分があり、きゅうりとメロンは仲間かもしれない、かぼちゃもメロンと仲間かな?と子どもたちなりに関連づけていました。さらにデザートにいただくスイカも登場すると、また種が一緒!でも色は違う!と気づいたことがどんどん言葉となって出てきました。旬のものにはやはり繋がりがあるんだと再認識できました。



《変化を楽しむ》
次にご飯とお出汁の準備です。初めての子も多かったので初心に戻って、一つ一つ確認しながら行いました。計量カップにお米を入れて計ったら、順番に水の中で手を開いたり閉じたりしてお米を研ぎました。羽釜で炊くので、火にかけたあとも、沸騰したら弱火にする、水分がとんだら強火で10秒、火からおろして蒸らせば美味しいごはんの炊きあがりです。昆布も匂いを嗅いで、触ってみてからお水の中へ入れました。しばらくすると色は緑っぽく、サイズは大きく、触ると柔らかく変身してきました。同時に海藻の仲間のワカメも水で戻します。こちらもパリパリで軽かったのが、大きな1枚のカーテンのようになりました。
昆布の出汁がとれた熱々の鍋に鰹節をそーっといれて少し待ちます。ボウルにザルと手ぬぐいをのせ、濾すとお水に色がついていて、湯気も良い香りに変身。美味しい合わせ出汁がとれました。



《どんどんお料理》
今度はきゅうりとカボチャの種をスプーンで取ります。どの子も丁寧に、器用に種を取ってくれました。種を取ったきゅうりは薄切りにし、塩もみをします。きゅうりを切ってくれた子たちはお味見の手が止まらず、きゅうりを美味しそうに食べていました。
そのお隣では、胡麻和えの和え衣を切ったり、茄子の薄切りをしたりとお仕事が盛りだくさん。みんなで1つの御膳を作り上げるので、同時に沢山の作業が進んでいきます。
お料理も段々仕上げに入ります。最年長のお兄さんが混ぜてくれた鶏ひき肉を、一人一人スプーンですくって薄切りにしたナスに挟んだら、あとは焼くだけ。完成までもう一歩です。出来上がったお料理から順に小鉢に盛り付けていきます。



《絵本でも追体験を》
配膳に入る前にしばし絵本の時間をとりました。絵本の中に、今日のお料理で登場した野菜が沢山出てくるので、「今日のかぼちゃは白かった」「きゅうりはこれよりも大きい」など自分たちの体験した世界と絵本の世界を重ね合わせながら楽しむことができました。
いよいよ配膳をしていきます。配膳をしながら食べるのが待ちきれず、「お腹空いた!」「早く食べたい!」という声も聞こえてきました。
配膳が終わったら、みんなで元気に「いただきます!」さっぱりとした酢の物や胡麻和えなど、みんなとても美味しそうに旬の野菜たっぷりのご飯を食べていました。デザートのスイカも大人気で、1人で何個も食べている子もいました。
みずみずしい夏野菜から沢山栄養をもらって、夏休みも思い切り遊んですごしてほしいです。


《アルバム》
2025.8.9の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20250809「夏野菜たっぷり御膳」





