【五感磨き遠足】夏探検に行きました!
2025年8月29日
《探検しながらぶどう園へ》
多摩川駅から、川の土手を真っ直ぐ歩いてぶどう園を目指します。土手には、蝶々や蜂がたくさん飛んでいて虫たちと一緒に土手をお散歩しました。時には姿がすっぽり隠れてしまうほど背丈の高い草むらにも構わず探検に行ってしまい、全身を使ってバッタ取りをしていたため、草むらから出てくると、手足もお顔も真っ黒になるほど夢中で楽しむことができました。セミの声を聴いてどこの木にいるか考えてみたり、アリの巣を見つけたり、子供の視点ならではの気付きがあり、みんなそれぞれにお話をしてくれます。朝はまだ太陽が出ておらず、過ごしやすい天気だったため、みんなニコニコ笑顔で歩いていました。



《ぶどう狩りに挑戦!》
ぶどう園に着き、採るための説明や園内での注意のお話を聞きました。今日採れるぶどうは4種類。藤稔、サマークイーン、紅瑞宝、クイーンニーナ。たくさんある房の中から1番美味しそうなものをよく見て探します。しわしわにしぼんでしまっているものや実がポロッと落ちてしまっているものを除いて、実が大きく、赤みのかかった黄緑色や紫色のぶどうが美味しいしるしです。持って帰れるぶどうは一房だけ。それなので、自分の目でよく見極めて決めます。そして、採る時には、房を下から優しく持ち、落とさないように気をつけます。また、園内では走るのは禁止。園内には数十羽のにわとりがいます。そのにわとり達をびっくりさせないように必ず歩くようにします。



それぞれぶどうを探し始めると、すぐにみんなこれが良い!これが美味しそう!と嬉しそうに報告してくれました。しかし、目に入ったぶどう全部に、美味しそうだからこのぶどうにする!と言ってみたり、お友達が見つけたぶどうが自分にも美味しそうに見えてしまったり、なんだかお家に持って帰ることができる自分だけのぶどう選びが十分にできていないような気がしたので、園内のぶどうをもっとたくさんみて、それでもこれが1番美味しそうだったらこれに決めよう、とアドバイスをすると、各々の目で美味しそうだと思ったぶどうを歩いて探せるようになりました。紅瑞宝やサマークイーンは色で熟度をよく考えたり、一粒一粒の実の大きさを見比べたり、時間が経つにつれて上手にぶどう選びができました。採る際にもはさみで器用に採ることができ、みんな素敵な笑顔でぶどう狩りを終えました。



みんな約束を守ってぶどう狩りをしていたので、園内でお絵描きできることになりました。ぶどうが近くで見える場所を自分で選び、何度も自分の目でぶどうを見て手を動かしていきます。房の形が逆三角形のぶどうはほとんど無く、頭の中で知っているぶどうの形とは少し違うので、しっかり見ながらではないと上手に描けません。そして、実の色も一色ではなく、3〜4色のものが多いです。
にわとりの絵も描きました。こちらも同様にきちんとにわとりを見て描き進めます。にわとり達の鳴き真似をして仲良くなってみたり、お話にチャレンジしてみたり、それぞれの方法で楽しみながら絵を描きました。



《ぶどう食べ比べ》
世田谷農園を後にして、兵庫島公園を目指して探検を再開します。お昼前になると太陽が出てきて暑くなったり、お腹が空いたり…そんな時年長さんのお姉さんが手を繋いで優しく声を掛けてくれたり、楽しくなる掛け声をみんなで言ってみたり、協力してなんとか公園に着くことができました。
お昼は、おにぎりと採りたてのぶどうです。みんなで4種類のぶどうを食べ比べしてみました。採りたてなのでみずみずしく、とても甘くて美味しいぶどうばかりでした。食べ比べると確かに味に違いがあり、それぞれ好みがあったようで、僕はこれが好きだった!1番これが美味しい!とお話をしていました。初めて食べる種類もあったので、お気に入りの果物が増えたようでした。



《川遊び》
食後は川遊びをしました。靴下を脱ぎ、サンダルなら履きかえ、みんな笑顔で川へ向かいます。暑いなかたくさん歩き、汗もかいていたため、川の冷たい水がとても気持ちよく、じゃぶじゃぶ川へ入っていきました。足首ほどの深さですが、あっという間にTシャツまでびちょびちょになるくらい思い切って遊びました。川底に苔があり、脚に触れるとふわふわと不思議な感覚ですが、それさえも楽しく感じます。苔をとって大きなボール状にして遊んでみました。見た目は小松菜やほうれん草のおひたしのようで、ただ触ってみるだけでも楽しく、苔に触るのはおろか川に入るのも嫌だった子も少しずつ触ったり遊べるようになりました。冷たい川の中でびちょびちょになって遊ぶのは夏遊びの醍醐味とも言え、私たちは着替えを持ってるからいくら濡れても大丈夫!言わんばかりの遊びっぷりでした。



着替えをしておやつタイムをしたら、帰りの時間になってしまいました。1日があまりにあっという間だったからか、もう帰るの?もっと遊ぶのかと思ってた!とびっくりした様子でしたが、充足感のある1日になったと思います。
自分で選んだお土産のぶどうを食べながら、遠足のお土産話にも花が咲くことと思います。
《アルバム》
2025.8.28の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20250828夏探検遠足





